ライラック(lilac) ~薄紫の花房~
- 2021/04/30(Fri) -
ライラック031

ライラックが花房を付けています。
薄紫の花がいっぱいの。
なんてやさしいいい色なんでしょう。
空の青に映えます。

リラ冷えという言葉があります。
昨日はそんな一日でした。
冷え性の私はしまっておいたフットヒーターを出しました。
そして膝にはブランケットを掛けて。

   手折りて君にあげたやリラの簪ああまた四月尽  (実野滸人)

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ハナニラ (花韮・Spring star flower) ~葦を刈る~
- 2021/04/30(Fri) -
花韮1

家の下は川が流れています。
2日前に機械を使って一人で川原の草刈りをしました。
今まだ、腰に筋肉痛が残っています。
しばらく力仕事をしていなかったので、体力が落ちていたのかもしれません。
でもそれは体に味わう久しぶりの感覚で、むしろ快を覚えています。

星形の花がまとまってあります。
大きな木の下で咲いています。
花韮です。
白い花びらの中央に薄い青の筋が伸びています。
清楚でかわいい花です。

   機械音響かせ葦を刈るいつもの春仕事去年より体力は衰えて (居山聞涛)

花韮2

花韮3
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ヤエヤマブキ(八重山吹) ~たっぷりと重なる花びら~
- 2021/04/29(Thu) -
八重山吹030

たっぷりと重なる花びら。
いかにも重たげに。
八重山吹がゆったりと。
ゆらゆらと。

気持ちのいい風が吹く。
あたたかな便りが届く。

たわむ枝のように心もしなやかに。

   捨てようあれやこれやもういいではないか年なのだから軽くしろ軽くなれ (上武旋転子)

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ミツバツツジ(三葉躑躅) ~うとうとと~
- 2021/04/29(Thu) -
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デスクワークしていて、うとうと。
睡魔に負けてついに顔を伏せる。
30分程そのまま。
めったにないことだ。
めずらしい。

三葉躑躅が咲くのは彼岸桜の下。
日陰になるところなので、花付きは良くない。
でも、鮮やかな躑躅色。

   大型連休という名もむなし世情に賢治とレイソル・カーソンと新茶  (郷羽三夜子)

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三葉躑躅033

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ボタン(牡丹) ~五感洗われる~
- 2021/04/28(Wed) -
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少し早めに牡丹もその季節となる。
先駆けて開いたのは薄いピンク色の。
ふんわりと花びらは揺れて。
香りも強く。

咲き進むごとのさまざまな表情。
気品と妖艶。
豊麗としなやか。
あるいは慎ましさと幼さ。

そっと触れてみたくなる。

   五感洗われるごときしづかにはなやかにつつましく薄紅牡丹 (上武旋転子)

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ヒョウタンボク(紅花瓢箪木) ~心にやさしき薫風の流れ~
- 2021/04/28(Wed) -
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帯状疱疹の治療が済みました。
症状を自覚したのは3月12日(金)。
当時の日記には次のように書かれてあります。
「腰痛が続き困る。コルセットをする。左腹部に腫れ上がる発疹。胃がムカムカする。内臓がやられているのか」
少し様子を見たものの、痛みを伴う発疹の悪化と広がりに耐えられず診察を受けたのが、3月16日(火)。
そして昨日、一応完治ということに。
したいこともできず、やりたいことも我慢しておよそ一月半。
これでようやく、以前のような働きができるかと。

数個の躑躅色の小さな花がまとまって咲いています。
小手毬の下、日が漏れさすところです。
瓢箪木の花です。

   木の陰の紅花を見るうらうららああ結婚記念日  (実野滸人)

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ハナミズキ(花水木) ~歌うかのように~
- 2021/04/27(Tue) -
花水木031

花水木032

花水木033

ひらひらとひらひらと。
青い空を背に。
ララララとララララと。
花水木はまるで人の心を乗せても歌うかのよう。
花言葉を見ればなるほど「私の想いを受けてください」。

一人下から見上げている。

    “おのこのかたることのはをまこととおもふことなかれ”藤村の詩の一節がなぜか浮かぶ今頃  (居山聞涛)

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ミヤマカイドウ(深山海棠) ~林檎の花に似て~
- 2021/04/27(Tue) -
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山茱萸の下には深山海棠も咲く。
花は林檎の花に似て。

つぎつぎと。
つぎつぎに。
追いかけるようにして。
木にも花。
はな。
ハナ。

    君の瞳に緑の彩り君の唇に花の色うれし恥ずかし四月 (郷羽三夜子)

