ブロッコリー(芽花椰菜 Broccoli) ~暮れの朝に~
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- 2015/12/26(Sat) -
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![]() ガラス玉のように透き通る丸い粒。 大きいのや小さいの。 あるのは小山のようなこんもりとした花蕾の上。 そしてたっぷりの葉の上に。 水飾りのある暮れの畑の朝。 ブロッコリーが好き。 あれやこれまだまだ済まぬ年の暮 (あや) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ビワ(枇杷) ~12月24日の庭は~
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- 2015/12/24(Thu) -
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![]() 枇杷には白い花が咲く。 枇杷は冬の花。 枇杷には黄色い実がなる。 枇杷は夏の実り。 今、白い花の横に大きく膨らみ始めた青い実。 枇杷に冬と初夏が同居している。 今、木と草と花にふしぎがいろいろ。 季節が混ざり合う暖かな12月24日。 枇杷咲けり街音ここも止む間なし (中村汀女) ![]() ![]() ![]() ![]() 2015 年6月15日 |
タンポポ(蒲公英) ~冬の黄一輪~
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- 2015/12/23(Wed) -
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![]() なんであれ、およそ漬け物は好きだ。 この時期は特にいい。 桶に重石を乗せる。 私ができるのは力仕事だけ。 日当たりのよいところでタンポポが咲いている。 なんとなく嬉しくなる。 “人見るもよし、見ずもよし、吾は咲くなり”…。 「見つけたよ」 「黄色をありがとう」 「た・ん・ぽっ・ぽっ…」 たんぽゝと小声で言ひてみて一人 (星野立子) ![]() |
クチナシ(山梔子の実) ~高みを求めて~
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- 2015/12/22(Tue) -
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![]() 艶葉の中に黄橙色は梔子。 六つの稜を持つ楕円の実。 上向きに反る緑色の萼。 熟すも開かず。 成して奢らず。 高みを求めて。 只管励むのみ。 沈思黙考。 不言実行。 口無にて。 男は黙って…。 不器用ですから…。 艶やか梔子の稜に意思のある (あや) ![]() |
イチゴ(苺) ~葉に霜、霜~
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- 2015/12/19(Sat) -
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![]() ようやくこの時期らしい冬の風情。 そう、朝出て見れば一面の霜。 赤い苺の葉はレースの如く白く縁取られる。 目を凝らせば並ぶ霜の筋。 うん、うん、これ、これ、こうでなくてはと。 久しぶりの霜が嬉しくて、そして撫でる。 待ち焦がれていた人に会ったかのように。 手の温もりですぐに消えていくけれど。 霜の起伏一呼吸二呼吸三呼吸 (藤村多加夫) ![]() ![]() ![]() |
ツバキ(椿) ~花たちも迷う~
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- 2015/12/15(Tue) -
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![]() 白椿が一輪咲いた。 そばにある斑入りの赤い椿も咲きかけている。 これらはいつもなら3月から4月下旬頃まで咲く花たち。 やはり秋からずっと続いている季節にそぐわぬ高い気温がもたらす影響なのだろう。 暖かい冬はありがたい。 しかし暖かい冬は物足りない。 年の瀬やなまあたたかきに椿咲き (あや) ![]() |
サザンカ(山茶花) ~冬が好きなの~
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- 2015/12/05(Sat) -
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![]() 冬は好き。 寒いし、何かと不自由になるし、備えもたくさんになるし。 水の凍結も心配だし、道も凍るし、雪かきも大変。 私は冷え性。 でも好き。 萌える春はとても好き。 燦々の夏はすごく好き。 静かな秋はうんと好き。 省みる。 希望を抱く。 過去と未来を繋ぐ。 冬が好き。 山茶花も冬が好き。 冬が好きと山茶花も咲いてゐる (あや) ![]() ![]() ![]() |
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