サクランボ(桜桃の花)   ~たくさんな~れ~
- 2022/03/31(Thu) -
桜桃041

桜桃にも花です。
蕾はほんのり桜色。
開くと白に近く。
蕊は伸び出て。

なかなかの様で。
ちょっとした花見にもなって。
「今年もたくさんな~れ」

   それを春の愁というのか少しモヤモヤとして晴れず花を見る  (上武旋転子)

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バイカオウレン(梅花黄蓮) ~小さな白い花を~
- 2022/03/31(Thu) -
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小さな白い花を見つけました。
花茎の高さは3㎝くらい。
その先に1㎝ほどの一輪。
バイカオウレンのようです。
気をつけないと見逃してしまいそうです。

いろいろが出てきます。
いろいろを考える春です。

   服を仕舞い頭を替えよと言い聞かせて3月31日口笛を吹く (居山聞涛)

042バイカオウレン
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クリスマスローズ(Christmas rose) ~工事の見積もり~
- 2022/03/30(Wed) -
クリスマスローズ04300

庭の工事をすることにしました。
二つの業者に見積もりをお願いしました。
およそA社19万、B社28万と、9万の差です。
当然のこととしてA社に決めました。
改めてあいみつを採ることは大切だと……。

庭では縁を赤くするクリスマスローズも咲いています。
みんな下向きです。
蕊がだいぶこぼれるようになりました。
周りにはこぼれ種から生まれたのがいくつも見えます。

   花を見ていると「あなたは花に見られているのだ」と言う声がする春のひだまり  (居山聞涛)

クリスマスローズ04301

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コゲラ(小啄木鳥) ~木を突(つつ)く~
- 2022/03/30(Wed) -
小啄木鳥 301

来客のある日だった。
その時刻にはまだ30分程ある。
資料を読み返していた。

と、外に動く小さな影があった。
立って窓辺に寄る。
柘榴の枝にいた。
コゲラだった。

庭にやってきた時はすぐわかる。
「ギーッギーッギー」とドアが軋むような特徴ある声が聞こえるから。
でも今回はそれはなかった。

春の枝を突いている。
上に一つ。
その下にも。
そしてさらにもう一つ。
どうやらそれに夢中で声を出すいとまがなかったらしい。

瑞々しい木の皮を食べているのか。
あるいは中から水分を得たいのか。
それとも打って中に潜む小さな虫を出しているのか。
よくわからない。
でも穴が三つあいたことだけは確か。

飛んでいった。

家人は四泊五日の旅に出ている。
そろそろお茶の準備をしよう。

   楽しき小啄木鳥のさまにいろいろに思うこともありて三月  (上武旋転子)

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小啄木鳥304

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ブンゴウメ(豊後梅) ~美しい花ですが、もともとは~
- 2022/03/29(Tue) -
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豊後梅はかすかに紅をまとう美しい花です。
いい香りもします。
もともとは梅漬けように植えた実梅で、大きな実が生ります。
毎年4㎏ほど漬けます。
今年も枝いっぱいの花ですので、たくさんの収穫ができそうです。
このように豊後梅には春に花を目で、夏には実を舌でと二度の味わいがあります。
ちなみに、収穫から仕上げるまでの作業は長年私の仕事です。
それは楽しくて、任せられないのです。

   花の数が実の数と眺める梅花の楽しさよ  (実野滸人)

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アセビ(馬酔木) ~楽しい間違い電話~
- 2022/03/28(Mon) -
馬酔木041

高校の同期で声楽家のM君から電話がありました。
別の人にかけるつもりが間違って私の番号を押したようです。
せっかくなので互いの近況などを含め、いろいろに話をしました。
原村に別荘を持っているというので、今度行くときに私の家まで脚を伸ばしたいとも。
そして東京へ来る際は、必ず訪ねろよと。
あれこれと話題が広がり、気がつけば10分ほどの楽しい会話となりました。
今年の内に会うことを約束して切りました。

馬酔木も咲く時期となりました。
小さな釣り鐘状の薄いピンクの花です。
それがまとまり房になって枝先に垂れます。

山茱萸の木ではピチュクチュピチュクチュと目白が遊んでいます。

   懐かしき友からの間違い電話に会話弾む目白の声も楽し春の朝 (居山聞涛)

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カゴシマコウバイ(鹿児島紅梅)  ~枝や幹の中までが赤い~
- 2022/03/27(Sun) -
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鹿児島紅梅も咲く
深紅の八重の花梅である。
この木の特徴は枝や幹にもあり、剪定をすると、その中も赤い。
珍しい。

風が強かった。
外の作業テントのシートの紐が3本切れたので、急いで直した。

きょうは20℃まで上がるという。
さらに多くの草木が開花を促されそうである。

   語源は「発(は)る」「張(は)る」とそんな様を辺りに見る三月の庭  (上武旋転子)

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スイセン(水仙) ~青に映える~
- 2022/03/26(Sat) -
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ウグイスが鳴いた。
今年二度目である。
正調なリズムと旋律で。
大きな声なので近くにいるらしいのだが、姿を見つけられない。

朝の陽射しを受けて小さなスイセンが並んで咲く。
山茶花の生け垣の下、松葉菊の上で。
視点を低くして仰ぐように見る。
空の青がその黄色い形をくっきりと浮かび上がらせる。

小鳥がおりてきた。
ジョウビタキの雌だった。
そろそろ帰る頃か。

   普通に春が来て普通の日常があることの幸せを水仙の中に見る  (上武旋転子)

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カタクリ(片栗) ~くるりと~
- 2022/03/25(Fri) -
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片栗の花が二つ。
花びらはくるり。
色は淡紫。
伸び出る雄蕊は6本濃い紫。
囲まれて雌蘂は先割れの白。

多感な少女の姿にも見えて。

   昔は“かたかご(堅香子)”といったんだよと言えばイナバウアーみたいと片栗の花 (上武旋転子)

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片栗044

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サンシュユ(山茱萸) ~その様を春黄金(はるこがね)と~
- 2022/03/24(Thu) -
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枝や幹に葉のない大きな木を黄色い花が覆う。
山茱萸である。
春黄金の別名もあるがまさに。
それは小さな花が密集する形で咲く。
その一つ一つに目を寄せれば、満を持して一気に外に飛び出したようにも見える。
漲る春の勢いといった感じで。

二階の窓から手を伸ばせば届く。
一枝剪って小さな器に挿す。

  人の来て花の名を問う「山茱萸です」と答えると「山椒ですか」と聞き返すので「サン・シュ・ユです」と答え返す長閑 (居山聞涛)

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コウム(原種シクラメン・Cyclamen coum) ~小さきは~
- 2022/03/23(Wed) -
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枯れ葉の中にごく小さな花一つを見つけました。
原種シクラメンのコウムです。
丈は2㎝をわずかにこえるほどで、葉はまだありません。
土の中から出てきたばかりのようです。
前の日はなかったのですから。
近くにあと2、3株あった気がします。
それらもじきに顔を見せてくれるのでしょう。

小さきは愛(かな)し……。

   光太郎を読んでいるとラジオからアイネ・クライネ・ナハトムジークが二度も流れる3月午前   (上武旋転子)

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クロッカス (Crocus) ~お墓参りと初音~
- 2022/03/22(Tue) -
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墓地は歩いて25分ほどの天竜川が見下ろせるところ。
そのすぐ手前には梅林が続く。
そこへ近づいた時だった。
ホーホケキョ、ホーホケキョ、ホーホケキョ……。
うれしい初音。
姿は見えないが、通り過ぎるまで。
そういえば去年もやはり鳴いていたのを思い出した。
お参りをすませ、来た道を戻る。
その白梅の溢れ咲く同じそばを通るが、今度はその声はなかった。

帰りは家までずっと緩やかな上りの道。
30分ほどで着く。
少し汗ばんだ。

山茱萸の下では白いクロッカスが四輪咲いている。

   行く道に「法、法華経」の声あり墓参り (奈美あや)

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カリン(花梨) ~思いのほか短時間ですんだ~
- 2022/03/21(Mon) -
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庭には二本のカリンがある。
そのうちの南東側のを伐った。

三脚に登って、上の方から枝を落としていく。
残って幹だけが立つ。
それを持ち運びやすい長さに切っていく。
最後は根元にチェーンソーを平らに入れて終了。
およそ1時間、思いのほか短時間ですんだ。

まるまる一本の木が庭から消えた。
辺りの日当たりと遠くの山々への眺めが良くなった。
満足。

どこかで「ピーチュルル、チュルルー」と鳴いている。
ヒバリだろうか。

   伐採の木を片付ければ澄んだ鳥の声響くどこかから見ていてくれたのか (上武旋転子)

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ロウバイ(蝋梅) ~「春になったら……」~
- 2022/03/20(Sun) -
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「前に話した約束の件、24日はどうだろう」と、友人から電話があった。

昨秋に初めて我が家を訪ねてくれた折、「春になったら今度はオレのアトリエに来ないか」ということになった。
版画家の彼は現在その生活の拠点を県南の村に置いている。
「コーヒーでも飲みながら、ゆっくり語り合おう」と。
大学時代からの長い付き合いになるが、これまで二人だけの時間を持つことはなかった。
どちらかというと静かな生活を好む私と違い、彼は饒舌で能動的でアクティブなタイプ。
そして短大教授だったという職業柄もあって、その周りには人が多くいて、私とは対極にある。
そんなそれやこれやのそれぞれが歩んだ半生を吐露しあう思い出時間にするのもいい。

「ありがとう。じゃや朝9時に家を出るね」
「国道沿いの本棟造りの家だから、すぐにわかると思う」
「近くになったら連絡を入れるよ」
けっこう時間がかかりそうなので、往復の途中は高速を使おう。

青い空をバックにまだロウバイが咲いている。
今年は開花が遅かった分長い。

   見上げる空の奥脚元の土の上心の片隅いろいろなハル (居山聞涛)
 
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クリスマスローズ(Christmasrose) ~「やあ」~
- 2022/03/19(Sat) -
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「やあ、お久しぶり。元気?」
近くのホームセンターで、同じ町内に住む写実画家のMさんに出会った。
1年ぶりくらいになるか。

「今度は神社の副総代になってさ、今、御柱(おんばしら)の準備で忙しくて、今日もその買い物」
「それはそれは」
「○○さんは?」
「チェーンソーの刃を買いに」
「何を切るの」
「カリンを1本とそれからコブシも切ろうかと」
「これからが花の見頃になるんじゃない?」
「そうだけど、花も葉もない内が切り倒しやすいと思ってね。後片付けも楽だし」
「ケガしないように気をつけて。また御柱が終わったら、遊びに行くね」
「いつでもOK」
「それじゃあ」

帰って、 さっそく新しい刃をチェーンソーに 取り付ける。
以前枯れて、そのままにしてある径20㎝程の河津桜で試し切りをする。
すこぶる切れが良い。

作業は明日の予定。
天気は晴れの予報。
自分が動ける内に木々もだんだんに片付けていく。

   見つけた片栗の蕾一つイヤホンからは「いくつになっても意志あれば道は拓ける」と (上武旋転子)

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マンサク(満作) ~満開になった~
- 2022/03/18(Fri) -
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昨日は県下の多くの中学校で卒業式だったという。
ある学校の様子が夕方のテレビで紹介されていた。
夢と希望を胸に、力強く歩む決意を述べた卒業生代表の答辞が心に響く。
本来あるべき十分な学びや行事や活動が、制限と縮小と中止を余儀なくされた学校生活。
その中で培われた友情、共に乗り越えた絆は、必ずやこれからの歩みを支えるかけがえのない財産となることだろう。
彼らの未来に幸多かれと、心からエールを送りたい。

私は自分の卒業式のことをあまり覚えてない。

満作が満開になった。

   色や形や大きさは自分で決めるとまんさくの花明るくて楽しくて彼岸入り (居山聞涛)

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フキノトウ(蕗の薹)~春を摘む~
- 2022/03/17(Thu) -
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「フキノトウが出ていたら採ってきて」と。

それで籠を持って外に出た。
ワイルドストロベリーの中に5つあった。
だいぶおくれての初摘みだ。
ブルーベリーや無花果や木槿の下など、いつも出るほかの場所をも回ったがなかった。
そこもこれからか出てくれるかもしれない。