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ハナズオウ(白花花蘇枋) ~鍬を持つ~
- 2021/04/26(Mon) -
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冬越しをして置かれたままの畑を耕した。
以前のように、一気にというわけにはいかない。
少しやっては休み、少しやってはボトルの水を飲みながら。
土の中から、太くて長いミミズが出てきた。
まだ寝ていたかったのか、動きが鈍かった。
土をかぶせてやった。
作業は午前中いっぱいかかった。
長年使ってきた鍬の柄は滑らかになり艶を持っている。

今朝も早くからイカルがやってきて軽やかな声で歌っててくれる。
白花花蘇枋も咲いている。

   間違っていたのかもしれないでもあの時は正しいと思ったのだ今私はその上に立っている後悔しない (実谷滸人)

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ミヤマエンレイソウ(深山延齢草) ~筍を四本~
- 2021/04/26(Mon) -
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ちょうど外仕事しているときだった。
倉畑さんがレジ袋を手に訪ねてこられた。
「今朝掘ってきた筍。少しだけどな」
家のすぐそばに竹林があり、毎年持ってきてくださる。
「上がってお茶でもどうぞ」
「なあに、もうちっとくばらなで、またゆっくりな」
年季の入った帽子と長靴姿はどこから見ても農家の方そのものである。
しかし、倉畑さんは教育畑一筋で中学校の校長を定年で終えた方。
言葉も含め、見事な変身といった感じである。
さっそく皮を剥き、茹でていただく。

庭の片隅にはひっそりと深山延齢草。

   母から教わった人の振り見て我が振り直せ私の振り見て直している人もいるのだろう  (実谷滸人)

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ハナミズキ(赤花花水木) ~小さな訪問者~
- 2021/04/25(Sun) -
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庭を掃いていた。
桜の花が散った後の花柄が広がっていた。

大原さんが通りがかって挨拶をしてくれた。
三輪車に乗る小さなお子さんも父親を真似て大きな声で。
まだ足でペダルをこげず、地面を蹴って進む。
彼は私が何をしているのか興味があるらしく、ハンドルを切って庭に入ってきた。
しばらく見ていて、庭の中の小径を一周してきた。
楽しいのか、もう一周する。
父親がその後を追う。
まだ遊びたそうだったが、父親に声を掛けられて動きを止める。
「またおいでね。こんどはお母さんも一緒に」
というとニコニコして道に出て行った。
「おじゃましました」と大原さん。

また竹箒を動かす。
風がないのでまとめやすい。
上には赤い花水木が咲いている。

   こんな私にだって激しい怒りはあるでもそれを表に出さずにいる穏やかな顔の自分がいる (居山聞涛)

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カラタチ(枳殻の花) ~棘の中に花がある~
- 2021/04/25(Sun) -
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♪からたちのはながさいたよ~
からたちの花を見るといつもついつい口ずさんでしまう白秋の歌。

花は長く固く鋭い棘に囲まれた中に咲く。
その対比がまたまた味わい深い。
白い5弁の花からは柑橘類特有のほんのりとした香りがする。
それにミツバチも誘われて吸う。

好きなところで好きな形で好きなように自由咲く花。

  「君の気持ちは分かる」なんてお体裁の言葉さと大人になれないふらつく自分がいた木の芽時 (上武旋転子)

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キクザキヤマブキ(菊咲き山吹) ~牧野富太郎の命名~
- 2021/04/24(Sat) -
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一般的な山吹と違って、軽やかな感じの花を咲かせている山吹がある。
その名は牧野富太郎が命名したという菊咲き山吹。
花びらは細く、付け根からそれぞれが離れて、少し捩れる。
多くの蕊があり、それは絡み合うように伸びる。

乾いている。
花に水やりをしよう。

   枝重ね花重ね山吹は慎ましき花私は何を重ねていくのか (上武旋転子)

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グミ(茱萸) ~フタホシテントウが睦まじく~
- 2021/04/24(Sat) -
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木にいっぱいの生成り色の小さな筒状花が並んで咲いています。
風が吹くと仲良く一緒に揺れて。
夏に赤い実を生らせてくれる茱萸の花です。
去年は少なかったので、今年はたくさん生るといいなあ。

葉の上でフタホシテントウが睦まじく交尾をしていました。

   花見れば独りの思い一人の言葉出る他人を決して入れぬ茱萸の揃って揺れ (居山聞涛)

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ハナズオウ(花蘇枋) ~違ういろいろが調和して~
- 2021/04/23(Fri) -
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花蘇枋も見頃。
爽やかな和の蘇芳色。

太くて大きな山茱萸の木がある。
利休梅には白い花が溢れている。
イロハカエデはやわらかな新葉を伸ばしている。

花蘇枋はそれらに囲まれるようにして咲いている。
違ういろいろが互いに調和して。

   麦稈帽子を頭に春陽射し注ぐ土の上に立つ葛藤を越え新たな働きに思いを馳せつつ (上武旋転子)

