カスミソウ(宿根霞草) ~見方を変えると~
- 2018/06/30(Sat) -
霞草181

さわさわと風に揺れるかすみ草。
花も葉も茎もそのすべてが細く小さくて。
まとまりで見られることの多いこの花の姿はまさにその名のごと。
目をマクロにすればかわいく反り返る5弁の花に10本の雄しべ。
見方を変えると見えないものが見えたりする。

  はつきりと咲いてゐしかば霞草  (後藤比奈夫)

霞草182

霞草183

霞草184
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ヘリオプシス・ヘリアントイデス(Heliopsis) ~幸せ気分~
- 2018/06/29(Fri) -
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昨夜はストロベリームーンが出るということで夜空を見上げました。
「恋を叶えてくれる月」とも呼ばれているそうです。
言われるような赤みがかった色ではなかったですが、きれいな満月でした。
ちょっと幸せ気分になりました。

たくさんの黄色い花があります。
ヘリオプシス・ヘリアントイデスです。

   しみじみと立ちて見にけりけふの月   (上島 鬼貫)

ヘリアントイデス181

ヘリアントイデス182

ヘリアントイデス183

ヘリアントイデス184
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カラー(Calla)  ~梅雨時の恒例~
- 2018/06/29(Fri) -
カラー181

ここ数年は梅雨時に恒例となってしていることがある。
それは梅漬け。
毎年家人にはなかなか評判がいい。
昨日、2㎏を洗って漬けた。
この後も楽しみながら作業を進める。

ピンクのカラーが咲き揃う。
くるりと巻いているのは苞で、中に見える黄色い棒状のが花だと。

  梅漬ける甲斐あることをするやうに  (細見綾子)  

カラー182

カラー183
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ヒペリカム(Hypericum) ~黄色い花は艶やかな赤い実に~
- 2018/06/28(Thu) -
ヒペリカム181

倉畑さんが犬を連れた散歩していた。
立ち止まって、草取りの最中だった私に声を掛ける。
「えらいきれいにするじゃないかな」
中学校長を10数年前に退職して今は農業中心。
果樹園と野菜の出荷で忙しいご様子。
犬がせかす。
先生(近所では倉畑さんのことをみんなそう呼ぶ))はその強い引きに「じゃまた」と。

ヒペリカムに少しの花。
昨年は株が弱り、枝は何本も枯れて貧相になっていた。
復活の兆し。
黄色い花は艶のある赤い実となっていく。

   木の匂ひ水の匂ひて梅雨晴間  (赤井よしを)

ヒペリカム182

ヒペリカム183
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マツバギク(松葉菊) ~花火のよう~
- 2018/06/28(Thu) -
松葉菊181

放射状にととのって広がる花びら。
蕊も同じように。
松葉菊はまるでぱっと開いた花火のよう。

   石垣に咲くや下田の松葉菊 (阿部筲人)
 
松葉菊182

松葉菊183

松葉菊184

松葉菊185
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アジサイ(紫陽花) ~今のこころ色は~
- 2018/06/27(Wed) -
紫陽花1181

年齢とともに心も様々な色を作り出す。
そして今の心はと問われれば…。
色々混ざりすぎて。
「混濁」を濾過しなくては。

 萩原朔太郎 『こころ』

 こころをばなににたとへん
 こころはあぢさゐの花
 ももいろに咲く日あれど
 うすむらさきの思ひ出ばかりはせんなくて。

紫陽花の映える季となる。

  七情のなかの一情濃あぢさゐ  (本宮鼎三)

紫陽花1181-2

紫陽花1182

紫陽花1182-2

紫陽花1183

紫陽花1184

紫陽花1185
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ハナショウブ(花菖蒲) ~実直に事を為す~
- 2018/06/27(Wed) -
白花菖蒲180

6月も最後の週。

この月の計画と行動は評価に値せぬほどの達成度。
小事から着実に積み重ねなければ…。

花菖蒲もそろそろ終わる。

   白菖蒲眦切つてひらきけり  (櫛原希伊子)

白花菖蒲181

白花菖蒲182

白花菖蒲183
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キンシバイ(金糸梅) ~にわか美容師~
- 2018/06/26(Tue) -
金糸梅181

