キンモクセイ(金木犀) ~香りが見える~
- 2017/09/30(Sat) -
金木犀171

秋の金木犀がそこにあることは目を閉じても分かる。

朱色の小さな花たちが一斉に放つ芳香。
それを詩人は「香りが降ってくる」と譬えた。

季節の深まりを伝える癒やしの贈り物。

部屋にも一枝。

   見えさうな金木犀の香なりけり  (津川絵理子)

金木犀172

金木犀173

金木犀174
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ミョウガ(茗荷の花) ~読む~
- 2017/09/29(Fri) -
茗荷の花2171

机の上にはしばらく前から『論語』がある。

混沌と流動する世情において、時宜に相応しく道しるべとなる言葉なども目にすることができる。

・君子は矜(おごそか)にして争(あらそわ)ず、群(ぐん)して党せず。

・政(まつりごと)を為すに徳を以てすれば、譬えば北辰(ほくしん)其の所に居りて、衆星之に共(むか)うが如し。
※仁徳のある人が政治を行えば、たとえば北極星が不動の位置にあって、それをとりまく多くの星々が、すべて深い畏敬の念を捧げきらめいているように、世の中の人々はその為政者の徳を慕って集まってくるものなのだ。

・苟(いやしく)も其の身を正しくせば、政に従うに於て何か有らん。其の身を正しくすること能(あた)わずんば、人を正しくすることを如何せん。
※もしも自分自身を正しくすることができるなら、政治を行うに困難なことがどうしてあろうか。これに反して、自分の身を正すことができないようでは、いかにして人を正すことができようか。

深まる秋に毎日少しずつ紐解く。

土の上にひっそりと咲く茗荷の花。

  つぎつぎと茗荷の花の出て白き  (高野素十)

茗荷の花2172

茗荷の花2173

茗荷の花2174
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クリ(栗・丹沢) ~残った実~
- 2017/09/28(Thu) -
栗172

先般の台風で、栗は半分近くが落下した。
まだ青いまま割れない形だった。
強風に耐えて残った実は、ここへ来てようやく時を感じ、自ら落ち始めている。
今年の一回目を拾う。
毬に包まれた艶やかな実。
両脚で左右に開いて取り出す。
一籠分に。

  栗の毬割れて青空定まれり  (福田甲子雄)

栗173

栗174

栗175

栗171
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ヒガンバナ(白花彼岸花・Lycoris albiflora) ~落ち葉掃き~
- 2017/09/27(Wed) -
アルビフローラ171

少しずつ落ち葉が広がるようになりました。
今は柿と花水木です。
落ち葉を掃くのは好きです。
箒目を見て嬉しくなります。

赤い彼岸花に混じって一本の白い彼岸花が咲いています。

  落葉掃くおのれを探しゐるごとく (平井照敏)

アルビフローラ172

アルビフローラ173
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イチジク(無花果・ゼブラスイート) ~ねっとりとして甘い~
- 2017/09/26(Tue) -
ゼブラスイート170

「無花果を採っておいてね」
そう言って、家人は都会への旅に出かけた。
しばらく前から熟しだし、2、3日おきに収穫できるようになってきたのだ。
黄色に緑の縞が入るゼブラスイートという品種である。
放っておくとすぐにアリが群がってしまう。
だから早めに採る必要がある。
籠と引っかけ棒を持って脚立に登る。
20数個を収穫。
今日はこれくらいに。

今年の春、畑の隣に家を建てた水沢さんが玄関に水を撒いていた。
新婚さんだと聞く。
中から10個ほどを選んで差し上げた。
家に入った後すぐに出てこられて、「女房からです」と、お返しにと大きな林檎を二つくださった。
これから長いお付き合いとなる。

すがすがしい青空が広がっている。

先が割れてやわらかくなったのを一つその場で口に運ぶ。
ねっとりとして甘い。

  いちじくのけふの実二つたべにけり (日野草城)

ゼブラスイート171

ゼブラスイート172

ゼブラスイート174
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ハヤトウリ(隼人瓜の花) ~漬け物に~
- 2017/09/25(Mon) -
ハヤトウリの花171

隼人瓜に花がちらほら。
植えてから5ヶ月近く。
花の後ろにはすでに小さな瓜の形をしたのも見えたりする。
収穫の時は10月半ば頃。
漬け物にする。

   存へてこの世うるはし瓜の花  (長谷川櫂)

ハヤトウリの花172

ハヤトウリの花173

ハヤトウリの花174

ハヤトウリの花175
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バジル(basil) ~その香りが好きだと言う~
- 2017/09/24(Sun) -
バジルの花171