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クンシラン(君子蘭) ~落としてしまった~
- 2021/04/23(Fri) -
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二つ目の君子蘭が咲いている。
前のよりやや小さめで低い。

実は気の毒なことをしてしまった花である。
それは私の部屋のテーブル脇の長い椅子に置いてある。
まだ蕾の時だった。
私の不注意でそこから鉢を落としてしまった。
放射状に並んでいた10個の蕾は半分の5つが折れてしまった。
葉も2枚が傷んでいたので切った。
フロアーにこぼれて散らばった土を拾い集めて植え直した。

そうした傷ついたクンシランであったが、残りの5つは無事に咲いてくれた。
ありがとう。

   ガーナに学校作りし青年の廃品作品我は鶏の唐揚げを食みつつ見るその志重く (居山聞涛)

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アマリリス(アイスクイーン・Ice Queen) ~環境の違い~
- 2021/04/22(Thu) -
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白い八重のアマリリスは以前に義姉がくださったもの。
やってきた時、咲いているのを見て言った。
「あれ、もう咲いているの?」
「うちのはまだ小さい」
「環境の違いかしら」
冬もずっと日当たりがいいところに置いていた。
そこがこの花の育ちにはよかったのだろう。 
毎年こうして楽しめてありがたい。

聞き慣れない鳥の声がする。
チリチリチリ、チリチリチリ……と。
なんだろう。

   少しの諦めと表に出さぬ嘆き慰めてくれないか白きアマリリスよ  (居山聞涛)

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イカル(斑鳩) ~美しいテノール~
- 2021/04/22(Thu) -
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ここ数日、毎朝イカルが庭に来てくれる。
その穏やかな澄んだ声の響きには心が和む。
そしてついついどこに居るのか見つけたくなる。

いたいた。
李だった。
特徴である太くて短い黄色の嘴が目立つ。
そしてまん丸な目と首から胸にかけてのきめ細かな白い羽毛。
枝を移りながら葉の中に嘴を入れて何かを啄んでいた。
2,3分そうして。
飛び立ったときは二羽だった。
近くにもう一羽いたらしい。

これからも続けて来て癒やされる美しいテノールを聞かせてほしい。

   テノールのごと斑鳩の美しきが響く朝の庭きょうもよき日かなと思う (上武旋転子)

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カリン(花梨の花) ~秋の実りまで待つがいいか~
- 2021/04/21(Wed) -
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花梨にも花が咲く。
若葉の中にまぎれて。
恥じらうかのような薄紅色の。

いつもは5月初めに見る。
これもだいぶ促されたようだ。

木は庭の対角線に二本あって、その一本を3月に切る予定だったが、いろいろでまだそのままになっている。
秋の実りまで待つがいいか。

   乙女色の木にあふれるも目にとめられることなく人の通り過ぎて花梨の花  (上武旋転子)

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コゴミ(屈・草蘇鉄) ~口の中に草の匂い~
- 2021/04/21(Wed) -
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庭のコゴミも摘みどきとなり、籠を持つ。
クルクル巻いた葉の頭を指先で切っていく。
そのたびごとにやわらかな野の匂いがぷんと。

軽くさっと茹でておひたしに。
まずはけずりぶしを乗せて。

口の中に草の匂い。
そして少しのぬめり。
春の萌の味。

マヨネーズもいいな。

   腰折りて蔓籠に草摘めば旬の香り届き風少し吹く朝 (居山聞涛)

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ウコンザクラ(鬱金桜) ~個性があって~
- 2021/04/20(Tue) -
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鬱金桜は淡黄色の八重の桜です。
地味な色合いのため離れて見るとその開花にあまり気づかれません。
目を近づけると、なかなか趣のある花なのですが。
花びらにはところどころ黄緑色の斑が入ったりします。
さらに咲き進むにつれて赤い筋が現れ、芯も赤くなっていきます。
中からは雌しべがぐんと伸び出してと。

染井吉野や、彼岸桜などのような華やかさはありませんが、こんなな個性的な桜もいいものです。

   もう開くことはないと固く包み込んだ胸の風呂敷時折紐を解きたくなることがあって黄桜を見る  (郷羽三夜子)

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シロヤマブキ(白山吹) ~外に澄んだ明るい声~
- 2021/04/20(Tue) -
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一仕事すませて、コーヒーを飲んでいた時です。
外から澄んだ明るい鳥の声が聞こえました。
「ピピューピュピ-ュピュイ…」ととても上手な口笛のように繰り返されます。
イカル(斑鳩)です。
タイミングよく心地よいバックミュージックとなりました。
4月も後半、鳥たちにも活発な動きが見えます。

白山吹も咲き出しました。
こうしてコーヒーを飲みながら、私の部屋から眺められるところにあります。

   季(とき)くれば違わずに聞こえる鳥の声人の世の喧噪に清涼を撒く  (居山聞涛)