家人の髪をカットした。
美容院へ行けばいいと思うのだが。
年に数度はこうして頼まれることがある。
最後に襟足を切りそろえ、そしてレザーでそり上げる。
手鏡を後ろに回して仕上げを見せると、親指と人差し指で丸を作って、「グッド。ありがとうございました」と。
われながら、だいぶ腕が上がったと思う。
それで明日から何泊の旅に出る。
私は留守番。

庭には金糸梅もぽつぽつと。

   朝々の馬場のまはりの金糸梅 (長谷川双魚)

金糸梅182

金糸梅183

金糸梅184

金糸梅185

金糸梅186
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クチナシ(梔子の花) ~口無しとは~
- 2018/06/25(Mon) -
梔子181

毎年この時期、庭に広がるその甘い香り。
それは白い梔子の花。

たとえて
くちなしとは
以心伝心

語らずも
思い通じ
心は深く
結ばれる

どこかで鶯が鳴いている
夏なのに

   今朝咲きし山梔子の又白きこと  (星野立子)

梔子182

梔子183

梔子184

梔子185
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ベニガク(紅額) ~少女色から大人色へ~
- 2018/06/24(Sun) -
ベニガク181

ベニガクは2週間間ほど前から。
咲きはじめてからしばらくは白い。
そしてしだいにうっすらと紅を塗りはじめ。
さらにそれを濃くしていく。
そんな色移りに、少女が心も体も大人へと変わりゆく様を感じたりする。

  この頃の雨読晴読額の花 (鷹羽狩行)

ベニガク182

ベニガク183

ベニガク184

ベニガク185

ベニガク186
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クルミ(胡桃) ~「くるみ割り」~
- 2018/06/24(Sun) -
クルミ181

「よかったらどうぞ」と、近所の岩上さんの奥さんから胡桃を頂いた。
昨年採っておいたもので、家で使う予定があって出しきたのだと。
40個くらいあるだろうか。

「半分ほど割ってね。あとは残しておいて」
新聞紙を広げて割る。
堅い。
かなり力が要る。
両手を使う。
これは女性には大変なことだ。

いくつかは実が細かくつぶれてしまうのもあったが、大方はおよそ二つにうまく割れた。
固い串で実を取り出す。
入ったままの形にきれいに取れるとれしくなる。

ちょっとつまみ食いを。
さて、どのように使ってくれるのだろう。

  胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋  (鷹羽狩行)

クルミ182

クルミ183

クルミ184

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ナツツバキ(夏椿・沙羅の木) ~白い花のまま地に~
- 2018/06/23(Sat) -
夏椿181

沙羅の花も咲く時となる。
蕾が多く花はまだ少ない。

白い花びらの縁は縮れる。
中にやわらかなたくさんの花糸。
熊蜂がその中に頭を突っ込んでいた。

これは一日花。
その白く美しいまま地に落ちる。

   夏椿落ちてゆくとき目を開き  (保坂敏子)

夏椿182

夏椿183

夏椿184

熊蜂と夏椿
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アジサイ・アナベル(Annabelle) ~時間とともに~
- 2018/06/22(Fri) -
アナベル181

食事時、夏至の話題になった。
「これからは毎日昼の時間が短くなっていくのね」
返事をせず黙って聞いていた。

ある事象を見るとき考えるとき、その基準点をどこに置くかによって心の持ちようもだいぶ違ってくるもの。
たとえば瓶の中のワインが少なくなってきたとき、もうこれしかないのかと思うのか、まだこれだけ飲めると思うのかと。

玄関横にはアナベル。
その故郷は北アメリカだとか。
花ははじめの薄緑から時間とともに白へ。
そして終わる頃にはまた緑に戻る。

   あぢさゐの毬は一つも地につかず  (上野章子)

アナベル182

アナベル183

アナベル184

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アナベル186
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キョウガノコ(京鹿子) ~智恵子の考え~
- 2018/06/21(Thu) -
光太郎智恵子18

調べ物をしていた。
それで書架から『光太郎智恵子』を取り出し開いた。
これは二人の間で交わされる手紙を中心に、その周りを取り巻く人々とのやりとりをまとめた書簡集。
後半には狂気する智恵子への対応に疲れる光太郎がその心情を吐露する生々しい内容も載る。

