ダッチアイリス(球根アイリス) ~異なる趣~
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- 2020/05/30(Sat) -
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![]() この時期はアヤメ科の花が次々である。 ダッチアイリスも白と青と黄色の三色がおそろいで続く。 全体に大きくたっぷりとしたジャーマンアイリスに比べると、葉も花もすらりとした立ち姿。 花はやや厚めでしっかりした形。 それぞれに異なる趣があって比べてみるのも楽しい。 君が来てよりアイリスの香となれり (稲畑汀子) ![]() ![]() ![]() |
ツルバラ(蔓薔薇) ~名前は忘れた~
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- 2020/05/27(Wed) -
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![]() 蔓薔薇が高いところで咲いている。 道路から家に入ってすぐの所。 他の木に寄りかかりながら。 11月頃までこの様子を見せてくれる。 だいぶ長い付き合いの花だが名前は忘れた。 わが庭の薔薇見て薔薇の季とおもふ (能村登四郎) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
シャクヤク(芍薬) ~無心に~
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- 2020/05/27(Wed) -
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![]() 白い一重の芍薬があります。 蕾はほんのりとピンクに染まります。 アブが黄色いもじゃもじゃの蕊の中にいました。 無心なって体を細かく動かしています。 気持ちよさそうです。 芍薬に身の一箇所を意識せり (鳴戸奈菜) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
フタリシズカ(二人静・早乙女花) ~寄り添う~
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- 2020/05/25(Mon) -
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![]() 葉の中に寄り添うように伸びる二つの花穂。 その一つひとつの丸みのある白いのが二人静の花。 蕾じゃないの? そう勘違いしそう。 花びらはなく雄しべだけなのだとか。 なぜそのような形を選んだのだろう。 でも、そのやさしい風情の姿は名にふさわしい。 二人静しづかにかげをまとひけり (角川春樹) ![]() ![]() ![]() |
セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花) ~草取りを~
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- 2020/05/24(Sun) -
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![]() またの西洋石楠花も見頃。 私よりずっと高く大きい。 空の青を背にするとそのピンクはいっそう鮮やかに。 ほっそりのイトトンボがゆっくりと横切った。 暑くなりそうだ。 今日も草取りを。 石楠花や朝の大気は高嶺より (渡辺水巴) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
レッドロビン(ベニカナメ・紅要) ~主役は葉~
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- 2020/05/24(Sun) -
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![]() 家と道路を隔てるレッドロビン。 その赤い新葉の中に集まる白い小さな5弁花。 形は図案化された梅紋のよう。 だが生け垣の主役はあくまでも葉。 この愛らしい花は多くは人の目にとまらない。 でも虫たちはちゃんと花と認識してよく来る。 ハナムグリが3匹遊んでいた。 目立たざる要の花を眺めるかな (高浜虚子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
バラ(ピンクノックアウト) ~薔薇の朝~
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- 2020/05/23(Sat) -
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ナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ・一つ葉田子) ~憂き出来事も~
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- 2020/05/22(Fri) -
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![]() 木全体が白く覆われる。 5月、いつもの光景。 今年もナンジャモンジャノキが花で満つ。 花は地味だが爽やか。 4枚の花びらは細く、ヒラヒラ、ヒラヒラと。 眺めれば憂いも忘れさせ。 花期は長く、しばらくは目を楽しませてくれる。 初夏の憂き出来事もいつか過去 (高木晴子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ビバーナム・スノーボール(西洋手毬肝木) ~木漏れ日と花と風のハーモニー~
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- 2020/05/20(Wed) -
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![]() ビバーナムは咲きはじめは薄いきみどり。 そして大きくなるにつれしだいに白くなっていく。 スノーボールとあるように、たとえば雪を集めて手で軽く丸めた感じ。 今年は花数が少ない。 どうやら剪定の時期と剪る枝を間違ったようだ。 5月も下旬。 初夏の一日一日と庭のさま (星野立子) ![]() ![]() |
コデマリ(小手毬・小粉団の花) ~風来れば~
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- 2020/05/19(Tue) -
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ジャーマンアイリス(German iris) ~初郭公~
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- 2020/05/19(Tue) -
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![]() ニガウリとキュウリとトマトの棚を作った。 ナスやピーマンなども含め、これで支柱立てはすべて終わった。 後は様子を見ての草取りや追肥などをしつつ、育ちと実りを待つ。 カッコウが啼きながら遠ざかっていった。 初郭公。 ジャーマンアイリスも咲き出す。 郭公の声のしづくのいつまでも (草間時彦) ![]() ![]() ![]() ![]() |
シャガ(著莪) ~一隅を照らす~
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- 2020/05/18(Mon) -
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![]() だいぶ前から庭の片隅には著莪の花。 白を基調とする6枚の花びらは周りをギザギザに縁取る。 その3枚は白単色で、残りの3枚はそれに青紫と淡橙色で斑に模様を施す。 別名に胡蝶花ともあるように、そう思わせる美しさ。 花は少なく、そろそろ終わりに。 一隅を照らすに余り著莪明り (後藤比奈夫) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
フキ(蕗) ~野の恵み~
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- 2020/05/16(Sat) -
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![]() 畑の端にある蕗を採った。 洗った。 スジを取った。 調理してくれた。 サバ缶と混ぜ、菜花を乗せたり。 マヨネーズをかけたり。 やわらかい。 そして独特の香りと少しの苦み。 5月はいろいろと野からの恵みをいただける。 蕗摘みし指の汚れの取れぬまま (稲畑汀子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
イチハツ(一八・鳶尾) ~13年目~
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- 2020/05/15(Fri) -
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![]() アヤメ科の花々もその季節となる。 イチハツも咲く。 やわらかな青紫の花びらは上に白い鶏冠突起を乗せる。 その基部には赤紫の波模様が描かれる。 そして花の中央には3等角の幾何学的な形。 もう13年目になる花である。 袱紗解くごと一八の花ひらく (轡田進) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |