ガクアジサイ(額紫陽花) ~猛暑日の中で~
- 2022/06/30(Thu) -
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紫陽花に水やりをしていた。
と、そこにひょっこり友の顔。
「ワオーッ。ビックリしたあ」
時計を見れば8:15、予定では9:00のはず。
「いや、ごめん。暑さが気になって家を6:00に出てきたんだよ」
「熱中症が心配になってね。私がせかしたの」と元養護教諭の奥様。
小諸から途中休憩を挟んで、2時間15分。
「お疲れさん。とりあえず、中で冷たいものでも飲んでから始めよう」
喉を潤しながら、大まかな作業の手順や道具、材料の確認をする。
そして20分、「じゃあ、やるか」。
重いものを運んだりの重労働、安全に安全に。
そして働く、働く、汗を流して働く。
休憩を取り、水分補給をしながらさらに働く。
途中、家人がスイカと冷えた“ルイボスティー”を持ってくる。
予想よりスムーズに作業が捗る。
午前中におよそ9割が終わる。
あとは昼食後。
二日前に沖縄の友人から届いたマンゴーと海葡萄などをお出しする。
食休みしながらプロジェクトの名称や今後の管理、資料などについて話し合う。
1時間して作業再開。
1時間で終了。
思いのほか、私がイメージした以上に充実した様に仕上がった。
汗ばんだ互いの顔に満足感が表れている。
二人はこの後、近くの温泉に入って帰るという。
「じゃあ、気をつけて。七月にはそちらへ行くからね」

いろいろな紫陽花が庭を彩る。
青から赤味へ変わる額紫陽花も彼岸桜の下で。

   紫陽花を眺めてちひろの絵の思い浮かぶ六月尽 (奈美あや)

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ノリウツギ(糊空木) ~今日は外働きの日~
- 2022/06/29(Wed) -
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糊空木は清涼感のある爽やかな白い花。
装飾花は2枚、3枚、4枚、5枚とそれぞれ。
その様はいくつもの小な蝶がとまっているようにも見え。
中の真花も蕊を伸ばしている。

今日は小諸から友人夫婦が来て一日いっしょに外働きの日。
気温は36℃まで上がる予報。
気をつけつつ、休みつつ、水分を摂りつつ……。

   小蝶舞うごと六月の糊空木おしゃれオシャレお洒落  (実野滸人)

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カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) ~逆光で見る~
- 2022/06/28(Tue) -
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柏葉紫陽花も咲く。
杏や楓の枝を抜けるようにして。
白い花は何段もの円錐状。
たっぷりと。
撓んで。
下向きに、横向きに。

幅広の葉にはほかの紫陽花にはあまり見られない深い切れ込み。
それが柏の葉に似ていることにその名は由来する。

逆光で見る重なり合う花びら(萼)が美しい。

   老いるほどに人生や本物が見えるという言葉を読み紫陽花の前に立つ (上武旋転子)

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アルストロメリア( Alstromeria・Angela) ~最も早い梅雨明け~
- 2022/06/28(Tue) -
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やはりそうかと。
今年の六月は雨が少ないと思っていた。
そしたら昨日観測統計において最も早い梅雨明け。
平年より22日早く、期間も21日と過去最短だったという。
すでに真夏日も続く。
これからの七月、八月になればどんな暑さになるかと心配にもなる。
冷静に、適正に対処と自己管理をしなくてはだ。

アンジェラという名の黄色いアルストロメリアがしばらく前から咲いている。
そこで咲くようになってから相当の年月が咲く。
それなりに株も増えて。
花期が長く、切り花にしても持ちがいいので家人は重宝している。

紫陽花が水を欲しがっている。
5時半になったら外に出て水やりしよう。

   草取りの額の真ん中にチクッ指あてて感じる小さな膨らみ初蚊になぜか嬉しく (居山聞涛)

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ナデシコ(撫子) ~二人の来客~
- 2022/06/27(Mon) -
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二人の来客があった。
来てくれたのはおよそ10年ぶり。
それぞれ現役の看護師と銀行員。
彼女らとは40年来の知己。
言葉交わせば互いに遡ってその頃の顔になる。
当時の思い出話に花が咲いて。
育ちゆくお子さん達の今にほころび。
時の経つのも忘れて2時間。

話題も一段落したところで看護師のNさんが訪問の本旨を話してくれる。
その心遣いをありがたく受け止めてお礼を言う。
私も29日から始まる自身のプロジェクトについて話す。
それが整ったところでまたいっしょに訪ねてくるということに。
久しぶりに心爽やかな時を過ごすことができた。

外に出て花畑を三人で歩く。
「これは?あれは?それは?」と掛け合いながら。
そして黒い軽の乗用車を見送る。

   私も今は花に目がいくようになりましたそんな歳ですと訪ね人は少女の顔に (居山聞涛)

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ハナショウブ(花菖蒲) ~それは和の美~
- 2022/06/26(Sun) -
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花菖蒲も咲きそろう。

虚子の句に
  はなびらの垂れて静かや花菖蒲

いずれもそんなさまに。
それは奥ゆかしい和の美。
見る心も自ずと穏やかに。

   六月流れる時もゆるりと垂れて花菖蒲  (上武旋転子)

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ヒメシャラ(姫沙羅)~初蝉~
- 2022/06/26(Sun) -
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「ん?んん?」
草取りをしていた時だった。
その音(声)をもう一度確かめた。
まちがいない。
姿を見つけることはできなかったが
それはまさしく初蝉。
去年よりだいぶ早い。
これから少しずつボリュームが上がっていくことに。
同時に日々地面の穴の数も。
また目に耳に夏が一つ。

遅れて咲く二本目の小さなヒメシャラ。
日々咲き、そして日々落ちて。

   今年も変わらずに大きな声を届けてくれてありがとうなセミ嬉しいよ (居山聞涛)

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蝉の穴

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アマチャ(甘茶) ~子規が見たもの~
- 2022/06/25(Sat) -
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甘茶も咲く。

はなやぐ人がいて。
饒舌な人がいる。
控え目な人がいて。
訥々な人がいる。

花もそんな風。
甘茶の花言葉には「謙虚」と。
この花を見ては自分を振り返る。


『仰臥漫録』正岡子規(明治三十五年)
 
 六月二十五日 晴
 盆栽の写真、岐阜三浦某より。
 写真数枚古竹より。
 光琳百図虚子より

   六月仰臥する子規写真と絵で景色を眺め私は甘茶を見る (居山聞涛)

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クジャクサボテン(孔雀仙人掌) ~いっしょに咲くといいのだが~
- 2022/06/25(Sat) -
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咲き出した白い孔雀仙人掌を玄関前に移動した。
いくつかの蕾があって、それが段々に開いていく。
花は3日程でだらりの姿に。
みんないっしょに咲くといっそうきれいなのだろうが。
それはこちらの勝手な思い。
花には花の都合がある。

夜に咲く月下美人に似るが、これは朝から咲く花。
そういえばきのう、月下美人にも小さな蕾を見つけた。
七月の半ば頃になるか。

今年の梅雨は早く明けそうだとラジオで気象予報士が伝えていた。
  
   雨が降れば色々言い降らなければまた色々言う天に任せて生きればいい  (上武旋転子)

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月下美人の蕾
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シモツケ(下野) ~繍線菊の名もやさし~
- 2022/06/24(Fri) -
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こんもりとしたさまで咲いているのはシモツケ。
目を寄せれば小さな赤い花が散房状に。
一つの花は数㎜ほどの小さな5弁花。
その中には多くの細い蘂。

この花には「繡線菊」とのやさしい名も。
目には素朴な花だが、文字にするとなにか深い物語がありそうで。

   いつしか繡線菊とその名を書けるようになったもう何年になるかとしみじみ眺めて (上武旋転子)

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カワラナデシコ(河原撫子) ~梅を漬けた~
- 2022/06/24(Fri) -
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梅を漬けた。
去年より数日早い。
この時期、毎年する私の楽しみの作業。
塩の濃度を10%と13%の二種類に分けて4㌔。
一月後の7月の下旬にはできあがるはず。

白い河原撫子が咲いている。
五枚の花弁は少し波打ち。
その先は糸状に細く切れ込む。
繊細で優しくて嫋やかで。

   言葉せずにそっと支えるような美しさ撫子は  (奈美あや)

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ニワフジ(庭藤) ~「アッホー、アッホー」~
- 2022/06/23(Thu) -
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房になって咲くピンクと白のやさしいツートンの花があります。
庭藤です。
これは藤とは違って蔓を伸ばすことはなく、高くもなりません。
基本、放置しても元気に育ちます。
時々広がる枝を剪定するだけです。

