エビネ(海老根) ~いつもと違った四月~
- 2016/04/30(Sat) -
エビネ161

楓の下にはエビネ。
花茎に連なり咲く。
それは神楽鈴のようにも。
一つひとつの小さな花は愛らしい表情。
それはクリオネのようにも。

四月が終わる。

    しづけさのひかりとどめてえびね咲く (高原初子)

エビネ162

エビネ163
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ブルーベリー(blueberry) ~幟の音~
- 2016/04/30(Sat) -
ブルーベリー161

パタパタパタ。
幟が風になびく。
カラカラカラン。
矢車も勢いよく回る。
聞こえるのは隣の杉谷さんの家から。
今年も大きな鯉幟が上がっている。

ブルーベリーにも花。
釣鐘状が房状に。
ドウダンツツジにも似た可愛い白い花。

いろいろが耳に目に潤いと癒やしを。

   あまき音のチェロが壁越し四月尽  (秋元不死男)


ブルーベリー162

ブルーベリー163
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ライラック(lilac) ~リラ冷え~
- 2016/04/29(Fri) -
ライラック7164

月を戻したかのように日中の気温が低かった。
部屋にも暖房を。
開き始めた花々も戸惑っているかも知れない。
遅霜がないかとも心配になる。

ライラックも盛りのいい姿となっている。
そういえば「リラ冷え」という季節の言葉もあった。

ライラックはいい匂いがする。
いくつか房を水に挿す。
玄関にその香りが広がる。

  蝶来ると見ればいつしかリラ咲けり  (水原秋桜子)

ライラック166

ライラック163

ライラック160
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ハナズオウ(花蘇枋・白花) ~予定は?~
- 2016/04/29(Fri) -
ハナズオウ白161

ラジオは今日からの連休についてリスナーと結んで話題にしていた。
長い人だと10連休になるのだという。
やること、お出かけの場所、誰と…。
家族サービスや花の手入とか。
普通勤務、観光客相手、作物栽培、養豚酪農など、もちろん休めない人からも。
耳に入るそれぞれの予定を聞いて、情景を浮かべながら一緒にその中に。

私は自分のイベントの準備を進める日々。

庭では白い花蘇枋も咲く。

  蘇芳花を尽くしぬ為せしこと少し (石塚友二)

ハナズオウ白162

ハナズオウ白163

ハナズオウ白164
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ヤマシャクヤク(山芍薬) ~ひっそりが好き~
- 2016/04/28(Thu) -
ヤマシャクヤク161

咲いているのに。
葉の下にあるのだから。

ひっそり一輪。
 
花びらは6枚。
花央に太い雌蕊。
取り巻くたくさんの黄色い雄蕊。

山芍薬には木陰が似合う。

  春の夢山芍薬の儚さよ  (あや)

ヤマシャクヤク01

ヤマシャクヤク95

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プルーン(Prune) ~いい季節になったと何もかもが~
- 2016/04/28(Thu) -
プルーン164

ん?
あっ!
ん~ん。

庭を通る小径のまん中。
いたのは80㎝程のシマヘビ。
今年初めてご来園。
動く気配がないので仕方なく迂回。
いよいよ君たちも…。
この年になってもなかなか彼らとは心を通じ合えない私である。
どちらかと言えば、訪問をご遠慮願いたいと思うのだ。

白く咲くのはプルーンの花。
5枚の小さな花びらに黄色い蘂。
こちらはかわいい。

   全長のさだまりて蛇すすむなり  (山口誓子)

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プルーン166

プルーン165

プルーン161
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イカリソウ(錨草) ~いからず、おだやかに~
- 2016/04/27(Wed) -
イカリソウ161

山茶花の下に錨草。
下向きに咲く四弁の花。

淡紫色のグラデーションが美しい。
名の通り、錨そのままの形。

   錨草生まれかはりて星になれ (鷹羽狩行)

イカリソウ162

イカリソウ163

イカリソウ164
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ハナズオウ(花蘇枋) ~濃ゆきを好み~
- 2016/04/27(Wed) -
ハナズオウ610

ツッピーツッピーツッピー。
四十雀の元気な声が響く。
色や形に加え、耳に届く声もさまざまに。

葉のない枝に赤紫の花蘇枋。
丸みを帯びた可愛い蝶形花。

   花蘇枋弥勒の指は頰にあり  (吉田汀史)

ハナズオウ611

ハナズオウ 612

ハナズオウ613
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リンゴ(林檎・富士) ~夏日という~
- 2016/04/27(Wed) -
林檎160

林檎に花。
白い花は赤い実に。

「女色白花りんご」とも。

暑い。
半袖に袖を通す。
今年は春の訪れが早かった。
今年は夏の訪れも早いのか。

   花林檎枝先に空溢れをり  (上野さち子)

林檎161

林檎163

林檎164
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カタクリ(片栗・堅香子の花) ~なりしずかに~
- 2016/04/26(Tue) -
片栗161

ひっそりと佇む片栗の花。
花びらくるり。
また一つの春。

静かに。
黙って。
そおーっと。
見る。

  かたかごの花の辺ことば惜しみけり  (鍵和田秞子)

片栗162

片栗163
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ヒメリンゴ(姫林檎) ~果樹を育てるということ~
- 2016/04/26(Tue) -
姫リンゴ161

この時期、林檎や梨など果樹農家は忙しい。
花付けや摘花などに加え、早朝の消毒など。
毎朝、何台もの赤いSS(消毒専用車)が走る光景が見られる。
お隣の岩上さんも、消毒服に身を包んで「おはよう」と声を掛けて果樹園に向かっていった。

何事でもそうだが、生業として成立させるためには多くの時間と手間がかかるものだ。

庭の姫リンゴにも可愛い花が咲く。

  白雲や林檎の花に日のぬくみ  (大野林火)

姫リンゴ162

姫リンゴ163

姫リンゴ164
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ヤマブキ(八重山吹) ~謎かけの言葉を思い出しつつ~
- 2016/04/26(Tue) -
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八重の山吹が今盛り。
幾重もの花びらはやわらかく、重く。
乗せる細枝はしなる。

子どもの頃、母が教えてくれた逸話。
そんなことなども思い出しつつ。

  山吹や年々に身の軽くなる  (須佐薫子)

八重山吹162

八重山吹164

八重山吹165
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リキュウバイ(利休梅) ~青空と白い花と雉鳩と~
- 2016/04/25(Mon) -
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利休梅の白い花。
波打つ五弁の花びら。
布で包んだような蕾。
優しい。

青い空に飛行機雲。

隣の山茱萸で雉鳩が抱卵。
鳥たちも愛を育む季節。




  利休梅その下蔭の好もしき   (後藤夜半)  

利休梅162

利休梅163

利休梅164

雉鳩の抱卵
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ミヤマカイドウ(深山海棠) ~ひとつ、ひとつと思いつつ~
- 2016/04/25(Mon) -
深山海棠897

予定していた作業が一段落。
ふう~。
一息つく。

そしてまた次。
一つ終わって、また待つ新しい一つ。
今を、この時を。

白い花は深山海棠。
リンゴの花に似ている。
蕾も薄紅色。

それぞれにはそれぞれの花。
どれもいい。

  海棠や白粉(おしろい)に紅あやまてる  (与謝蕪村)

深山海棠896

深山海棠895
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ウコンザクラ(鬱金桜) ~桜色でなく~
- 2016/04/24(Sun) -
ウコンザクラ165

花は薄緑、あるいは淡黄色というのがいいか。
ここへ来て咲くのは八重の鬱金桜。
桜のイメージカラーとは離れている。

花は徐々に芯が赤くなっていく。
さらに進むと花びらも少しずつ赤みを帯びる。

夜のうちに少し雨が降ったのだろう。
ところどころ花に水が乗っている。

静かに眺める庭花見。
そんな年も。

  こだはりのさくらいつぽんありにけり (山本嘉郎)

