カタクリ(片栗の花・かたかご) ~くるりと~
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- 2020/03/22(Sun) -
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![]() 片栗に蕾が出ていたのを見つけたのは数日前。 徐々に膨らみを大きくし、そして咲いた。 薄紫の花は下を向く。 花びらはくるりと反り返る。 中からは青紫のおしべと花の色をさらに淡くしためしべが伸びる。 はにかむ少女のように愛らしい。 「ねえ、きみのはなしきかせて」 時流れきてかたくりの一つ花 (加藤楸邨) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
サンシュユ(山茱萸) ~見上げれば黄金色~
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- 2020/03/18(Wed) -
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![]() 冬に山茱萸をだいぶ剪定した。 横に張り出した大きな枝を何本も。 二階の窓に当たるようになって気になっていたこと.。 下の草花の日当たりをよくするためにと。 そして迎えた春。 木はいつもと変わらずの黄金色に染まる。 まるで枯れ木に花が咲くといった感じで。 枯色に山朱萸の黄の新しや (高木晴子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
フキノトウ(蕗の薹) ~野の旬~
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- 2020/03/15(Sun) -
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![]() 庭や土手の蕗の薹も食べ頃の大きさになってきた。 数個を切って小籠に。 独特な香りが鼻に入る。 すぐに蕗味噌にしてくれた。 口の中に素朴な苦みが広がった。 ご飯がさらに美味しい。 蕗味噌や口に野がひろがりぬ (奈美あや) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ユキワリソウ(雪割草) ~土を割って~
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- 2020/03/13(Fri) -
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![]() 一輪のユキワリソウが出ていた。 丈3㎝ほどの細い茎の先にほんの小さな花。 葉はまだなく、つい見逃しそうになるほど。 その周りにはいくつものハート型の葉。 それは原種シクラメンのコウムの子どもたち。 静かにそしてたしかなそれぞれの春の営み。 控へ目に雪割草の地を割りぬ (吾孫のどか) ![]() ![]() ![]() |
マンサク(満作) ~満開の黄色~
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- 2020/03/12(Thu) -
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![]() 二月下旬に咲き出した満作は今が満開です。 黄色い紐状の花が枝に溢れるように咲いています。 元気をもらいます。 タテハチョウが一羽飛んできました。 小さな生き物たちも動きだしています。 試練 坂村真民 この試練を越えよう これを越えたところに また一つの新しい自己が 見出されよう まんさくの花びら縒(より)を解きたる (仁尾正文) ![]() ![]() ![]() ![]() |