昨日もカッコウが鳴いていました。
最近それが「アッホー、アッホー」と聞こえるようになりました。
私の様々なことへの戒めでしょうか。
気をつけます。

   耳にアッホーアッホーと届く鳥の声自戒せよやとか六月の空  (居山聞涛)

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スイートアリッサム (Sweet alyssum) ~笑うしかない~
- 2022/06/23(Thu) -
スイートアリッサム041 - コピー

朝起きて先ずお茶を淹れる。
そして一口。
それが一日の始まり。

昨日もいつものように茶筒を開けて茶匙のすり切りを急須に入れて。
そしてお湯を……。
だが私が注いだのは急須でなく、左手に持っていた蓋の開いたままの茶筒だった。
気づいた時には中の茶葉はお湯に浸かって冠水状態。
あ~あ。
何やってるんだろう。

家人が起きてくるにはまだ2時間近くある。
茶筒の中をすべて捨て、中を洗い流し、布巾できれいに拭く。
さらにドライヤーを当て、完全に乾かす。
指を入れて乾き具合を確かめる。
大丈夫だ。

ストックしてあった新しい袋の封を切る。
そして茶筒に移す。
よし。(これでたぶん分からないだろう)

初めてしでかしたこと。
笑うしかない。

朝3時30分。
新聞屋さんがやってきた。

   笑いがこみ上げてきます茶筒にお湯を注ぎました誰も知らない早朝の出来事です  (上武旋転子)

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ベニガク(紅額) ~白はだんだん紅に~
- 2022/06/22(Wed) -
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紅額があるのは彼岸桜の下。
その装飾花の多くは今は白い。
それは先端の方から少しずつ紅くなっていく。
そしてしまいにはその名が示すようにすべてが染まる。
目を近づければ真花も咲き出しているのがわかる。
その形もまた愛らしく楽しい。

   光太郎の哀しみと額の花とそこにある六月の感傷  (実野滸人)

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ヤエドクダミ(八重十薬) ~指に付いた匂い~
- 2022/06/22(Wed) -
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八重十薬は何段かになって構成される円錐状をしています。
最下段の白の中には緑が混ざっているのも見られます。
花に見えるそれが葉の変じた総苞であることが分かります。
ほんとの花はその上に見えるたくさんの小さな黄色の部分。
花びらを持たない珍しい独特の形です。

先日、この花がほしいという方がいて、差し上げました。
「増えますので植える場所に気をつけてくださいね」と言って。

   寄り添うような深い匂いどくだみは一輪挿した指を離れず (郷羽三夜子)

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アジサイ・アナベル(Annabelle) ~真っ白になる~
- 2022/06/21(Tue) -
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上には八つ手。
下には風知草。
あいだに挟まれてアナベルも花を大きくする。
蕾は緑。
開いてライムグリーンへ。
咲き進むにつれさらに色を薄くし。
満開は真白になる。
そして形は大きな白手毬のごとに。

昨日家人は3つ切ってガラスの器に挿した。

   緑より出(いで)色を脱ぎ行く手毬花梅雨晴間の朝   (居山聞涛)

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コスモス(秋桜) ~気が早くないですか?~
- 2022/06/21(Tue) -
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「気が早くないですか?」と言いたくなる。
春の名残の花や咲き始めた夏の花に混じってコスモスが咲いている。
それは去年のこぼれ種からの。
まだ梅雨の中だというのに。
これからが夏本番だというのに。
秋はずっと向こうだというのに。
でもまあ、こんなフライングなら愉快。
この時期だから、「梅雨桜」あるいは「夏桜」とでも名付けてあげよう。
手前には向日葵が伸び始めている。

   数えられるコスモス揺れてきょうは夏至 (奈美あや)

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ヤマアジサイ(山紫陽花) ~あぢさゐのとき~
- 2022/06/20(Mon) -
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藍色を集めて山紫陽花。
野趣の佇まい。
素朴な味わい。
やさしい装飾花。
目立たずに真花。

いにしえ人の歌に預ける心をふと思う。
あじさゐに私だけの時間。
   
   掌にあぢさゐと書いて思ひ出を包む  (奈美あや)