家人が香りが好きだというので、ずっとバジルを植えている。
時々葉を取っては鼻につけて目を閉じ、「ん~ん」とひとりうっとりしたりする。
そんな様子がおかしくもある。
料理の香り付けにもだいぶ活躍してくれたが、そろそろ花も終わり。
三本の株を抜いて片付けた。
きっとまた来年も。
 
  秋の昼妻の小留守をまもりけり  (日野草城)  

バジルの花172
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ミヤマカイドウ(深山海棠の実) ~木の実~
- 2017/09/24(Sun) -
ミヤマカイドウの実171

いろいろな実も目に付くようになりました。

小さな林檎のような赤い実は深山海棠です。
美味しそうに見えます。
いつぞやのこと、興味にそそられて口に入れたことがあります。
果肉が薄く、酸味もあって食べるには無理でした。
そういえば鳥が啄んでいるのも見たことがありません。
見た目だけでは…ですね。

栗の実も大きくなり、柿も色づきを進めています。
秋の楽しみが加わります。

   老いの掌をひらけばありし木の実かな (後藤夜半)

ミヤマカイドウの実172

ミヤマカイドウの実173
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キク(菊・セザンヌ) ~菊の記憶~
- 2017/09/23(Sat) -
セザンヌ171

ところどころで菊も咲き始めています。

たくさんの鉢植えにして…、そんな菊が好きだった父を思い出します。
花器に活けて楽しんで…、そんな着物姿の母を思い出します。
子どもの頃の記憶です。

何やら虫が遊んでいます。
カメムシでしょうか。

郷愁を呼び起こす菊日和です。

  いたづらに菊咲きつらん故郷は   (夏目漱石)

セザンヌ172

セザンヌ173
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アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉) ~体調を整える~
- 2017/09/22(Fri) -
アメリカ芙蓉2171

朝が早い私は5時半にはおよそ庭か畑にいる。
このところ、その頃の気温がだいぶ低くなったのを肌に感じる。
必然、作業着も厚手の長袖に替えた。
暑さ寒さも彼岸までというが、まさに。
仕事の後の汗もほとんどかかなくなった。
昨日はくしゃみや鼻水が出ていた。
外に出る時刻も少し遅らせるか。

県内の最低気温の表示も10℃以下の地点が増えてきた。
これかさらにということになるのだろう。
日較差にも体調をうまくコントロールしなければ。

返り咲きというか、アメリカ芙蓉がまた咲き出した。

  身にしむやほろりとさめし庭の風 (室生犀星)  

アメリカ芙蓉2172

アメリカ芙蓉2173

アメリカ芙蓉2174
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ニンジン(五寸人参) ~畑にも季節感~
- 2017/09/22(Fri) -
五寸人参171

五寸人参を掘った。
多くは三寸から四寸ほどだった。
早かった…?
まあ、小家族にとってはこれくらいでもいいだろう。

葉にはまだいくひきもの黄揚羽の幼虫がいた。
ちょっと可愛そうな気もした。

しばらく前に蒔いたホウレンソウやタアサイなどの芽が伸びている。
畑も秋冬用に衣替えが進む。

  人参を人参色に洗ひあげ  (小島花枝)


五寸人参172
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クジャクアスター(白孔雀) ~女心と秋の空~
- 2017/09/21(Thu) -
白クジャクアスター173

昨夜、雨が急に降った。
予報にはなかった。
ふと思いだした言葉は“女心と秋の空”。
そのたとえに、なるほどと。
昔の人は言葉に洒落や遊びや思いを間接的に包んでうまく楽しく表現した。
夕食がすむ頃には止んだ。

白孔雀が咲いている。
他の花も添えてお墓に持っていこう。

   秋彼岸汗ばむ晴のよかりけり  (牧野寥々) 

白クジャクアルタ-172

白クジャクアスター171
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キクイモ(菊芋) ~個展の案内~
- 2017/09/20(Wed) -
キクイモ171

個展の案内が届きました。
絵画と彫刻を並行して制作している古くからの知人です。
23日の初日に行ってこようと思います。

心深まる芸術の秋です。
美を求めていろいろ出かけたくなる季節です。

菊芋が咲いています。
ヒマワリにも似た黄色い花です。

  秋天に流れのおそき雲ばかり  (星野高士)

キクイモ172
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宿根アスター ~台風一過~
- 2017/09/19(Tue) -
宿根アスター171

青空が広がり気温が上がった。

久しぶりに散歩をした。

無人販売で林檎を買った。

1袋3個入りで100円だった。

2袋下げて帰った。

少し汗ばんだが気持ちよかった。

脳にも汗をかこうと思った。

  誰彼もあらず一天自尊の秋  (飯田蛇笏)

宿根アスター172

宿根アスター173
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アシタバ(明日葉) ~見回る~
- 2017/09/18(Mon) -
アシタバ171

町の広報が台風に備えるよう注意を促していた。

畑を見回った。
ミニトマトはできるだけ採った。
芽が出たばかりの大根が心配。

数匹の黄揚羽の幼虫が明日葉にいた。
この後、雨風が強くなりそうだが、彼らは大丈夫か。

  先んじて風はらむ草颱風圏  (遠藤若狭男)

アシタバ172

アシタバ173

大根の芽910

籠の中のミニトマト
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キャットミント(Nepeta) ~脚が冷える~
- 2017/09/17(Sun) -
キャットミント614

冷え症である。
このごろさらに脚の冷えを感じる。
今朝からは膝掛けが暖める。

初夏から咲き続けていたキャットミントの花茎も一つだけになった。

  暁のひやゝかな雲流れけり (正岡子規)

キャットミント615
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ブルーセージ(Blue Sage・アズレア) ~さわやか色~
- 2017/09/16(Sat) -
ブルーセージ171

さわやかな青の花はブルーセージ。
どれもに愛らしい表情がある。
スカートを広げた楽しげな女の子のようだったり、何か考え事をしている子どものようだったり。
その花穂が細い茎の上で揺れる。

栗の実も大きくなってきた。

季(とき)を感じてのひととき。

   初秋の口笛吹いて女の子 (石田郷子)

ブルーセージ172

ブルーセージ173

ブルーセージ174

ブルーセージ175
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クジャクアスター(孔雀アスター) ~自分の心の中に庭を持とう~
- 2017/09/15(Fri) -
クジャクアスター811

ある本の中に“自分の心の中に庭を持とう”という言葉があった。
季節感とともに生活に彩りを添える心の庭…。

いい日秋日和。
庭の隅にはクジャクアスターが顔を出している。

  川音の空よりひびく秋日和   (村山たか女)

クジャクアスター812

クジャクアスター813
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シソ(紫蘇の花) ~秋の空~
- 2017/09/14(Thu) -
シソの花171

空を見上げる。

「お~い」
「心は元気かあ~」

紫蘇に花が咲いている。

その花がこぼれている。

   秋空や高きは深き水の色  (松根東洋城)

シソの花172

シソの花173

シソの花174
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タマムシ(玉虫) ~秋の紫陽花~
- 2017/09/13(Wed) -
紫陽花624

秋だというのに、紫陽花が一房。
ひっそりと。

その葉の上に一つ。
金属質の光沢を持つ色。
玉虫。
きれい。
いにしえ人もそれで厨子を作ったほどに。

毎年2~3匹が飛んでくる。

幸せな心持ちの秋の朝。

   たまの緒の絶えし玉虫美しき  (村上鬼城)

玉虫170
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リコリス・スプレンゲリー(Lycoris sprengeri) ~稲刈り~
- 2017/09/12(Tue) -
スプレンゲリー171

稲刈りする姿が見られるようになった。
家族揃って稲架(はざ)掛けする様など、風情がある。
その杭に赤とんぼなど留まればなおさらだ。

広がりつつの秋景色。
耳に流れる感傷の歌。

桜の下にはリコリス。
絵筆で着彩したかのようなピンクから青紫への色調変化が美しい。

   田のひかり稲架にあつまりかけ終へぬ (松崎鉄之介)

スプレンゲリー172

スプレンゲリー173
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サツマイモ(薩摩芋・甘藷) ~秋晴れの日に~
- 2017/09/11(Mon) -
薩摩芋の収穫171

カレンダーに〈紅東の収穫〉とある。
忘れないようにと6月の植え付けた日に、そこから90日目の収穫予定日も書き込んでおいた。
2畝植えてあり、もう一つの焼き芋用の鳴門金時は同じように、120日目にその記入がある。

蔓を切り、片付ける。
備中鍬で芋にあたらないように周りを掘り起こす。
そして畝を慎重に崩して手で確かめながら折らないように出していく。
芋は大きくも小さくもなく、ほどよい。
今年は苗の数を半分に減らしたが、収量もそれなりで自家用には十分。

秋晴れの日のいい汗。
百舌が鳴いている。

  るゐるゐと生きゐる藷を掘りおこす   (百合山羽公)

薩摩芋の収穫172

薩摩芋の収穫173

薩摩芋の収穫174

薩摩芋の収穫175
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フウチソウ(風知草) ~さわさわと~
- 2017/09/10(Sun) -
風知草2171