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ヤマブキ(山吹) ~面影草…~
- 2021/04/19(Mon) -
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山吹にも花がいっぱいです。
枝がたわみます。
爽快。
一輪に目を向けるとまた控えめで。
清楚。

山吹には「面影草」の異称があるのだそうです。
そして大伴家持の歌も思い出されます。
「山吹の花のさかりにかくの如君を見まくは千年にもがも」(万葉集巻二十4304)

山吹って、いいですね。

   山吹は触れて揺れて密やかにさまざまな思いの如き (郷羽三夜子)

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タツタソウ(竜田草) ~それは紫苑色というのでしょうか~
- 2021/04/19(Mon) -
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山野草を見ていつも思うのです。
つつましく可憐な花が多いと。

今咲いている竜田草もそうです。
この小さな花のこの形にはにはこの色しかないというたたずまいです。
それは紫苑色というのでしょうか。
奥ゆかしい色です。
そして中の蕊をみればまたその色とその形も見事に調和しています。

好きです。
清少納言もこの花を見たのでしょうか。

   慮る想いを綴るか竜田草奥にひそむものさらに知りたくて  (奈美あや)

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ツバキ(椿) ~下と上で~
- 2021/04/18(Sun) -
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椿は枇杷の木の横にあります。
場所的にはあまりいいとは思えません。

1本のなかで高さによって咲かせる色を変えます。
下は斑入りのピンク。
そして上には赤です。
理由はよくわかりませんが、見ていて楽しくなります。

もうだいぶ散って、残り少なくなりました。

   赤でもなく白でもない混ざる色現れる模様頼りなき我が心の如く斑椿  (居山聞涛)

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ヒトリシズカ(一人静) ~新しい炊飯器~
- 2021/04/18(Sun) -
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炊飯器を買いました。
お米は毎日私が磨ぎます。
そして家人が起きてくる前に朝食の時間に合わせてセットします。

今の炊飯器はしっかり働いてくれています。
不具合が出たわけではありません。
ただ、使用年数がだいぶ経ってきたので新しくしたいと思ったのです。
いくつかのメーカーのを比較して選びました。
使い初めは明日にしようと思います。
家人は「古いのは捨てないでね」と言っています。
何に使うつもりなのでしょうか。

一人静も咲いています。
見ながらいろいろなことを思い浮かべています。

   庭の一角にひっそりと一人静柔らかな思いが心中に去来して (上武旋転子)

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リキュウバイ(利休梅) ~春の足が速い~
- 2021/04/17(Sat) -
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いつもは5月、連休の頃に咲く。
そんな利休梅も満開に。
白い五弁の花は縁に波を打たせて。
利休梅という名にふさわしい趣と。

今年はどこ見ても春の足が速い。

   波打つ真白き花利休梅その名を表すごとき姿と静かに仰ぎ見る (上武旋転子)
 
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スノーフレーク(Snowflake・鈴蘭水仙) ~なごみます~
- 2021/04/17(Sat) -
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ひとまとまりの株になったスノーフレークがあります。
今、たくさん小さな白い花が咲いてます。
花びらに薄緑のポイントを施して。
竿に釣󠄃り下げられた灯りのように。
2つ4つ、1つ3つ……と。

腰を下ろして、目を近づけて。
ああ、かわいい。
なごみます。

その周りには桜の花びらが舞い落ちています。

   春うららに庭漫ろ小さき花に足止めれば愁いも少し和らぎて (郷羽三夜子)

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ニワザクラ(庭桜) ~白い時~
- 2021/04/16(Fri) -
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白い八重の花。
細枝に満ちて。
それは庭桜。

白、白、白。
私にもあったすきまない白い時。

   白いままでいたいと詩の中の青い頃いろんな色に染まり混濁しまった今戻れない (奈美あや)

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ムラサキハナナ(紫花菜) ~体をなげうって……~
- 2021/04/16(Fri) -
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あふれる紫。
こぼれ種でふえてふえて。
いっぱい。
紫花菜がいっぱい。

気持ちいい。
体をなげうって紫の中に埋もれたくなる。

  「髪を切ってね」といつもの旅前全頭白きなりぬ髪を手に鋏動かす春の午後 (居山聞涛)

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ミツマタ(三椏) ~優しい香り~
- 2021/04/15(Thu) -
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枝先に手毬状の黄色い花があります。
三椏です。
咲いているのは山茱萸の木の下です。

枝は三つ三つに分かれて横に広がります。
そこは車が動く場所です。
車に当たらないように伸びてはみ出した枝はいつも切られます。
かわいそうです。
仕方ありません。

ほんのりとした優しい香りのする花です。

   三椏の花に光陰を見る身延山から富士の遠望を忘れじ  (郷羽三夜子)

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