ユリ・カサブランカ(百合・Casa Blanca) ~七月尽~
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- 2020/07/31(Fri) -
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![]() 白いカサブランカが開花したのは2日前。 茎は直立できず、湾曲する。 花が雨を含んで重いのか。 植え替えることなく、10数年そこで咲く。 暦から7月が抜け落ちたようなひと月だった。 百合の香を深く吸ふさへいのちかな (村越化石) ![]() ![]() ![]() |
クチナシ(八重梔子) ~無口で静かで控えめで~
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- 2020/07/31(Fri) -
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ハギ(萩) ~さびしい夏~
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- 2020/07/25(Sat) -
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![]() 家人がスイカを買ってきた。 大玉を6分の1に割ったものだった。 ラップされたままだったのでどこの産かはわからなかったが、甘くておいしかった。 でも、食べながらもいつもと違う夏にさびしい感じもした。 萩が咲いている。 秋でもないのに。 まだ梅雨が明けないというのに。 萩の風何か急かるる何ならむ (水原秋櫻子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ヤマブキ(山吹) ~季節を越えて~
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- 2020/07/16(Thu) -
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![]() 家のところどころで山吹が咲いている。 当然、春のように木を染めるほどの数ではないが。 そんな山吹の返り咲きは秋までに時々見られる。 季節を越えた景色の中のそれもまた風情がある。 庭では向ひまわりが一輪咲いた。 日溜りに佇めばまた帰り花 (稲畑汀子) ![]() ![]() |
オタフクアジサイ(お多福紫陽花・渦紫陽花) ~ユニークな形と名前~
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- 2020/07/13(Mon) -
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![]() ほかのに遅れて、オタフクアジサイも花を広げています。 丸い小さな花びらがくるりとなってかわいらしい形をしています。 色は少しずつ青を加えていき、最後は全体が濃く染まります。 見ていると、ついつい微笑みがこぼれます。 紫陽花の末一色となりにけり (小林一茶) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
チェリーセージ(Cherry sage) ~初蝉~
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- 2020/07/12(Sun) -
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![]() 雨の合間を縫って外に出た。 スナップエンドウを10本ほど採った。 すると蝉の鳴き声が響いた。 ニイニイゼミだ。 初蝉である。 今が夏のさなかであること認識させてくれる。 赤いチェリーセージが雨粒を乗せて咲いている。 そのかわいい表情に、なぜかてるてる坊主を連想した。 初蝉や小さき流れすぐ其処に (織田敦) ![]() ![]() ![]() |
テラオカアザミ(寺岡薊) ~あざみに深きわが想い…~
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- 2020/07/05(Sun) -
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![]() 霞桜の切り株の横で寺岡薊が咲いている。 毎年同じ場所でずっと。 増えもしないし、大きくもならずに。 普通の野の薊に比べると茎が細く、根も浅いのか、風によく倒れる。 そのたびに、まっすぐに直してやる。 そのか弱さがまたいい。 願ひ文そつと伏せ置く花薊 (吉野のぶ子) ![]() ![]() ![]() |