心地よい風が庭を抜ける。
穂を伸ばしてきた風知草がさわさわとやさしく揺れる。
小さな虫がそれにつかまっている。

花水木が葉を落としはじめた。

  風知草にのりたる風をたのしめり  (三谷いちろ)

風知草2172

風知草2170
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アキアカネ(秋茜) ~先っぽが好き~
- 2017/09/09(Sat) -
アキアカネ171

南瓜やメロンの蔓を片付ける。

赤トンボがやってくる。
葱の葉先に留まる。
そのとんがったところが好きのようだ。
脚で挟みやすのだろう。
しばらくじっとしている。
何するわけでもく。

その光景に和む。

目の前に秋が増えていく。

   蜻蛉の力をぬいて葉先かな  (粟津松彩子)

アキアカネ172

アキアカネ173
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ムラサキツユクサ(紫露草) ~進む秋~
- 2017/09/08(Fri) -
紫露草2171

昨日は白露。
地面に少しずつ葉が広がるようになってきた。
キュウリとトマトは採れなくなってきた。
向日葵はすべて枯れ色に変わった。
薄が穂を伸ばしている。

アオサギがバサバサと大きな音を立てて飛びたった。
チョットコイチョットコーイと、離れた林から小綬鶏の声が届いた。

紫露草はまだいい色で咲き続けている。

  刈り込みし垣に白露の風通う (堤文子)

紫露草2172

紫露草2173

紫露草2174
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リンゴ(林檎・津軽) ~近所の温もり~
- 2017/09/07(Thu) -
ツガル171

軽トラが止まって小松さんが降りて来た。
荷台にはいくつものコンテナにたくさんのリンゴが積み込まれている。
収穫を終えてきたところだったようだ。
「クズ林檎だけど」と言って20個ほどくださった。
クズというのは、鳥に少し啄まれたり、こすれたりして出荷できないもの。
品種はツガルで、そろそろ終わりに近づいていると。

「寄ってください」
「これから仕分けしなくちゃ」と、そくそくとエンジンを掛けて去った。
温もりに感謝。

   りんご紅し机上に愛をころがして (飯村寿美子)

ツガル172
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アサガオ(朝顔) ~そろそろ~
- 2017/09/06(Wed) -
朝顔171

桜の幹の回りで朝顔が咲いている。
花は小さくなりその数も少ない。
花の中にあるべきのくっきりとした星の形もだいぶ崩れている。
そろそろだと、季の風を感じているのだろう。

床の間の掛け軸も替えよう。

  朝顔の紺のかなたの月日かな  (石田波郷)

朝顔172

朝顔173

朝顔174

朝顔175
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シラヤマギク(白山菊) ~野のよそおい~
- 2017/09/05(Tue) -
白山菊171

銀杏の下に白山菊がある。
背の高い野菊だ。

いろいろの不揃いが特徴。
花びらが7枚だったり、8枚だったり、6枚のもあったりする。
その長さも整わなかったり、それぞれの間に幅の違う隙間があったり。

野のよそおいそのままの菊である。

  秋天の下に野菊の花弁欠く (高浜虚子)

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白山菊173

白山菊174

白山菊175
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フイリヤブラン(斑入り藪蘭) ~秋になれば~
- 2017/09/04(Mon) -
斑入り藪蘭171

テラコッタを主とした彫刻家の個展があって茅野まで出かけた。
アフリカをテーマにした木版画家の個展案内があって観に行った。
静謐な空間の中で、脳が思索の道を彷徨い体が情熱の渦に流される。

今、さまざまな芸術があちこちに。
心澄ます季節。

私も公募展への作品を発送し終えた。

昨日、斑入りの藪蘭に花が二つ、三つ咲いているのに気がついた。

  野の秋へ鈴ふるやうに花の咲き  (岩津厚子)

斑入り藪蘭172

斑入り藪蘭173

斑入り藪蘭174
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ニラ(韮の花・ふたもじ) ~星の花~
- 2017/09/03(Sun) -
ニラ171

白くて小さな星形の花。

セセリチョウが渡って蜜を吸う。
アリ君も楽しそうに動き回る。

初秋、一斉に咲いたのは韮の花。

  韮の花まひる老けゆく刻のみゆ (きくちつねこ)

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ニラ175

ニラ176

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タカサゴユリ(高砂百合) ~二楽期に~
- 2017/09/02(Sat) -
高砂百合171

九月という響きがもたらす感覚。

体も心も新しい秋の装いを促される。

子どもたちも二学期。

私の気持ちも二楽期に。

  すぐひらく百合のつぼみをうとみけり  (安住敦)

高砂百合172

高砂百合173

高砂百合174
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