シダレモミジ(枝垂紅葉) ~もみじあそび~
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- 2016/11/24(Thu) -
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![]() 美しい時を迎えているもみじたち。 たとえば歌に詠んで遊んでみたりもして。 「きれいだね」と 一葉を取って 手渡して あなたが言った 枝垂れ紅葉 これは僕、これは君のと もみじの葉は 太宰の本に 挟まれてある 深い切れ込みの葉を持つ枝垂紅葉。 下に入って裏から見るのが好き。 枝垂れ葉に光延び来て冬隣 (あや) ![]() ![]() ![]() ![]() |
マンサク(万作) ~ひたすらに~
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- 2016/11/22(Tue) -
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![]() マンサクも黄葉します。 朝陽があたります。 秋にはどこにでもあるさりげない佇まいですが。 近寄ればえもいわれぬ趣があります。 葉の付け根には小さな膨らみがいくつもあります。 花芽のようです。 寒くなる季節の中で、春に向かって気持ちを蓄えているのでしょう。 草木はその時々にあわせてひたすらです。 胸の中も黄葉するや小春日和 (あや) ![]() ![]() |
マメガキ(豆柿・信濃柿・小柿) ~甘くて美味しいんです~
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- 2016/11/21(Mon) -
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![]() 葡萄のような丸い実があります。 豆柿が黒紫色に熟しています。 大きさは1㎝をを少し超えるほどの小さな柿です。 甘いんです。 ちょっとしたデザートです。 遠くに目を遣れば、どの山々も肌を秋染めにする11月下旬です。 信濃柿もろともに山寂びにけり (宮坂靜生) ![]() ![]() |
ピラカンサ(Pyracantha・タチバナモドキ) ~晩秋という響きと形~
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- 2016/11/14(Mon) -
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![]() 朱色の実がいっぱい。 艶々して小さな柿みたい。 おいしそう。 実がこぼれ落ちている。 ジョウビタキやヒヨドリがいたりする。 鳥さんたちは好物のよう。 食べ過ぎに注意してね。 「無理しないで」と声を掛ける、晩秋の風が。 晩秋の誰が私を暖める (高澤晶子) ![]() ![]() |
サクラモミジ(鬱金桜の紅葉) ~寂寥も深まり~
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- 2016/11/13(Sun) -
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![]() 木々の姿も変わりゆく。 すでにほとんどが裸になったもの。 枝に実だけを残すもの。 そして葉を美しく染めるもの。 廻る一年の中で華やぎ滴り装い眠る。 人の一生もまた。 鬱金桜の紅葉。 ところどころに虫喰い。 深まる秋、気はいっそう冷やかに澄んで寂寥の奧へといざなう。 日をこぼし紅葉こぼして桜の木 (市村究一郎) ![]() ![]() |
バラ(薔薇・秋のピンクノックアウト) ~初霜だった~
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- 2016/11/05(Sat) -
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![]() 初霜だった。 昨日の朝いつものように落ち葉掃きをしようと外へ出た。 川を隔てた向かいの家の屋根が白くなっていた。 カリンの木の下に駐めてある私の軽トラのフロントも。 箒を持つ厚手の手袋の中の手が冷えた。 ピンクノックアウトはまだ薔薇としての色を十分保っている。 静けさとゆかし艶なる秋の薔薇 (あや) ![]() ![]() |
ツワブキ(石蕗) ~秋のさびしさを灯し~
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- 2016/11/02(Wed) -
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![]() 塩見に初冠雪がありました。 あのドーム型の山容がうっすらと白くなっています。 いよいよ、そんな時期です。 自然はあるがままに光や風の中でゆったり姿形を粧っていきます。 せせこましくなく、あくせくすることなく。 石蕗も咲きます。 淋しくなりつつある庭をそっと灯すように。 静かなる月日の庭や石蕗の花 (高浜虚子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
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