ゴボウ(牛蒡の花) ~放って置いたら~
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- 2019/07/31(Wed) -
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![]() 牛蒡の花が咲いている。 色も形も薊に似る。 茎の高さは2メートルを優に超える。 隣の梨の木よりもさらに上に伸びる。 枝を広げるように分けたその先端に花はある。 花の周りのトゲトゲは見た目と違ってやわらかい。 去年のを1本抜かずに放って置いたらこうなった。 種を採ってみよう。 篁の中に日が降る花牛蒡 (古館曹人) ![]() ![]() ![]() ![]() |
コオニユリ(小鬼百合) ~蕊みなりんりんと~
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- 2019/07/26(Fri) -
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![]() 下向きに咲くオレンジの百合は小鬼百合。 花びらはくるり上に反り、まるで踊るよう。 中には散りばめられる濃赤色のドット。 蕊は外に突き出て。 風吹けば揺れて、音も? 百合の蘂みなりんゝゝとふるひけり (川端茅舎) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ヒマワリ(向日葵) ~夏休み~
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- 2019/07/25(Thu) -
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![]() 私の向日葵は前年のこぼれ種から育ったもの。 それを並べて移植する。 こうした循環を何年か繰り返している。 ただ背があまり伸びなくなっている気がする。 茎の太さも花の大きさも同様に小さく。 来年は新しい種を買うのがいいかもしれない。 子どもたちによく出会うと思ったら、もう夏休みなのだ。 向日葵がすきで狂ひて死にし画家 (高浜虚子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
シラハギ(白萩) ~「一緒に…」~
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- 2019/07/24(Wed) -
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![]() 白萩にも少しずつ花。 先に咲いた隣の赤萩に誘われた? 「ねえ、一緒に揃って咲きましょうよ」と。 いつもなら9月の花なのに、秋にはどうするんだろう。 そのまま咲き続けてくれるのかな。 久しぶりに33℃と夏らしい天気が戻った。 ようやくの梅雨明けか。 白萩にわれ過ぐる風たちにけり (野澤節子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ノウゼンカズラ(凌霄花) ~開く花、落ちる花~
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- 2019/07/22(Mon) -
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![]() 凌霄花が他の樹を頼りに、上へ登って咲いている ラッパ状の花は次々に開き、その形と色のまま次々に落ちる。 地面にあっても花はまだきれい。 私はそれを毎朝掃く。 傷つけ汚していくようで可愛そうな気もする。 凌霄や花を垂れたる蔓の花 (籾山梓月) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ハギ(萩・江戸絞り) ~名前通りの色模様~
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- 2019/07/19(Fri) -
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ムラサキツユクサ(紫露草) ~「ごめんね」~
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- 2019/07/19(Fri) -
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![]() 色違いの紫露草が咲く。 繁殖旺盛なこの花も、黄菖蒲と同様に家人からは厄介者扱いされている。 だいぶ見たのでそろそろいいだろう。 花の収まる時期ではないが全部を刈った。 この花を遊び場とする蜂や蝶、花蜘蛛などには、「ごめんね」。 ままならぬ贔屓の星や名古屋場所 (水原春郎) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
カスミソウ(宿根霞草)~カナカナカナ…~
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- 2019/07/17(Wed) -
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![]() 霞草は宿根草なので、毎年同じ場所で同じような姿を現してくれる。 一つ一つは小さな5弁の花。 蜂がそのたくさんの花を次々に移り渡っている。 霞草はけっしていい香りではないのだが、彼らの嗅覚はまた違うのだろう。 昨夕、蜩が鳴いた。 いつ聞いてもその調べはもの悲しい。 はつきりと咲いてゐしかば霞草 (後藤比奈夫) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ヒペリカム・サンバースト(ポンポン咲き金糸梅) ~負けた~
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- 2019/07/16(Tue) -
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![]() しばらく前からたくさんの鮮やか黄色の花が咲いている。 蕊は太陽のように球状に盛り上がる。 そこに蜜を求めて蜂も。 このヒペリカム・サンバースト(Hypericum sun burst)は一日花。 高校野球県予選、母校は負けた。 蜜蜂やしきりにとんでたのもしき (高野素十) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
リアトリス(Liatris・麒麟菊・百合薊) ~上から下へ~
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- 2019/07/15(Mon) -
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![]() 直立した紫の花穂はリアトリス。 その花は上から下に向かって咲く。 そう言う意味ではちょっと変わっている。 でもまたそこがこの花の持ち味。 花も人もいろいろがあっていい。 風心地良き七月の一日よ (稲畑廣太郎) ![]() ![]() ![]() ![]() |