シュウメイギク(桃花一重秋明菊) ~秋の明るい…~
- 2018/10/05(Fri) -
桃花秋明菊181

花茎を伸ばして数本立っていた桃花一重秋明菊。
しかしほとんどが首を垂れて萎れてしまった。
その原因はわからない
一本だけが残った。
そしてその一輪が咲いた。
それも花びらが雨で少し傷んだようだように見える。
蕾があと二つある。
これらはきれいに咲くといいが。

「秋の明るい菊」に「秋の明るい心」で。

   片づけて秋明菊を挿しにけり   (黒田杏子)  

桃花秋明菊182

桃花秋明菊183
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キクイモ(菊芋) ~植えたのは~
- 2018/10/04(Thu) -
キクイモ181

キクイモを植えたのは16年ほど前になる。
当時、その塊茎が含むイヌリンなどの高い栄養価や有用性がよく新聞雑誌で紹介されていた。
ある山村では特産品としてキクイモを使った漬物などの食材を売り出した。
酒造メーカーも焼酎にして販売を始めた。
そうした流れに乗って、健康によく、しかも栽培しやすい…、それならば育ててみようと。
数年はよかった。
味噌漬けなどにしてはその土臭いコリコリした食感を味わったりした。
だが年々、その株は増えて畑で広がりを見せる。
その勢いは予想を超えていた。
それで全部を引き抜いた。
少しでも塊茎が残っていると育つほど丈夫である。
現在は、国立環境研究所の侵入生物データベースで要注意外来生物に指定されている。
個人で栽培するには十分な注意と配慮が必要な植物といえる。

捨てた土手にその黄色い花姿は顔を出す。
そこでもあまり増えないように気をつけている。
いつしかよく調理に使っていた家人からも「キクイモを掘ってきて」などの声は掛からなくなった。
あのごつごつとした不定型な形が調理に手間で敬遠されてしまったのかもしれない。

今は秋の野の花として眺めている。
そして時折薄に添えて花瓶に挿したりしながら。

  それもよからう草が咲いてゐる   (種田山頭火)

キクイモ182

キクイモ183

キクイモ185
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キク(菊・セザンヌ) ~今日のこゝろに~
- 2018/10/03(Wed) -
菊セザンヌ181

南側の陽当たりの良い場所に菊が咲いている。
白に赤紫のストライプの花びら。
花芯は艶やかな黄色。

10年以上も前に植えた。
今では野の花のようなたたずまいで。

この花には「セザンヌ」と名が付いていた。
もしかしてかの後期印象派の画家と縁があるのだろうか。

  今日はまた今日のこゝろに菊暮るゝ (松尾いはお) 

菊セザンヌ182

菊セザンヌ183

菊セザンヌ184
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キンモクセイ(金木犀) ~香りのシャワー~
- 2018/10/02(Tue) -
0金木犀181

風おだやかに爽やかな青空。
それを背景に咲く金木犀。
朱色の小花が密集して。

そこからシャワーのように降りてくる甘い香り。
それを誰かは「見えさうな香」と詠んだ。

また一つ秋の贈り物。

   胸の奥たしかめにくる木犀花 (伊藤敬子)  

1金木犀182

2金木犀183

3金木犀184

4金木犀185

5金木犀186
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クジャクアスター(白孔雀) ~そして十月~
- 2018/10/01(Mon) -
孔雀アスター181

列島縦断のコースで大きな被害を心配た24号。
昨夜のテレビ画面では近隣の市町村に避難準備情報などがずっと映し出されていた。
夜半のかなりの強風と豪雨も覚悟していた。
いつもより遅くまで起きて、状況を見守っていた。
停電や起きうる様々なシチュエーションをも想定して準備もしていた。
しかし、「台風」らしさを感じることもなく今朝を迎えた。
庭を見れば木々の枝葉が散乱する様子もさほどのことではない。
思いの外やさしく通り過ぎたようだ。
安心した。

白いクジャクアスターが咲く。
花言葉には「美しい思い出」などとあった。
この先、どれだけの「美しい思い出」を積むことが出来るのだろうか。
いや、これからも多く作っていく。

そして暦は十月。

   安曇野よ九月十月風の橋  (道悠喜) 

孔雀アスター182

孔雀アスター183
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