ウコンザクラ164

ウコンザクラ163

ウコンザクラ162

ウコンザクラ161
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ゲッケイジュ(月桂樹・ローリエ・laurel) ~さて何をする~
- 2016/04/24(Sun) -
月桂樹の葉

月桂樹の葉を採ったのは2週間程前だった。
そのまま籠に入れて乾燥させてある。

勝利者のシンボルだったり、料理の香り付けだったり、月桂樹の場合は葉が主役。
その濃い緑葉の中に今レモンイエローの花が集まり咲く。
小さくて目立たないがこれも芳香を持っている。

しばらくすると葉はきっとカレーのお伴になっているに違いない。

草木が競うように花を付ける。
人も何をするにもいい季節だ。

さて何をする。

  故郷やどちらを見ても山笑ふ  (正岡子規)

月桂樹164

月桂樹163

月桂樹162

月桂樹161
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オキナグサ(翁草) ~媼草は…~
- 2016/04/23(Sat) -
オキナグサ161

下を向いて咲くのは翁草。
釣鐘の形した暗赤紫色の花。
細かな白い毛に包まれている。

腰の曲がった白髪のご老人…。

ところで、おじいさんにはおばあさん。
媼草(オウナグサ)というのもあるのだろうか。

  土の香のなにかたのしく翁草   (飯田蛇笏)

オキナグサ1623

オキナグサ163
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タラノメ(楤の芽) ~一茶も食べ、私も食べる~
- 2016/04/23(Sat) -
タラノメ161

タラの芽を採る。
先週に続いて2度目。
もちろん今回も天麩羅。
口の中に広がる旬の香り。
この時期ならでの木の芽の味。
日々、野からの贈り物が届く今日この頃。

  たらの芽のとげだらけでも喰はれけり  (小林一茶)

タラノメ162

タラノメ163
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シラネアオイ(白根葵) ~静かにそしてひっそりと~
- 2016/04/22(Fri) -
シラネアオイ161

嫋やかに一輪。

優しい薄紫。

白根葵の佇まい。

♪女は無口な方がいい~♪、そんな歌を思い出した。

蕊で小さな虫が遊んでいる。

    白根葵咲けりといふよ山彦も (水原秋桜子)

シラネアオイ162

シラネアオイ163

シラネアオイ164
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ムスカリ(Muscari) ~みんないっしょ~
- 2016/04/22(Fri) -
ムスカリ161

お揃いの青の花はムスカリ。
それぞれはまるで家族。

蕾は小さな風船。
おちょぼの花はその周りを白く縁取る。
穂状の姿は逆さ葡萄。

あれこれの春色。

   吾も春の野に下り立てば紫に   (星野立子)

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ムスカリ164

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コゴミ(屈・クサソテツ) ~野の味 草の匂い ~
- 2016/04/22(Fri) -
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ニョキニョキ。
そこここにコゴミが伸びる。

くるっと巻いたかわいい姿。
でも、のんびりしていると、そのくるくるはすぐに葉の形になる。
ちょんちょん摘み取る。

きまっておひたし。
独特の草の匂いの野の味。
少しのぬめりと、しゃきしゃき感。
朝は削り節乗せて醤油。
夕は菜花を添えてマヨネーズ。

コゴミ、好き。
コゴミ、いつもありがとう。
いただくよ。

  野に出でて草葉の匂う四月かな (あや)

コゴミ161

コゴミ165

コゴミ162

コゴミ163

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ニワザクラ(庭桜) ~花を見ていると…~
- 2016/04/21(Thu) -
ニワザクラ161

びっしりの白い花。
庭桜。

蕾は薄いピンク。
花は八重。

 花をみていると
 そのひとすじの気持ちにうたれる

そう詠んだ早世の詩人がいた。

花を見ていると…

   庭桜散るは八重もひとひらに (あや)

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ニワザクラ163

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キクザキヤマブキ(菊咲き山吹) ~ある日のうらら~
- 2016/04/21(Thu) -
キクザキヤマブキ161

少し撚れた花びら。
細く切れ込んだ花びら

菊咲き山吹。

溢れる黄色。
時折、風がその上を渡る。
しなやかに。
ゆるやかに。
跳ねて沈んで。

   枝かはすところ山吹花かさね   (皆吉爽雨)

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キクザキヤマブキ163

キクザキヤマブキ164
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チューリップ(Tulip) ~ずっと一緒さ~
- 2016/04/21(Thu) -
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バックにラジオをかけて作業をしていた。

山下達郎の「ずっと一緒さ」が流れてきた。
耳に残るその最後のフレーズ。

  時の海に 未来を浮かべ
  ずっと ずっと
  ずっと 一緒さ
  ずっと ずっと 一緒さ
  ずっと 一緒さ…

集中して作業は進んだ。

庭の隅に黄色いチューリップ。
白い花に囲まれて一輪。

  チューリップ愛の歌がゆらゆらり (あや)

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シュンラン(春蘭) ~そこがいい~
- 2016/04/20(Wed) -
シュンラン161

その地味な色がいい。
少しの艶ある薄緑色の花。
その素朴な形がいい。
葉色に紛れるように横向きに。

花びらには数本の細い筋。
唇弁に落とされる薄紅。

誰が見る?
気づくのは誰?

春蘭はひっそりの野花。

  春蘭を得し素朴なる日を愛す   (吉田草風)

シュンラン162

シュンラン163
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ハナニラ(花韮・イエイオン) ~いろいろと色色~
- 2016/04/20(Wed) -
ハナニラ161

四月も下旬に入り、陽射しは明るく強く。

 にょきにょき、にょきにょき。
 つちのなかからいろいろがかおをだす。
 いろいろのいろがひごとにふえていく。
 いろいろをみていろいろとたのしむ。

 ぐんぐんぐん、ぐんぐんぐん。
 つちのなかでは、ねあしがのびていく。
 くさもとなりどうしでせいくらべ。
 くさもたのしそうにわらっている。

山茱萸の木の下にハナニラ。
三色のかわいい星形の花。
仲良く揃って、笑顔を届けてくれてありがとう。

  退職の挨拶届く四月かな (あや)

ハナニラ162

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ヤマブキ(山吹) ~物語を生む~
- 2016/04/19(Tue) -
ヤマブキ161

一面が染まる。
一枝が揺れる。
一花に光と影。

素朴にして奧床しい美しさ。
軽やかで清楚な美しさ。

山吹は物語りを生む花。

  一重こそよし山吹もまなぶたも  (永島靖子)

ヤマブキ162

ヤマブキ163
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キズイセン(黄水仙・香り水仙・糸葉水仙) ~ほら、吸ってごらん~
- 2016/04/19(Tue) -
カオリスイセン161

いつも遅れて咲く黄水仙。
葉は細い。
ほかのに比べて小さめで華やかさもない。

でも、ほかのと違う。
持つ品の良い香り。

「ほら、吸ってごらん」と一輪。
心地いい。
元気に。

   黄水仙人の声にも揺れゐたる (村沢夏風)

カオリスイセン162

カオリスイセン163
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ヒトリシズカ(一人静) ~こころしずかに~
- 2016/04/18(Mon) -
ヒトリシズカ161

よじれたひものように。
白い穂状の花。

変わっている。

そして控え目。
そして慎ましやか。
そしてひっそり。
そして静かに。

やわらかな若葉にヒトリシズカ。

この頃私も、一人で静かに。

   逢ひがたく逢ひ得し一人静かな  (後藤夜半)

ヒトリシズカ162

ヒトリシズカ163

ヒトリシズカ164
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レンギョウ(連翹l) ~雉の尾羽のように軽やかに~
- 2016/04/18(Mon) -
レンギョウ160

溢れる鮮やかな黄色い花。
4弁花が伸びた細枝に沿って木全体を一色に染める。
連翹。

この花が咲くと高村光太郎を思い出す。
また何かを彫りたくなった。

  連翹の一枝円を描きたり   (高浜虚子) 

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