そんな中で目に留まった智恵子の手紙。
総選挙に誰を選ぶかということを問われて述べている。
   
もしあったら……リンカーンのやうな政治家を選びませう。
日本にだって一人ぐらゐ、正しい事のために利害なんかを度外に置いて、大地にしっかりと誠実な根をもちまっすぐに光りに向って、その力一ぱいの生活をする喬木のやうな政治家があってもいいだらうと思ひます。
さういふ政治家なら有頂天になって投票することでせうとおもひます。  (略)
情実や術数のやうな政党なんてだめですね。 〈大正13年(1924)5月〉

94年前の日本の政治についての智恵子の考え。
そして今、そのリンカーンの国は…。

結局、その本からは私が探していたものは見つからなかったが、あらためて二人の思想、恋愛観、夫婦観、藝術観などを考えるひとときとなった。


ピンクの小さな花を集めて咲く京鹿子。
昨年は病気になってその開花を見ることはできなかったが、場所を移したら復活してくれた。

  日が差せば命のいろに京鹿子   (小松崎爽青)

京鹿の子185

京鹿の子184

京鹿の子183

京鹿の子182

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ツクシカラマツソウ(筑紫唐松草) ~床屋で~
- 2018/06/20(Wed) -
ツクシカラマツソウ181

蒸し暑さ、そして髪も伸びて。
そろそろ頃合いかと思って、いつもの床屋に行った。

先客が1名いて、女性の理容師が鋏を動かしている。
私を隣の椅子に案内したのは黒シャツ姿の若い男性理容師。
初顔。
横では彼女が様々な話題を取り上げては淀みなく話しながら理髪する。
40代と思われる客もその一つひとつに楽しそうに応じている。
私は目をつぶり、横の会話に欹てる。
こちらの彼はほとんど無言で。
実のところ私にとってはそれがいい。
であっても、細やかな鋏捌きには確かな腕を感じる。
終わりになってようやくの声掛。
「こんな感じに仕上げましたがいかがでしょうか」と鏡を後ろにして確かめさせる。
「じゅうぶんです。ありがとうございました」と私。
「おひげの処理はご自分でされるんですか?」
数年前から顔の中に髭がある私。
「ええ」
「お似合いですよ」とさりげなく。
その時この理容師にしてもらってよかったと思った。

必要なことだけを。

庭の片隅にはツクシカラマツソウも。
それは花というにはあまりにも小さくて。
マクロにして見れば線香花火のような形。


   青梅雨の深みにはまる思ひかな  (石川桂郎)

ツクシカラマツソウ182

ツクシカラマツソウ183
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ムラサキツユクサ(紫露草) ~刈り取る~
- 2018/06/19(Tue) -
紫露草181

ぐるりとムラサキツユクサがある。
わずかを残してほとんどを刈り取った。

グラデーションように白から青紫までの花を朝に咲かせてくれる。
3枚の花びらには6本の雄しべと細くて柔らかな毛。
そこへ熊蜂、蜜蜂、紋白蝶などもよく来て遊ぶ。

繁殖力が強く、繁茂するのこの花を家人はあまり歓迎しない。
それでである。
株元からばっさりと。

何かを得るには何かを捨てなければならない…。

  梅雨晴間夕日はどこへ沈まうか   (原田暹)

紫露草182

紫露草183

紫露草184

紫露草185

紫露草186

紫露草187

紫露草188
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カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) ~花の名~
- 2018/06/18(Mon) -
柏葉紫陽花181

楓のそばに柏葉紫陽花。

花の名はその色や形や香り、姿の特徴から取ったり、連想させるものから付けられていることが多いように思う。
しかしこの大きな円錐状の白い紫陽花はその名にそれらを求められない。
柏の葉に似ているからと柏葉と、葉から名を取る。
これだけ魅力的な花なので、ほかになもっと素敵な名付けもあっていいと思ったりもする。

たっぷりの花は重くなり、茎はそれを持ちこたえきれず横になったりして咲く。

  紫陽花や登れといへる如く階  (星野立子)

柏葉紫陽花183

柏葉紫陽花182

柏葉紫陽花184

柏葉紫陽花185 - コピー

柏葉紫陽花186
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リュウキュウアサガオ(琉球朝顔) ~河川清掃~
- 2018/06/18(Mon) -
リュウキュウアサガオ181

昨日は町の河川清掃。
毎年梅雨時に行う。
作業開始時刻は6時。
5時半頃に家を出て徒歩で分担区に行く。

葦が2㍍の高さを超えるほどに茂る。
それを刈り取り、川から引き上げて軽トラで捨て場に運ぶ。
山積みで数台分の量になる。
約一時間で終了。

家に戻ると、目に入ったのは一輪の群青の朝顔。
まだ蔓は伸びず、地面のすぐ上に。
その色と厚めの葉からすれば2年ほど前に植えたことのある琉球朝顔か。
たしか名前は“クリスタルブルー”。
この先たくさんの花が咲いてくれるといいのだが。

  朝顔の紺のかなたの月日かな (石田波郷)

リュウキュウアサガオ182
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シモツケ(繍線菊・下野) ~アリさん見~つけた~
- 2018/06/17(Sun) -
下野181

6月はシモツケの咲く季でもある。
素朴で目立たないが、私はこの花にいつもしみじみとした愛おしさを感じる。
いにしえ人の歌にでもなりそうな気もして。

枝先に多数の小さな花が密になる。
その淡紅色の5弁の花から蘂がちょんちょんと飛び出る。

一匹のアリを見つけた。
立ち上がるたくさん蕊の中は彼にとってきっと林の探検のように楽しいにちがいない。

シモツケは夏咲きが終わるとひと休みしてまた秋にも咲く。

   後の日に知るに繍線菊の名もやさし  (山口誓子)
 
下野182

下野183

下野184

下野185
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テラオカアザミ(寺岡薊) ~揺れる花に蝶~
- 2018/06/17(Sun) -
テラオカアザミ181

昨日は風が強かった。
栗の長い花穂が降るように落ちて地面に広がる。
柿の若い枝も堪えられず幹から剥がされて下に横たわる。

寺岡薊が一輪咲いている。
アゲハがとまった。
翅がだいぶ傷んでいる。
やはり風でちぎられたのだろか。
こんな日は飛ばずにどこかで風宿りしていればいいのに。

   願ひ文そつと伏せ置く花薊  (吉野のぶ子)

テラオカアザミ182

テラオカアザミ183

テラオカアザミ184
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ハナショウブ(花菖蒲) ~だらりと垂れて~
- 2018/06/16(Sat) -
ハナショウブ181

薔薇の隣。

花菖蒲が咲いている。
花びらはだらり。
ふと花魁の姿が思い浮かぶ。
そんな妖艶さも。

麦稈帽子を被り、その周りをせっせと草取りをした。

    はなびらの垂れて静かや花菖蒲 (高浜虚子)

花菖蒲183

花菖蒲182

花菖蒲184

花菖蒲185
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ビワ(枇杷) ~畑で~
- 2018/06/16(Sat) -
枇杷181

玉葱を収穫した。
枝豆に土寄せをした。
ズッキーニに受粉した。
リーフレタスを抜いた。
エンドウの棚を片付けた。
さらにあれもこれもを畑で。

ただ動く。
ひたすら手を動かす。
終えた後はいつも快。


枇杷も実る。
いくつか取ってお皿に盛る。

   枇杷の実を空からとつてくれしひと  (石田郷子)

玉葱の収穫181
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ノリウツギ(糊空木) ~六月半ば~
- 2018/06/15(Fri) -
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カリンの下に糊空木はある。
円錐状に多数咲く。

真の花はまだ丸い蕾。
装飾花がアクセントに。

白い花に涼やかさと清潔感を感じる。

  水よりも風澄む日なり花サビタ (上村占魚)

糊空木182

糊空木183

糊空木184

糊空木185
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ユキノシタ(雪の下・鴨足草) ~壊れる~
- 2018/06/15(Fri) -
ユキノシタ181

印刷しようとすると、部品交換が必要とのメッセージがモニター画面に出る。
初めてのことだ。
ネットで調べる。
作業は業者に依頼してやってもらうこととある。
およその金額も表示される。
結構な額になる。
家電量販店に出かけてプリンターを見る。
価格を見ると部品代+作業貸の金額とあまり変わらない。
買うことにする。

このところいろいろが壊れる。
それぞれが経年劣化で仕方ないのもあったりする。
加えて私自身がいろいろを壊してしまう。
先日はドアの硝子を割ってしまったし。
気をつけなくては。

