ジョウビタキ(尉鶲) ~気がつけば~
|
- 2016/01/31(Sun) -
|
![]() 作業が捗り一段落。 小鳥の声がする。 柿の枝で頭が動く。 逆光ではっきり見えない。 でも聞き慣れた声。 ツッツッツッはジョウビタキ。 白い三角紋もぼんやりと。 折れそうな細い脚。 レッグウオーマーもせず靴も履かずに。 冷えない? 寒くない? さてと、もう一働きして。 ひとまずの一月終わり模様替え (あや) ![]() |
ハクモクレン(白木蓮) ~準備する~
|
- 2016/01/29(Fri) -
|
![]() 寒中の陽だまり。 白木蓮の冬芽が膨らむ。 光を浴びて艶やか。 柔らかな猫の毛のよう。 芽は仲良く寄り添って二つずつ。 ふっくらと少し大きいのが花芽。 その下の小さいのは葉芽。 準備の時。 がまんの時。 じっと待つ時。 静かに感じる時。 一枝取って人差し指で撫でてみた。 冬木の芽ことば育ててゐるごとし (片山由美子) ![]() ![]() ![]() |
リンゴ(木彫林檎) ~コツコツと彫る~
|
- 2016/01/27(Wed) -
|
![]() このところのデザートはリンゴ。 いただきもののストックがたくさん。 しばらくはこれ。 皮を剥くのは私。 果物ナイフで薄く。 こういうことはけっこう器用。 楽しいし、好き。 彫った。 欅は堅い。 ザクザクとはいかない。 スッスッと少しずつ。 コツコツと丸みの形に。 木目のあるリンゴ。 肩が凝った。 寒波きぬ信濃へつゞく山河澄み (飯田蛇笏) ![]() |
ツバキ(椿) ~♪雪の降る町を…♪と雪かきする~
|
- 2016/01/24(Sun) -
|
![]() 雪が好き。 降る雪。 眺める雪。 積もる雪。 ものの形を覆い隠す雪。 どれもこれも。 若い頃から雪が好きだった。 雪の日は子犬のようになる。 おかしい話である。 雪かきも好き。 昨日は2回した。 今朝も大分積もっている。 ♪雪の降る町を…♪ 椿の上にも雪。 風景の何処からも雪降り出せり (柿本多映) ![]() ![]() |
タンポポ(蒲公英) ~どこまでいったのかな~
|
- 2016/01/21(Thu) -
|
![]() たんぽぽだよ。 まんまるだね。 しろいわたのようだね。 さわってみようかな。 さわっちゃだめ。 こっちのはぼうずだ。 ゆびぬきみたい。 かぜでとばされたんだ。 どこまでいったのかな。 たんぽぽはいいね。 いいねたんぽぽは。 たんぽぽの絮とは吹いてみたきもの (安部弘範) ![]() ![]() ![]() |
ロウバイ(臘梅) ~ヒヨドリは食べる~
|
- 2016/01/19(Tue) -
|
![]() ピーヨ、ピーヨ、ピーヨ。 臘梅に止まるヒヨドリの声。 このところ毎日だ。 蕾を嘴で挟んでは食べる。 そのサイズが丁度飲み込みやすくていいらしい。 去った後、そばに寄ってみる。 一つ二つは綻び始めている。 水玉の中に小さな景色があった。 臘梅を無口の花と想ひけり (山田みづえ) ![]() ![]() |
シュウメイギク(秋明菊) ~ふんわりの綿こなって~
|
- 2016/01/08(Fri) -
|
![]() ん? 白い綿。 そうか、そうだ。 シュウメイギクだ。 その冬姿はこうなるのだ。 綿毛に付いている小さなごま粒が種。 それは風に飛ばされて何処かで新しい芽を出す。 小さな冬。 ふんわり綿のシュウメイギク。 いいモノ見つけ。 一切の行蔵寒にある思ひ (高浜虚子) ![]() ![]() |
| メイン |
|