「これだけあったよ」

蕗味噌に少し、残りは天麩羅にしてくれた。
素朴な春の香りとほんのりの苦味が口の中に今年も。

   二人の口に野の苦味ひろがる蕗味噌時  (奈美あや) 

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コウバイ (紅梅) ~そこにある時間~
- 2022/03/16(Wed) -
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このところの暖かさに色形の移りゆく草木の様。

紅梅が開いたのは三日前。
そして日ごとに蕾の数は花の数に。

何もない枝に「まだだろうか」と待ち。
並ぶび蕾に「またこの時を忘れずに」と嬉しく。
一輪咲けば「一輪ほどの暖かさ」と今を感じ。
増える花に「そこにある時間の流れ」を喜ぶ。

今日にも満開になりそうだ。

   このころの暖かさや朝の蕾は昼の花  (奈美あや)

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デンドロビウム・キンギアナム(Dendrobium kingianum) ~一人占めて~
- 2022/03/15(Tue) -
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キンギアナムが咲く。
これも遅い開花。
通常は寒中の2月が多く、早くは1月の時もある。

小さな白い花が一つの花茎に10数個。
舌花には薄紫の細かな斑点。
その中には薄黄色の蕊が覗く。
開く前の蕾はどれも三日月。

強い香りが広がる。
もう部屋で20年近くになるだろうか。

   小さき蘭の香を一人占めてさまざまの浮かぶ三月十五日暗き朝  (上武旋転子)

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ハコベ(繁縷) ~道作り~
- 2022/03/14(Mon) -
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「道作り」だった。
当地は里山に近い地区、秋冬に落ちた木々の葉や土砂などが道路に積もる。
それを毎年この時期(彼岸前)に自治会総出で片付ける。
私はスコップを持つ。
長く引き継がれてきた協働作業故、それぞれがてきぱきとこなしていく。
4月下旬頃の陽気の中で汗も出る。
30分ほどですべて終了。

家に戻り、ついでに花壇の整地をする。
去年は向日葵をメインに多くの花を育てた。
今年はさらに初めての種類の種も加えて蒔こう。

その南の土手ではハコベが咲いている。
小さな白い5弁の花びらは深く切れ込み、ハートに見える。
花言葉には「初恋の思い出」とかもあって。

そういえば最近藤村の『千曲川旅情の歌』(落梅集)を書き写したのだった。
『初恋』(若菜集)も少し前に。

   繁縷見て「こんな歳だけど俺にだって純な恋の時もあったんだ」と方代のように (上武旋転子)

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千曲川旅情の歌

初恋2
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ジョウビタキ(尉鶲) ~繋がる空の下には一輪のフクジュソウ~
- 2022/03/13(Sun) -
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ジョウビタキがそこここにとまります。
そして地面ににおりて歩きます。
こうして近くをマイペースで遊んでいます。
いつもならこの地を離れるのは3月下旬のこと。
そのかわいい姿と声を楽しめるのももう少しになりそうです。

庭の片隅には一輪のフクジュソウ。
葉が広がりを増して。
ほかの花は散り。
どうやらことしはこれで終わりです。

   躑躅が咲いたとの春便り繋がる空の下ここには福寿草  (実野滸人)

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フクジュソウ3121
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クリスマスローズ(Christmas rose) ~一枚脱いで~
- 2022/03/12(Sat) -
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今日は最高気温が20℃になるのだそうです。
急な上昇です。
今年の冬は寒く、いつになく草花の開花が遅いと感じていました。
これで一気にペースを早めるかもしれません。

薄緑色のクリスマスローズも咲き出しました。
その蕾は赤紫で。

   一枚脱いで落ち葉片付ける春の日 (奈美あや)

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クリスマスローズ0423

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ツグミ (鶫) ~お散歩日和~
- 2022/03/11(Fri) -
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朝の庭を鶫が歩いていました。
まだ口を閉じているクロッカスのそばです。
ときどき顔を下に向けたりしながら。
虫でもいるのでしょうか。

此の頃は日中の気温もだいぶ上がってきました。
外へ出るのが楽しくなります。

   鶫がクロッカスのそばにいて「歩こう歩こう」とのメロディーが聞こえてくる楽日和  (居山聞涛)