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ドクダミ(十薬)~アブもいざなわれ~
- 2022/06/20(Mon) -
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庭の隅にはドクダミ。
山茶花の下の陰するところ。
そこらを灯すように。

4枚の白い総苞と中に立つ黄色い花穂(かすい)の均衡と調和。
その小さな真花にヒラタアブが逆さにとまる。

   アブよ君と同じに私もドクダミの花と匂いが好きなんだ六月の (居山聞涛)

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ハナショウブ(花菖蒲) ~しっとりと~
- 2022/06/19(Sun) -
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薔薇のそばに青い花菖蒲。

花はアヤメに似るがそれより一月ほど遅れて咲く。
花びらの奥の黄色に網目模様がないことでもその区別ができる。

この花には雨もいい。
しっとりと濡れる様はいっそう感慨をもよおさせる。

   梅雨合間ひたすら手を動かし草を取る過去もあれこれ片付けたいことばかり (居山聞涛)

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バラ(ミニュエット・Minuette) ~小さな村の美術館へ~
- 2022/06/18(Sat) -
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久しぶりに山あいにある小さな村の美術館へ出かけた。
知人の彫刻展が開かれている。
ヤギがいて、猫がいて、牛がいて、ヘビも加わったり。
動物をモチーフとして、あたたかさとやさしさ、諷刺とユーモア、愛と正義等をテーマに機知に富んだ作品の数々。
屋外の木々の下、テラスの上、そしてアトリエ棟内では畳に、風呂場に、壁と障子にと、展示も工夫されて観る者を惹きつける。
心洗われた思い。
そして刺激と励みに。

庭の薔薇も咲く花と散る花が同居して。
ミニュエットは淡いピンクを濃ピンクが縁取る中輪。

   私にもいくつもの物語があったのだと薔薇見ておもふ  (上武旋転子)

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バイカウツギ・ベルエトワール(梅花空木) ~見つかった~
- 2022/06/18(Sat) -
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レンズキャップをなくしたのは5月の末だった。
それから二週間と少しの昨日、見つかった。
庭掃きをしていたときだった。
風知草の中にあった。
誰かが歌ったように、「探すのを止めたとき、見つかることもよくある話で……」
ほんとに。

ヒガンザクラの下ではバイカウツギ・ベルエトワールが咲いている。
この花は甘い果物のようないい香りがする。
花数はいつもの三分の一ほど。
弱っているようにも見える。

   花を見つつ一人語りいっしょにがんばろうおたがいにむりせずにできるはんいでと (居山聞涛)

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ツクシカラマツ(筑紫唐松) ~自分の咲く季(とき)~
- 2022/06/17(Fri) -
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ユキノシタに囲まれた小さな花はツクシカラマツ。

蕾は淡紫。
開けば白みを帯び。
形は放射状。
線香花火のように。

どんなに小さかろうが、花は自分の咲く季(とき)を知っているから不思議である。

   私に見られるためだけに今年もそこに咲く筑紫唐松は  (居山聞涛)

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ムラサキツユクサ(紫露草) ~「妻と二人で訪問します」~
- 2022/06/16(Thu) -
紫露草041

庭の周りには紫露草。
白から赤まで色を違えて。
三枚の花びらはそれぞれ丸味を帯びたり三角に近かったり。
そして6本の雄蕊と多くの繊毛。
それにいろいろな昆虫が引き寄せられる。
中には脚に花粉団子をつけている蜂も。
花は朝に開き、午後には萎む。
午前のやわらかな光が好きらしい。

小諸の友人からメール。
「午後一時頃、妻と二人で訪問します」と。
彼とは学生時代、同じ研究室。
そしてまったくの偶然、就職したのも同じ職場。
奥さんもその時の同僚。
長い付き合い。
家に来るのは10年ぶりか。
いろいろに話が聞けそうで楽しみ。

   メール来て情熱の友のいることのありがたきを思う話せばいつも青春  (居山聞涛)

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クリ(栗の花) ~六月、梅雨の季節を告げる花~
- 2022/06/15(Wed) -
栗の花041

びっしりと長く垂れ下がる黄白色の花。
それは雄花。
隠れるようにしてある小さな丸い花。
それは雌花。
そこから特有の強い香りが辺りに放たれる。

今、栗の木に花が満ち、六月、梅雨さなかであることを告げる。
木は大実の“丹沢”と”筑波”の2本。

その向こう遙かには伊那山脈と南アルプス。
毎年、その不思議な花を目に青くさい香りを浴びて私。

   目をとじても胸の奥に届く奇妙な匂い花栗の六月  (居山聞涛)

