ツリフネソウ(釣船草) ~くるりと巻く~
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- 2019/09/27(Fri) -
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![]() 淡紅紫色の釣船草が咲く。 その姿はちょっと変わっている。 花は法螺貝のような形で吊り下がる。 距はタツノオトシゴの尾のようにくるりと巻く。 花後には細長い実ができ、触ると、鳳仙花のように弾けて種を飛ばす。 そしてその外皮はやはりくるりと巻く。 およそ栗が落ちる頃に見られる。 つり舟草揺れてやすらぐとうげかな (久保田月鈴子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
クリ(栗拾い) ~しばらく毎朝は~
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- 2019/09/26(Thu) -
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コスモス(秋桜・Cosmos) ~揺れるその色この色~
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- 2019/09/25(Wed) -
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クリ(栗) ~落ち始める~
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- 2019/09/23(Mon) -
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フイリヤブラン(斑入り藪蘭) ~畑もだんだんに~
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- 2019/09/22(Sun) -
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原種シクラメン・ヘデリフォリウム(Cyclamen Hederifolium) ~見かけによらず強い~
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- 2019/09/17(Tue) -
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![]() 白い小さなヘデリフォリウムが咲いている。 まだ2本だけなので、これから立ち上がってくるのだろう。 これは原種シクラメン。 見かけによらず強い。 植え替えるることもなく、その場所で10年目の開花。 恋文は短きがよしシクラメン (成瀬櫻桃子) ![]() |
タマムシ(玉虫) ~しばらく置いておこう~
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- 2019/09/17(Tue) -
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![]() 見つけたのは玉虫。 動かない。 死んでいた。 部屋に入れ、目を近づけて見る。 光沢のある金属質の緑色と紅紫色の筋模様がきれいだ。 年に2,3度はこうして訪れてくれる。 しばらく置いておこう。 玉虫の羽のみどりは推古より (山口青邨) ![]() |
リコリス・スプレンゲリー(Lycoris sprengeri) ~たしかに秋風~
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- 2019/09/16(Mon) -
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![]() 1本のリコリスが立つ。 蕾は艶のある赤紫。 開く花はピンクと青紫のグラデーション。 イヤホンをする携帯ラジオからは軽快な『セプテンバー』の歌が流れる。 今年も残り3ヶ月半。 もういちど吹いてたしかに秋の風 (仁平勝) ![]() ![]() |
タカノハススキ(鷹の羽芒) ~花びらはなくて~
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- 2019/09/15(Sun) -
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![]() 庭の南側には鷹の羽薄がある。 その斑入りの葉は趣がある。 穂が伸び、その中に花びらのない蕊だけの花が咲いている。 白糸に垂れる黄色い雄蕊。 雌蕊は濃い紫のブラシ状。 提灯のように一列に並んで。 ここにも秋。 誰彼に手招きするや花芒 (石山惠子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
サツマイモ(薩摩芋・甘藷) ~掘る~
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- 2019/09/15(Sun) -
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シラヤマギク(白山菊) ~様々なことが~
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- 2019/09/14(Sat) -
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![]() 白山菊がある。 この花はほかの菊とはちょっと変わった姿で咲く。 背は高く、1メ-トルほどにもなる。 花びらの数は一定でなく不揃い。 それも不規則に間が欠けたりする。 そんな素朴な野の趣。 昨夜は一人で月を眺めていた。 万葉人ではないが、様々なことが思い浮かぶ。 しみじみと立ちて見にけりけふの月 (上島鬼貫) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
『道程・68』(石膏直付けによる造型) ~着色する~
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- 2019/09/13(Fri) -
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![]() 造型の終わった石膏直付け作品に着色する。 ポスターカラーを混色してブロンズ風の色を作る。 色が乾いたところで、化繊布を用い、磨きを掛けて、自然な風合いの光沢を出す。 いつもこのようにして仕上げる。 さて、次は…。 九月とふ大きな洞のなかにゐる (小形さとる) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
キク(菊) ~心しづかに菊の節句~
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- 2019/09/09(Mon) -
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![]() 大根を蒔いた。 とりあえず一畝。 野菜苗を植えた。 白菜、ブロッコリー、カリフラワー、サニーレタスを。 明日はホウレンソウも蒔こう。 薩摩芋の収穫もしよう。 菊も咲き始める。 私のノスタルジーを呼び起こす。 いたづらに菊咲きつらん故郷は (夏目漱石) ![]() ![]() ![]() |
ヤマブキ(山吹) ~ところどころに~
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- 2019/09/07(Sat) -
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ツユクサ(露草・月草・あおばな) ~“愛の形の花”~
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- 2019/09/06(Fri) -
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![]() 畑の周りで露草が咲いている。 花びらは上に2枚の青と下に1枚の白の3枚。 青は左右対称によりそってハートのように。 昔ある人が、それには“恋心を伝える若者の言い伝えがある”と教えてくれた。 そういう思いで見るといちだん愛らしく思える。 月草や澄みきる空を花の色 (大島蓼太) ![]() ![]() ![]() |
ケイトウ(鶏頭) ~顔~
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- 2019/09/05(Thu) -
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![]() 鶏頭がある。 ビロードのような際立つ赤だ。 近づくとほんの小さな花蜘蛛がいた。 それは人間の顔のように見えた。 部屋に戻り、メガネを外した自分の顔をじっくり見る。 この歳までのすみずみを見つめる。 それなりの齢が刻まれている。 心にも鶏頭の火を移したし (斎藤道子) ![]() ![]() |