ツグミ0422
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クロッカス (Crocus) ~今年初めて~
- 2022/03/10(Thu) -
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クロッカスは6輪にふえました。
そしてそしてアブまでもがそれに。
今年初めて目に映る昆虫です。
彼らも飛び回りたくなるほどの暖かさです。
うれしい春です。
蝶が来るのもそう遠くないかもしれません。

   もうすっかり春クロッカスが咲いてアブもやってきて陽射したっぷりに  (上武旋転子)

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クロッカス3093

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ホオジロ(頬白) ~のんびりと歩いている~ 
- 2022/03/09(Wed) -
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ホオジロが番(つがい)でやってきた。
ほとんど動かずに同じ枝に。

しばらくして二羽が同時に飛び去った。
見ると木の近くに野良猫の姿があった。
そのせいなのだろう。
ときどき立ち止まって、こちらに目を向けたりしながらのんびりと歩いている。

気温が上がり、春の陽気となる。
空の空気もすっかり入れ替わった感がする。

   空青く頰白の夫婦(めおと)と野良猫いて春のどか   (上武旋転子)

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頰白041

野良猫
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ヒヨドリ(鵯) ~ようやく咲き出した蝋梅を~
- 2022/03/08(Tue) -
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ここは日常私が一人でお茶を飲んだり読書したり、書いたりする部屋。
椅子に座ったままで窓の外には蝋梅が見える。
それに朝早くから毎日何羽もの鵯が来る。
まだ満開は先で多くは蕾だが、食べるために。
追い払っても追い払ってもすぐに戻ってくる。
今は諦めて自由にさせている。
彼らが去った後には食べこぼしたのが地に広がっている。
冬を越えてようやく咲き出したせっかくの花。
どうせなら気を遣って散らかさずにきれいに食べてほしい。

   鵯が蝋梅をはみ地にはこぼれが広がるを茶を飲みつつ眺めている (居山聞涛)

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クリスマスローズ(Christmasrose) ~あの日あの時あの歌~
- 2022/03/07(Mon) -
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クリスマスローズもだんだんと。
花はどれも俯き。
中を覗けばたくさんの斑点。
蕊もつまって。

一日曇り空。
気温は上がらず。
ときどき雪も舞って。

静かに『落梅集』を。

   やさしきクリスマスローズにあの日あの時あの歌と『落梅集』  (実野滸人)

クリスマスローズ042

クリスマスローズ043

クリスマスローズ045
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クロッカス (Crocus) ~見つけました~
- 2022/03/06(Sun) -
クロッカス041

小さな黄色を二つ見つけました。
クロッカスでした。
ここにも春の色。
葉も花も土のすぐ上です。

「こんにちは」
「1年ぶりですね」
「土の中での生活はどうでしたか?」

    クロッカス二輪ひょっこりとあいさつが聞こえてきそうな気がして (奈美あや)

クロッカス042

クロッカス043

クロッカス044

クロッカス045
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ロウバイ(蝋梅) ~今年は遅く~
- 2022/03/05(Sat) -
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ロウバイも開きだした。
今年は遅く、まだ五分咲きといったところ。
満開はあと一週間くらいになるか。

花は相変わらずの艶。
そして心地よい香。

春が見え、匂い、聞こえる。

   見上げる空の奥脚元の土の上心の片隅いろいろにハル (居山聞涛)

臘梅2

臘梅3
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ヒヨドリ(鵯) ~花より団子~
- 2022/03/04(Fri) -
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鵯が満作にとまる。
食べるつもりだ。
選んでいる。

彼は風情など興味なく。
目で味わうより口での味わいが大切。
花より団子……と。
一口、二口。
「おいしかったかい」。

さて、雛人形を仕舞おう。
掛け軸も桜に替えよう。

   庭隅に小さき春を見つけたり枯れ草の中に仏の座  (上武旋転子)

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雛祭り(親王飾り) ~いいお顔~
- 2022/03/03(Thu) -
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雛祭りですね。
家の親王飾りは江戸木目込み人形です。
仄かな笑を浮かべた愛らしいお顔をしています。
見ていて和みます。

何するわけではありません。
飾って二人で楽しむだけです。

   雛を飾る緩衝材の新聞日付は昭和62年その頃のことを思い出しつつ (上武旋転子)

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