栗の花042

栗の花043

栗の花044

栗の花045(雄花)

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ジャクサボテン(孔雀仙人掌) ~花のおもてなし~
- 2022/06/14(Tue) -
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朝仕事をしていた。
カッコウが鳴いた。
近づいた。
上の電線にとまった。
でもすぐに飛んでいった。
「カッコーカッコー」はデクレッシェンドになって。
そして消えた。

玄関前には孔雀仙人掌。
美しい翅を広げておもてなし。

   翅を広げ「私のすべてを見てください…」と鮮やかに妖しげに仙人掌の花  (上武旋転子)

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孔雀仙人掌043

孔雀仙人掌044

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アマリリス(アイスクイーン・Ice Queen) ~スイカを食べた~
- 2022/06/13(Mon) -
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「スイカを買ってきた~」と嬉しそうに出す。
まだ6月だというのに?
早すぎないか。
そして「切ってね」と。
食べやすいように少し小さめに切る。
熊本産だった。
フォークで口に運ぶ。
甘かった。
6月にスイカを食べたのは初めてではないか。。

玄関横にはアイスクイーンの名の白い八重アマリリス。

   少しの諦めと表に出さぬ嘆き白きアマリリスよ慰めてくれないか  (居山聞涛)

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ユキノシタ(雪の下) ~キネティックアート~
- 2022/06/13(Mon) -
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たくさんのユキノシタ。
花びらは5枚。
下の二つは白く、長く膨らむ。
上の三つは短く、赤い点化粧。
黄色い蕊はつぶつぶつやつや。

いろんな方向へ伸びた細い茎の上でそれぞれがバランスを取るかのようにして。
それはまるでキネティック・アート。

    「ユキノシタってかわいいね」「かわいい」「モビールをみたいだね」「そうそう」と六月  (上武旋転子)

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ゲラニウム ブルックサイド( Geranium hybrid Brookside) ~「採ってきたよ」と~
- 2022/06/12(Sun) -
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青い花はゲラニウム ブルックサイド。
細い茎の上で。
ゆらゆらと。
5裂した紫色の蕊が伸び出る。
蜂がやってきてとまる。

「ユスラウメを採ってきたよ」と家人が言った。
開いた手に7個乗っていた。
その場で一つ取って口に入れた。

   花が咲いて花を見てふと思った花に見られているのだと  (上武旋転子)

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イベリス(Iberis) ~少しずつ元に~
- 2022/06/12(Sun) -
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久しぶりに町の温泉施設に行った。
駐車場には愛知、岐阜、山梨、東京などの県外ナンバーも多く見られる。
以前は県内客に限定されていた。
そして入ってすぐのところには係の人がいて、居住地と氏名、それに電話番号を記入し提出させていた。
それらはすべて撤廃されたようだ。(マスク着用は継続されている)
少しずつ元に戻りつつある。
メインの展望大風呂、次に露天風呂、ラジウム鉱泉、絹の湯、ジェット風呂、そして薬湯に。
ああ、気持ちいい。
だいぶ長めの入浴となった。

今朝はいつもより少し遅く4時の起床。
6時からは全町一斉河川清掃がある。
長く伸びた葦などの草を刈り取る。
安全にケガをしないように。
さてそろそろ支度するか。

外ではすでにヒヨドリが賑やか。

   ピーピ-ッと鵯よおまえも早起きだなあ何かいいのでも見つけたかい  (上武旋転子)

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ウツギ(空木・卯の花) ~今、杜鵑草が鳴いた~
- 2022/06/11(Sat) -
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ウツギの花
人知る夏の歌。
ほのかに香り。

ウツギの葉。
肌はザラザラ。
白い星状毛。

ウツギの枝。
芯は抜けて。
中空の木。

そして今、3時50分。
キョッキョッキョキョキョキョ。
杜鵑が鳴いた。

   早朝に杜鵑嬉し思わず聞きなしを真似て合わせ (居山聞涛)

ウツギ042

ウツギ043

ウツギ044

ウツギの葉1

ウツギの葉2

ウツギの枝 2
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