ニシキギ(錦木) ~秋の紅葉は美しい~
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- 2018/04/30(Mon) -
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![]() 錦木の秋の紅葉は美しい。 真っ赤になる。 それはまさに「錦」のごと。 その木にもちろん花は咲く。 色は薄黄緑。 花びらは数㍉で少しの艶。 葉色にも紛れ、花というにはあまりにも影が薄い。 でも目立たずにあっての良さもある。 草ひきし泥手のままの四月尽 (細見綾子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
アマドコロ(甘野老) ~笑みを~
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- 2018/04/30(Mon) -
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ライラック(lilac・リラ・lilas) ~リラ冷えという頃~
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- 2018/04/29(Sun) -
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ツクバネウツギ(衝羽根空木)~おやおや~
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- 2018/04/29(Sun) -
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![]() 衝羽根空木も花を咲かせる。 柔毛を持つ花びらの先は5裂。 鐘状の中にはオレンジの網目。 一匹の虻が奥に入って花粉まみれ。 おいしいんだろうなあ。 楽しいだろうなあ。 しあわせだろうなあ。 入ってみたいなあ。 春の空人仰ぎゐる我も見る (高浜虚子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ラズベリー(raspberry・木苺の花) ~花から実へ~
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- 2018/04/29(Sun) -
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![]() ラズベリーの花が収まりつつある。 この後、花は形を変え、朱色の実になっていく。 毎年よく成る。 作業の合間に摘んでは口にする。 そんな時、童心に戻った気分になる。 みなさんは大型連休。 私は土と過ごす。 花の芯すでに苺のかたちなす (飴山實) ![]() ![]() |
イカリソウ(錨草) ~木漏れ日の中~
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- 2018/04/28(Sat) -
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![]() 木漏れ日の中で咲いているのは錨草。 四弁の花が下向きに咲く。 形はその名の通りに船の錨。 アメジストを思わせる花色も好きだ。 その石には"真実の愛"を守りぬく”意味があるとか。 そしてこの花には“君を離さない”の花言葉。 碇草生れかはりて星になれ (鷹羽狩行) ![]() ![]() ![]() ![]() |
カリン(花梨) ~乙女色~
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- 2018/04/28(Sat) -
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![]() 若葉に包まれて薄紅色の花がある。 地面にその色を何枚も見つけ、頭上に花梨の花が咲いているのに気づいた。 もう散り始めていたのだ。 葉影から顔を覗かせる五弁の花はどれもやさしい。 それを「乙女色」とたとえた人がいた。 かりんの花数えたくなるやさしさに (相馬遷子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
エビネ(海老根・蝦根・化偸草) ~しづけさのひかりとどめて~
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- 2018/04/27(Fri) -
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![]() 春の陽が庭に注ぐ。 どの草花もいきよいがいい。 海老根が楓の下で咲いている。 すくっと立つ花茎に小さな花が十数輪。 どれもが両手を広げた人形のようにだ。 見ていて楽しくなる。 知人が大きな筍を2本届けてくれた。 筍も毎日ぐんぐんらしい。 しづけさのひかりとどめてえびね咲く (高原初子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ヤエヤマブキ(八重山吹) ~なにしてもいい~
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- 2018/04/26(Thu) -
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![]() 巷間にはゴールデンウイークの話題。 羨ましい話が聞こえてもくる。 なんといってもこの季節、なにしてもいい。 動ける人は動くがいい。 走れる人は走るがいい。 静かな人は静かでいい。 疲れの人は休むがいい。 毎年少し遅れての八重山吹。 たっぷりの花が枝を撓める。 山吹や年々に身の軽くなる (須佐薫子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ミツバツツジ(三葉躑躅) ~「つつじ花 にほへ娘子(をとめ)…」~
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- 2018/04/25(Wed) -
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![]() 躑躅もまたその季節となる。 家を下った国道には、古城公園で毎年行われる「5月3日 つつじ祭り」の幕と幟。 暑さが続いたことで咲き進まなければいいが。 庭の先駆けはミツバツツジ。 色は艶やかなまさに躑躅色。 若葉に映える。 盛りなる花曼荼羅の躑躅かな (高浜虚子) ![]() ![]() ![]() |
キクザキヤマブキ(菊咲き山吹) ~鯉幟立つ~
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- 2018/04/25(Wed) -
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![]() 菊咲き山吹のその名は花が菊に似てのこと。 牧野富太郎の命名だと。 花びらは細く、一枚一枚が離れ軽やか。 風吹けば枝は上に下に右左に振れる。 今、外に見える三軒には大きな鯉幟が立ち、毎日元気な音を届けている。 枝かはすところ山吹花かさね (皆吉爽雨) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ハナミズキ(花水木) ~花と水と木と~
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- 2018/04/24(Tue) -
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ニワザクラ(庭桜) ~草刈り~
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- 2018/04/23(Mon) -
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![]() 庭桜は八重の花。 低い小枝にびっしり。 蕾はうすいピンクに包まれる。 それが開くとまっ白に。 行楽日和、イベント日和の日曜日。 しかし季節外れの記録的な暑さ。 私は家の下の河原に降りて草刈りを済ませた。 草払い機で2時間かかった。 熱中症にはならなかった。 眼前の刈る草のほか何も見ず (廣瀬町子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
アメリカスミレ(ビオラ・ソロリア フレックルス) ~好きなように~
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- 2018/04/23(Mon) -
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ウコンザクラ(鬱金桜) ~こだわりのさくら~
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- 2018/04/22(Sun) -
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![]() 家桜で取りを務めるのは鬱金桜。 こうして名所の花見話題が収まる頃に。 花はふんわりやはらかな八重。 誰もが描く桜色ではなく。 淡黄の花びらはところどころ黄緑に染まる。 蕊の中からは一本がぐんと伸び。 それぞれの桜にそれぞれのこだわり。 こだはりのさくらいつぽんありにけり (山本嘉郎) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ハナニラ(花韮) ~違っていい~
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- 2018/04/22(Sun) -
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![]() 三椏の下にハナニラが咲いている。 花茎の先に星形の6弁花が一つ。 花びらはうっすらとグラデーション。 あれあれ、中に一つだけ8枚の花弁。 四つ葉のクローバーを見つけた時のようなうれしい気分。 「違う」っていい。 世にも暑にも寡黙をもつて抗しけり (安住敦) ![]() ![]() ![]() ![]() |
グミ(茱萸) ~ぶらぶらと~
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- 2018/04/22(Sun) -
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![]() 茱萸の木に生成り色の花。 その筒状花の先は4裂。 細長い花柄があって。 風にあわせてぶ~らぶら。 昨秋、強剪定で高さを低くしたため、数はかなり少なめ。 それでも6月にはそれなりの実りが期待できそう。 ぶらぶらと風のリズムに茱萸の花 (奈美あや) ![]() ![]() ![]() ![]() |
スノーフレーク(Snowflake・鈴蘭水仙) ~まだ4月なのに~
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- 2018/04/21(Sat) -
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![]() 釣鐘のような白い小花。 スノーフレーク、雪片。 花びらには淡緑の斑点。 中に一輪だけ上向きに。 黄色い蕊。 きょうは7月並の天気とか。 気温も真夏日近くなる予報。 たいへんだ。 春昼といふ大いなる空虚の中 (富安風生) ![]() ![]() ![]() ![]() |
コゴミ(屈・クサソテツ) ~草の香り 野の味~
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- 2018/04/21(Sat) -
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![]() コゴミを採った。 半分ほどにし、残りはまた一週間後に。 一籠分になった。 少しだが、畑の横の寺島さんと市村さんにもお分けした。 削り節を添えて食べた。 マヨネーズもかけた。 草の香り、野の味がした。 いろいろの山菜も旬。 野に出でよ日々に若葉の四月かな (奈美あや) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |