トクサ(木賊・砥草) ~『率直』『非凡』~
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- 2018/12/29(Sat) -
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![]() 楓の下に木賊がある。 細竹のように節を持って真っ直ぐ伸びる。 その立ち姿は地味だが、他にない妙味がある。 こんな木賊にも花言葉があり、それは“率直”“非凡”だと。 たとえば活け花だと、なかなか主役にはならないが、しかし名脇役といったところか。 恋人よ有る時をこそ木賊立つ (安井浩司) ![]() ![]() ![]() |
シモノハナ(霜の花) ~凍てつく朝に~
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- 2018/12/26(Wed) -
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![]() -6℃と今季一番の朝。 庭に出るとやはり秋丁字にシモノハナ。 その根は土深くでまだ働いている。 原種シクラメンの葉に棘の霜。 砂を乗せる霜柱。 楓の葉を閉じ込める氷。 凍みで現れるさまざまな形。 凍みが感じさせてくれるありがたさ。 微小なる柱を組みて霜の華 (関洋子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
シデコブシ(冬の幣辛夷) ~冬に育まれる花芽~
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- 2018/12/25(Tue) -
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ミツマタ(三椏・三叉) ~毛に包まれる冬蕾~
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- 2018/12/24(Mon) -
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クロホオズキ(黒鬼灯) ~その時々のうつろう姿~
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- 2018/12/22(Sat) -
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アジサイ(冬の紫陽花) ~蕭条と~
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- 2018/12/20(Thu) -
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![]() 切られずに残っている紫陽花がある。 それの今は穏やかな枯れ姿。 色を失った花びら(苞)は光の中で走る脈を際立たせる。 色があったときには見えなかった形が見える。 冬の紫陽花はあはれのたたずまい。 遠くから“いとをかし”の声が聞こえてきそうに。 好き。 枯といふこのあたたかき色に坐す (木内彰志) ![]() ![]() ![]() |
キスジアマリリス(黄筋アマリリス) ~師走の窓辺~
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- 2018/12/19(Wed) -
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![]() 九月に咲いた黄筋アマリリスにまた花がある。 開いたのは一つ、蕾が三つ。 花びらにはあみだくじのような網目模様。 大きな葉の中央に黄色い筋が走るのでその名がある。 「ねえ、あと十日すこしでお正月よ」としみじみと言う家人。 突然、何を感じたのだろう。 大空のあくなき晴れし師走かな (久保田万太郎) ![]() ![]() ![]() ![]() |
コブシ(冬辛夷) ~冬為し~
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- 2018/12/16(Sun) -
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スイートアリッサム(sweet Alyssum) ~ぽかぽか~
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- 2018/12/14(Fri) -
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シモノハナ(霜の花) ~寒い朝の儚き白い花~
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- 2018/12/11(Tue) -
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![]() 庭に不思議な白い花が現れた。 銀杏落ち葉の中にある秋丁字の茎に咲く。 霜の花…。 それは冷え込みの厳しい朝だけに見られる美しい造型。 そして陽が広がれば消える儚い存在。 次にはどの茎にどんな形の花を咲かせるのだろう。 霜柱顔ふるゝまで見て佳しや (橋本多佳子) ![]() ![]() ![]() ![]() |