バランスを取って咲くのはユキノシタ。
カルダーのモビールを思い起こさせる。
一つひとつの花の表情もかわいい。
蜂も来て遊ぶ。

   低く咲く雪の下にも風ある日  (星野椿)

ユキノシタ183

ユキノシタ184

ユキノシタ185
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ナデシコ(撫子) ~白とピンクと赤と~
- 2018/06/14(Thu) -
撫子183

朝早くから大きな声をコジュケイが届けてくれる。
ユーモラスにも思えるそれを聞く度に心が和む。

庭には撫子も。
白とピンクと赤の花が仲良くそろって。

   撫子やそのかしこきに美しき (広瀬惟然)

撫子182

撫子181

撫子186

撫子185

撫子184

撫子187
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ヒメシャラ(姫沙羅)~『ターナー展』風景の詩~
- 2018/06/13(Wed) -
ターナー展

スローな時間に委ねる田舎での日常。
たまには都会へ出てみようと。
そんな気になって、朝5時05分の高速バスで新宿へ。
損保ジャパン日本興亜美術館で『ターナー展』を観る。

帰りは珍しくバス酔いしてしまった。

今、姫沙羅も咲く。

  六月や樹陰に佇てば肌しめる (大竹孤悠) 

姫沙羅181

姫沙羅182

姫沙羅183
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クリ(栗の花) ~青臭い匂い~
- 2018/06/12(Tue) -
181栗の花に天道虫

木を覆いつくす黄白色の栗の花。
ある俳人がそれを「青臭い匂い」と表現した特有の強い香りを辺りに放つ。

多数の雄花は長い穂状になって垂れる。
その基部には丸い雌花が一つ。

これは大栗品種の丹沢。
若い頃、1㍍ほどの小さな苗木を植えた。
今では毎年多くを実らせてくれる。

花穂の中にかわいいナミテントウが。

  花栗に寄りしばかりに香にまみる  (橋本多佳子)

182栗の花

183栗の花

185栗の雄花
                                         雄花
184栗の雌花
                                         雌花
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ハクチョウゲ(白丁花) ~「純愛」~
- 2018/06/12(Tue) -
ハクチョウゲ181


細枝にたくさんの白い花は白丁花。
その花言葉は「純愛」。
遠い青春時代、ひ弱な私にもそんなトキがあったような。

こんな小さな花にも蜂がやってきて蜜を吸う。

   翅を振り蜜を吸ふ蜂縞揺るる  (栢森定男)

ハクチョウゲ182

ハクチョウゲ183

ハクチョウゲ184

ハクチョウゲ185

ハクチョウゲ186
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ヤマアジサイ(山紫陽花) ~買い替え~
- 2018/06/11(Mon) -
山紫陽花181

軽トラにさよならすることにした。
年式が古く、だいぶガタが来ていた。
長く乗ってきたので愛着はあったが。
よく働いてくれて感謝、感謝。

その下取り査定は1万円。
新しい車が届くのは7月下旬。

甘茶と並んで青みの山紫陽花も咲く。

  紫陽花やはかなしごとも云へば云ふ (加藤楸邨)

山紫陽花182

山紫陽花183

山紫陽花184
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トノサマガエル(殿様蛙) ~イケメン~
- 2018/06/11(Mon) -
トノサマガエル181

睡蓮の葉の上にトノサマガエル。
じっとして。
置物のように。
絵ではよく見る光景だが。
実際に目にするのは初めてかもしれない。

なかなかいい目いい顔のイケメン。
これならきっと雌も恋に落ちるはず。

さて、そろそろ睡蓮も咲いてもいい頃なのだが…。

  のどふくれ恋の奴の蛙麻呂  (高橋睦郎)

トノサマガエル182

トノサマガエル183
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クジャクサボテン(孔雀仙人掌) ~今年も逢えた~
- 2018/06/10(Sun) -
孔雀仙人掌180

玄関先には孔雀仙人掌。

その色、その形。
その全体、その部分。
前からも後ろからも横からも。
どこを見ても魅了される。

毎年ありがとう。

   さぼてんの名の老いらくの恋といふ (富安風生)

孔雀仙人掌181

孔雀仙人掌182

孔雀仙人掌186

孔雀仙人掌183

孔雀仙人掌184

孔雀仙人掌185
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