ムクゲ(木槿) ~うつくしくてはかなくて~
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- 2018/07/31(Tue) -
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![]() 真っ白な木槿の花。 一重の花びらの奥には細筆で描いたような赤い模様。 木槿に「朝開暮落花」の名もあるという。 その言葉通りの様子を持つ花である。 七月も終わる。 時も儚い。 白木槿まいにちさいてまいにち淋し (山口青邨) ![]() ![]() ![]() |
アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉) ~黙してひたすら咲く~
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- 2018/07/24(Tue) -
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![]() 濃いピンクのアメリカ芙蓉が数日前から咲いている。 ふんわりとした花は両の手を広げたほどのたっぷりの大きさ。 中から伸びる蕊に目を遣れば、部分部分に違った愛らしい表情がある。 その命は短い。 朝に次々と咲いて夕に同じように萎む。 風はらむはずみにひらく芙蓉かな (阿波野青畝) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ノカンゾウ・ヤブカンゾウ(野萱草・藪萱草) ~ドバイへの旅?~
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- 2018/07/24(Tue) -
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![]() 野萱草 野萱草と藪甘草は似た朱色の花。 丈も花の大きさもほぼ同じ。 違うのは花びらが一重と八重。 経験したことのないような灼ける暑さはまだしばらく続くという。 中東のドバイ辺りを旅していると思えばいいか…。 萱草は随分暑き花の色 (山本荷兮) ![]() 藪甘草 |
イトバハルシャギク(糸葉波斯菊) ~猛暑と虫~
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- 2018/07/23(Mon) -
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![]() 炎天下に黄色いコスモスのような糸葉波斯菊が群がり咲く。 その名は葉が細いことに因むと。 ヒラタアブとモンシロチョウがとまった。 彼や彼女らは連日続く“命に関わる危険な暑さ”とは無縁なのか。 シャワーのような雨がほしい。 世にも暑にも寡黙をもって抗しけり (安住敦) ![]() ![]() |
ジャガイモ(馬鈴薯) ~夏野菜は~
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- 2018/07/18(Wed) -
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![]() ジャガイモを掘った。 まずまずだ。 西瓜、ズッキーニ、苦瓜、オクラ、茄子なども順調。 苦瓜は2本採って初ゴーヤチャンプル。 「おいしいね」と顔を見合わせる。 わが家の夏の定番料理。 連日の猛暑日。 頑張りすぎない、無理しない、負けない。 馬鈴薯を夕蝉とほく掘りいそぐ (水原秋桜子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ヒマワリ(向日葵) ~一茎一花~
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- 2018/07/17(Tue) -
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![]() ヒマワリは前年の花の種から育ったもの。 毎年そうする。 今年は10数本ずつを2箇所に並べて植えた。 今ちょうど咲き揃う。 まさに元気色、気持ちいい。 そばに立って眺めるだけで嬉しくなる。 自ずと歌まで出てきたり。 蜜蜂も夢中…。 ヒマワリはいつになっても童心に引き戻す花である。 向日葵の一茎一花咲きとほす (津田清子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ノウゼンカズラ(凌霄花) ~真昼のシャンデリア~
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- 2018/07/16(Mon) -
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![]() 夏の暑さに朱色の凌霄花。 その円錐状に垂れて咲く様を「真昼のシャンデリア」にたとえた人がいた。 言い得て妙。 花は上から下に向かって次々に咲く。 花の命は短く、新しいのが咲くのに合わせるように、先の花は落ちる。 その色と形のままで地に広がるのを私は毎朝掃く。 凌霄や花を垂れたる蔓の花 (籾山梓月) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
リアトリス(Liatris・麒麟菊・百合薊) ~自己評価~
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- 2018/07/13(Fri) -
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![]() 直立した茎に花。 紫と白が仲良く並んで咲くのはリアトリス。 その花穂は上から下に向かって咲き進む。 よく見ればそれは小さな花の集合体。 花言葉には「向上心」「燃える想い」「長い恋愛」。 「向上心」=△ 「燃える想い」=〇 「長い恋愛」=×△〇◎? わが朱夏の詩は水のごと光るべし (酒井弘司) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ナンテン(南天の花) ~小さな花の造型~
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- 2018/07/11(Wed) -
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![]() 南天には房状になる白い花。 目を凝らせば小さな花の花弁は6枚。 王冠を思わせる6本の黄色い雄蘂と1本の丸い膨らみを持つ雌蘂。 そんな花にも虫たち。 花言葉を見れば「私の愛は増すばかり」と。 なぜ? 南天の花にかくれて人嫌ひ (鷹羽狩行) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ガクアジサイ(額紫陽花) ~清らかな~
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- 2018/07/10(Tue) -
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![]() 紫陽花はどれも好きだが、この薄いピンクの紫陽花は特に。 そのなんとも言えない爽やかな色合いに惹かれる 可憐で清らかな乙女をイメージさせるような。 その色は咲き始めからほとんど変わらない。 昨日見て、今日も見て飽きず。 いつまでも一人娘や額の花 (柴原保佳) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ハギ・エドシボリ(萩・江戸絞り) ~穏やかであれかしと…~
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- 2018/07/09(Mon) -
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ヘリオプシス(Heliopsis) ~夏の花と虫たちと燕~
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- 2018/07/08(Sun) -
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![]() 夏の花々が多く目に入るようになった。 ヘリオプシスの株からいくつもの花が咲き出る。 放射状に広がる黄い花びらは向日葵にも似る。 目を近づければそこには遊ぶ小さな花蜘蛛など。 上を燕が軽快に翔ける。 つばくろに仕ふる空となりにけり ( 山西雅子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |