シジュウカラ (四十雀) ~鳥は楽しそう~
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- 2019/02/28(Thu) -
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![]() 可愛い小刻みな鳥の声。 四十雀だ。 江戸彼岸桜にいる。 枝を楽しそうに次々に移る。 目で追うのが忙しい。 今日は三人の来客の日。 二月も終わる。 少しの慌ただしさと充実感。 ほどほどに手足を使ひ二月尽 (長谷川双魚) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ロウバイ(臘梅) ~蕾の数が花の数~
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- 2019/02/23(Sat) -
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![]() 窓の外には蝋梅。 数日前から咲き始める。 天気もよく、そばへ。 下に立つといい香り。 まだ蕾の方が多いが。 透明感のある花びら。 どれもが蝋を塗ったかのように艶やか。 家族は3泊4日で出かける。 私は一人で春の中に居る。 空の青と黄色の蝋梅。 臘梅を月の匂ひと想ひけり (赤塚五行) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
カゴシマコウバイ(鹿児島紅梅) ~一日ごとにハル~
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- 2019/02/21(Thu) -
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![]() 気温がぐんと上がり、暖かな一日だった。 4月頃の陽気だったとか。 草木は一段と開花を促される。 そんな光と風に「外に出ておいで」と誘れれば。 いつもなら三月に入って咲く鹿児島紅梅にも深紅の八重の花。 前日よりその数を増やしている。 一日ごとにハル。 目にも楽しく。 近づけば向きあちこちや梅の花 (三橋敏雄) ![]() ![]() ![]() |
フクジュソウ(福寿草・ことぶきぐさ) ~輝いている~
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- 2019/02/17(Sun) -
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![]() いつか読んだことがある。 春手前のこの時期のことを「遠くで聞こえていた鼓笛隊が近づくように」と記した文を。 なるほど、ワクワクするそんな喜び感。 福寿草も輝いている。 あふれる笑顔のよう。 りんの中に春やもてくる福寿草 (伊藤信徳) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ツグミ(鶫) ~桜に寒禽~
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- 2019/02/14(Thu) -
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![]() キュッキュッ、キュッキュッと鳥の声。 窓を開けて見上げればソメイヨシノにツグミが一羽。 首を回して辺りを見渡している。 また鳴く。 鵯ほどはうるさくない。 少しして飛び去った。 ツグミはこの時期、何を食べて生きているのだろう。 つぐみ来て地鳴きひとこゑ春浅し (井上あい) ![]() ![]() |
アセビ(アシビ・馬酔木) ~鬼とは~
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- 2019/02/03(Sun) -
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![]() 昨日、お茶の時間になぜだか住宅顕信の句集を取り出して読んでいた。 16年前に購入した本だ。 夭折の俳人である。 中に豆まきの句があった。 2歳の幼い男の子を一人残して、享年25歳。 アセビにたくさんの蕾。 小鈴のように。 葡萄の房のように。 鬼とは私のことか豆まかれる (住宅顕信) ![]() ![]() ![]() |
カシラダカ(頭高) ~冬のいのち澄む~
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- 2019/02/02(Sat) -
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![]() 冬鳥がよくやってくる。 今は木々に葉がないので、その姿を見つけやすい。 いたのはカシラダカ。 ホオジロの仲間で、よく似ている。 腹が白いのと特徴ある背の模様で区別できる。 これも大陸からのお客さん。 こころゆくまでどぞうごゆっくり。 冬鳥のひそと来てゐてひそと去る (田中藤穂) ![]() ![]() ![]() |
雪の朝 ~ガガガガー~
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- 2019/02/01(Fri) -
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![]() ガガガガー。 除雪する車の音で目が覚める。 4時を少し回ったところ。 人が働く前に働いてくれている人がいる。 窓を開けると辺りはまだ暗い。 楓、山吹、李…。 どの木も枝に雪を乗せている。 二月の始まりは白い朝。 あれもこれもの一月よさようなら。 除雪車の残しゆく雪掻いてゐる (二瓶洋子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
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