ミヤマカイドウ(深山海棠) ~花は林檎に似て~
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- 2022/04/30(Sat) -
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ヤエヤマブキ(八重山吹) ~花に託す言葉~
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- 2022/04/29(Fri) -
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![]() 八重山吹も満開。 一枝にいくつもの花を乗せて。 花はたくさんの花びらを重ね。 子どもの頃、母が太田道灌の話をしてくれた。 その時、若い娘が詠んだという“七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき”の歌を知った。 八重山吹を見るとその歌と母を思い出す。 母が教えてくれた歌を詠みつつ八重の山吹眺む (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
キクザキヤマブキ(菊咲き山吹 ) ~風が撫でて~
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- 2022/04/27(Wed) -
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![]() 菊咲き山吹も咲く。 少し捩れた細い花びら。 風が撫でていく。 木はしなやかに上へ下へ。 近くでイカルが澄んだ声で鳴いている。 口笛のように、ピピューピュピ-ュピュイ…と。 しばらく続いた。 さーっと通ればゆらゆらりと風に山吹の誘われて (奈美あや) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ハナミズキ(花水木) ~歌がこぼれてきそう~
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- 2022/04/24(Sun) -
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![]() 清々しい青い空。 ちょっと風が強いがそれも春。 見上げれば花水木の花びら揺れて。 そこからやさしい歌がこぼれてきそう。 遠くに目をやれば里山はもこもこのパッチワーク。 さまざまな新緑のグラデーション。 燕も飛ぶ。 花水木の上を三羽のツバメが翔る鮮やか見事と感嘆符 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ミツバツツジ(三葉躑躅) ~鯉幟がパタパタと音を立てて~
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- 2022/04/23(Sat) -
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![]() 今年は躑躅も早い。 先駆けは色鮮やかなミツバツツジ。 雌蕊は伸びて花から飛び出し。 その先っぽは濃い紅色。 葉は上を向いて三枚ずつ。 やわらかな産毛に包まれて。 その向こうでは大きな鯉幟がパタパタと音を立てている。 隣の家では鯉幟が立っている私はいまだその子の名前を知らない (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
イカリソウ(錨草) ~私はひまわりをまきました~
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- 2022/04/23(Sat) -
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![]() 木漏れ日が錨草にあたります。 名前が示すように船の錨のような花です。 咲いているのは一輪で、一つが咲きかけ、一つは蕾です。 美しい淡紫色です。 不思議な形です。 私は4種類8袋のひまわりをまきました。 木漏れ日にひっそりの錨草は私だけのもの (奈美あや) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ニワザクラ(庭桜) ~花が花を呼ぶ~
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- 2022/04/22(Fri) -
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ヤマブキ(山吹) ~「人」を思い浮かべたり~
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- 2022/04/20(Wed) -
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![]() 山吹も盛ん。 花を乗せて枝がたわむ。 華やかさとゆかしさ。 山吹には「面影草」の名もあるのだとか。 たとえば古人は、それを山路に見つけると、ふと「人」を思い浮かべたりしたのかも。 山吹は触れて揺れて密やかにさまざまな思いのごと (実野滸人) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ハナズオウ(白花蘇芳) ~ブンブンと~
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- 2022/04/20(Wed) -
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![]() クマンバチが一匹飛んできた。 ブンブンと羽音を立てて飛び回っている。 いろいろな花が咲き、さぞかし彼もうれしいのだろう。 白い花蘇枋も枝にぎっしり。 今日も天気は良さそうだ。 花の種蒔きの続きをしよう。 「明日から下呂へ二泊してくるの」と夫婦(めおと)来てタラノメ届けてくれる (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
キバナカタクリ(黄花片栗) ~鈴振るように~
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- 2022/04/19(Tue) -
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![]() 黄花片栗の株三つ。 合わせて5輪の花見頃。 花びらくるくるりと反り返り。 春風ふけばゆらゆらりんりん鈴振るように。 裏から見て、近づき覗いていずれもよし。 辺り一面には桜の花びら。 散る花あれば咲く花ある。 花見ておれば従姉の訃報届く幾年も話せずままに (実野滸人) ![]() ![]() ![]() ![]() |
グミ(茱萸) ~さて、今夏の実りはどうだろう~
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- 2022/04/19(Tue) -
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![]() 茱萸の木にも花満ちる。 色は生成りの筒状花。 枝に垂れてぶらぶらり。 活力みなぎり心地よく。 パレードがやってきた気分にもなって。 さて、今夏の実りはどうだろう。 さて、口に入る実はいくつ。 フフフフフ枝に垂れてぶらぶらと茱萸の花 (奈美あや) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ハナモモ(源平花桃) ~いろいろなバリエーション~
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- 2022/04/17(Sun) -
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![]() 一つの木に色の賑わい。 それはいろいろなバリエーションの花びらで咲く源平花桃。 白がありピンクがあり赤もある。 そしてそれらが混ざったりもして。 その斑の模様もさまざまに。 愉快だ。 コシアブラを一袋手に提げ知人の訪ね来て花談義も楽し四月 (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ヒトリシズカ(一人静) ~それは誰が名付けた~
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- 2022/04/17(Sun) -
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![]() 白い糸の花は一人静。 距離を置いて庭の至る所に顔を出す。 それには吉野御前、眉掃草とのゆかしい名もあるとか。 静かな花をひとりで静かに見る。 胸の奥に秘めて語らずこともありてまゆはき草を屈み見る (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ジンチョウゲ(白花沈丁花) ~「ああ、いい香り」~
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- 2022/04/17(Sun) -
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![]() その横を通るたび、「ああ、いい香り」。 春陽を受けて芳香を放つ白い沈丁花。 向こうをスーッと抜ける一つの黒い影。 戻ってこなかったので確かめられなかったが、あれは燕? 四月も半ば過ぎ、そろそろ来る頃ではある。 沈の香丁の香広がりて我一人花香浴ぐるぐるり (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ジンチョウゲ(沈丁花) ~春の香り~
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- 2022/04/16(Sat) -
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ユキヤナギ(雪柳) ~白は雪、しなる枝は柳~
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- 2022/04/15(Fri) -
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![]() 雪柳にも花。 白い小花が溢れ、細枝を撓らせる。 それはまさに柳に雪のごと。 そういえばジョウビタキの声が聞こえなくなった。 これだけ暖かくなったのだから。 いつしか馴染みの鳥の声も消えやわらかな春の風雪柳はふわりと揺れ (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |