ガクアジサイ(額紫陽花) ~青い珊瑚礁~
- 2015/06/30(Tue) -
青い額紫陽花6301

桜の樹下。
その木漏れ日を受けながら。
青い額紫陽花が咲く。

薄黄緑の蕾は成長とともに徐々に青を得ていく。
それを取り巻く額の花も同様に少しずつ。
そして開いた芯の花はまるで海の中の珊瑚かイソギンチャク。
そして周りの萼花も鮮やかな海の色に。

来客があった。
「素敵な青」
「紫陽花にもいろんな色があるね」
「花が長いのでいいよね」

緑蔭で海色を楽しむ。

   美しや蒼黒き溝額の花 (山口誓子)

青い額紫陽花6306

青い額紫陽花6303

青い額紫陽花6302

青い額紫陽花6304

青い額紫陽花6305

青い額紫陽花6307
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コスモス(秋桜) ~早くはありませんか?~
- 2015/06/30(Tue) -
コスモス6301

秋桜が咲いている。
二週間前からである。
去年のこぼれ種からだ。
これからが夏本番だというのに。
少し出番が早すぎないか?
これでは漢字のコスモスに「夏桜」とも書き加えなくては。

季節を飛び越しての開花。
こんな情景もまた楽しく心地いい。
心を爽やかな風が通り抜けるように。

  狂い咲く花の二つ三つ六月尽   (あや)

コスモス6302

コスモス6304

コスモス6303
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クレナイ(紅・山紫陽花) ~少しず赤く染まっていくんです~
- 2015/06/29(Mon) -
クレナイ151

もう何年も経つんですがね。
このクレナイです。
大きさがその時からほとんど変わらないんです。
そんなところがまた可愛いんでもあるんですが。

この紫陽花、初めは白いんですよ。
それが少しずつピンクに染まって。
そして濃い赤になっていく。

山紫陽花ですからもともと里山などに自生しているものなんですね。
10年ほど前になりますがね、私もリュックを担いで歩いていたときに見たことがあります。
この花を見ていると、またのんびりと近くの山路を森林浴でもしたくなりました。

おやおや、花びらを何かがかじったみたいですね。

   紫陽花の末一色となりにけり  (小林一茶)

クレナイ152

クレナイ153

クレナイ154
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ホタル(蛍) ~今年も会えました~
- 2015/06/29(Mon) -
ホタル150

蛍を見に行く。
家から歩いてさほど遠くない小川沿い。
地区の人々がずっと大事に守り育てている。

月の夜、足下も見えるほどのこの明るさで蛍は飛ぶのだろか…。

いたいた。
いるいる。
「ほら、あそこ」
「そこ、そこ」

宙に残るふわりとした光の線。
草の上で点滅するやわらかな灯り。
それは求愛の光だったり、意思伝達の光だったりするという。

そっと両の手で蛍を包む。
その中がしばらく仄かな黄緑の色に。
開くとゆらゆらと軌跡を残して飛んでいった。

見上げると、月のそばを横切るように夜間飛行の赤い灯りが点滅していた。

  蛍獲て少年の指みどりなり (山口誓子)

ホタル152

ホタル151

ホタル153
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ヘリオプシス・ヘリアントイデス(Heliopsis) ~何の蝶?~
- 2015/06/28(Sun) -
ヘリオプシス・ヘリアントイデス151

外から声。
「来て、きれな揚羽蝶がいる」
山椒の木に留まっていたらしい。
急いで庭に出る。
「飛んで行っちゃった」

部屋に戻る。
「青か緑っぽい羽で、これまで見たことのない蝶だった気がする」と。
「アオスジアゲハかカラスアゲハじゃないかなあ」

図鑑を取り出して見せる。
どれも違うという。
「ミヤマカラスアゲハ?」
「これでもない」
「新種だったかもね」と笑う。

蝶たちにも自由な夏が来た。

   夏の蝶高みより影おとしくる  (久保田万太郎)

ヘリオプシス・ヘリアントイデス150

ヘリオプシス・ヘリアントイデス153

ヘリオプシス・ヘリアントイデス152
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アジサイ(紫陽花) ~カタツムリはどこに~
- 2015/06/27(Sat) -
アジサイ6271

食事時。
「紫陽花と言えばカタツムリだね」
「葉の上にちょこんと乗ってね」
「絵になるよね」
「でもこのごろ見なくなったよ」

庭へ出て、青い紫陽花。

黄緑が。
ほんのりと薄く青を乗せ。
その色を少しずつ広げ。
そして青になる。

やはりカタツムリはいなかった。

  勤勉といふかたまりのかたつむり   (岬 雪夫)

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ベニガク(紅額・紫陽花) ~言葉は生きている~
- 2015/06/27(Sat) -
ベニガク6271

このごろ耳に入ってくる言葉。
その心するところと意味。
読み取れる思想と哲学。
物事の方向と力のベクトル。
天秤にかけられる論理と真実。

目を閉じて見ざるか。
耳を閉じて聞かざるか。
口を閉じて言わざるか。

言葉は生きている。
自分の言葉と自分の姿を自分に問う六月。

ベニガクも赤く色づいてきた。

  梅雨晴間言葉いろいろ紅紫陽花  (あや)

ベニガク6272

ベニガク6273
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アジサイ(紫陽花) ~好きです紫陽花~
- 2015/06/26(Fri) -
紫陽花6260

6月は紫陽花。

紫陽花は何色?
あの色この色変わりゆく色。
紫陽花の心は?
初心(うぶ)でいてそれでいて移り気。

生まれたての紫陽花。
色づく紫陽花。
成熟の紫陽花。
好きです。

  七情のなかの一情濃あぢさゐ   (本宮鼎三)

紫陽花6261

紫陽花6262

紫陽花6263

アジサイ148
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アジサイ(紫陽花・てまりてまり) ~こころのしてほしいこと~
- 2015/06/26(Fri) -
てまりてまり151

  こころは
  誰かに
  見られたがっているのかも知れない
  誰かに
  聞かれたがっているかも知れない
                             (「こころの天気図」河合隼雄より)
私も続けて

  こころは
  誰かに
  話されたがっているかもしれない
  誰かに
  触られたがっているのかも知れない

     紫陽花を手折て君の心摘む  (尾上有紀子)

てまりてまり152

てまりてまり153
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カラー(Calla) ~乙女の清らかさ~
- 2015/06/25(Thu) -
カラー151

朝は5時。
清々しい。
庭を掃く。
畑に回る。

散歩の人の挨拶。

鳥の声。
花の顔。
土と草。
木と虫。

陽が昇る。

白とピンクのカラー。
優しく巻かれた花。
流れるような曲線。
美しい面の造形。
「乙女の清らかさ」とある花言葉。

  六月の朝風と空と鎮魂歌 (あや)

カラー152

カラー153

カラー154

カラー155
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アジサイ(紫陽花・墨田の花火) ~夢と刺激~
- 2015/06/24(Wed) -
墨田の花火151

このところ続いて夢を見る。
どれも過去の仕事に関わる自分が映し出される。
しかも具体的にその状況や人の顔まではっきりと出てくる。
さらには手にする道具や書いている文字までも。
先日などは、働いたことのない地方都市の職場に立つ姿。
そこへ転勤して同僚の前で赴任の挨拶している場面であった。
夢には深層心理が現れると言うが、一体どういう事なのだろう。

話は別だが、最近とくに人の名前、ものの名前が咄嗟に出てこないことが多い。
少し前までと違うそんな自分に戸惑ったりもする。
と同時にこれが自分の精神と肉体の現実なのだと納得し、あらためて歳を自覚する。
五感を働かせる、あるいは脳への刺激を与える時間と量と回数が減ってきているのかもしれない。

新しい事へのチャレンジで、また新しい自分を育てようなどと思ったりするこの頃である。

墨田の花火が咲いている。
名前の通りの形と雰囲気を持つ紫陽花である。

  紫陽花剪るなほ美(は)しきものあらば剪る (津田清子)

墨田の花火152

墨田の花火153

墨田の花火154

墨田の花火150
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アルストロメリア( Alstromeria・百合水仙) ~やわらかにさりげなく~
- 2015/06/23(Tue) -
アルストロメリア151

淡黄色のアルストロメリアが多くの花を付けている。
上と下の花びらには暗赤色の条斑がある。
いくつかまとめて小ぶりの花瓶に挿す。
花期が長く花持ちもいいのでありがたい。

花言葉に「やわらかな気配り」、「人の気持ちを引き立てる」などを見つける。
さりげなく、ごく自然に。
仕草で言葉で。
私もそうしたことを何度もいただいた。

ほかに「幸福な日々」というのも。

   静か色百合水仙の物語  (あや)

アルストロメリア152

アルストロメリア153
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ヒペリカム(Hypericum) ~夏の詩、戦争の夏、平和な夏、夏のメッセージ~
- 2015/06/22(Mon) -
ヒペリカム151

北海道や沖縄では夏の高校野球県大会が始まったという。
テレビに映し出された戦後70年の今年の沖縄大会の開会式。
爽やかで溌剌とした球児達の入場行進。
陽に焼けた顔で「平和な環境で野球ができることを幸せに思います」との、はっきりと伝わる力強い選手宣誓が印象に残る。

中日新聞の見開き日曜特集は「ひめゆり部隊」だった。
私は父や母が体験した悲惨な戦争を知らない。

積乱雲と青空。
夏、夏、夏。
ヒペリカムの黄色い花も咲いている。

  夏至の日の手足明るく目覚めけり  ( 岡本 眸)

ヒペリカム152
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シモツケ(下野・繡線菊) ~シモツケ物語~
- 2015/06/21(Sun) -
シモツケ151

夏の気配が感じられるようになると、シモツケも咲き出す。
その淡紅色の花を見るようになってから、すでに二週間も過ぎただろうか。
小さな花が密に集まってかたまりとなる。
遠目で見るとそれが一つの花のよう見える。

シモツケには白花もあり、以前公園で紅白揃って咲いているのを見たことがある。
しかし、そこ以外で見る機会がなかなかない。
かねてより並べて植えたいものだと思っているのだが、実現していない。

    繍線菊や山路に伝わる物語  (あや)

シモツケ152

シモツケ153

シモツケ154
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ノリウツギ(糊空木・さびたの花) ~心にも少しおしゃれを~
- 2015/06/20(Sat) -
ノリウツギ151

今朝も郭公が鳴いている。
遠くからだが、よく届く。
そのほんわりとした低い響き。
それは心を穏やかにする音薬(おとぐすり)。

糊空木の花は白い。
花びらは3枚4枚5枚。
それぞれが好きなように。

白が似合う季節。

  雨あがり白もおしゃれに糊空木   (あや)

ノリウツギ152

ノリウツギ153

ノリウツギ154

ノリウツギ155
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クチナシ(梔子の花) ~そこにある存在感~
- 2015/06/19(Fri) -
クチナシ151

ああ、あれだ。
歩くと入ってくる。
離れていても届く。
見なくとも分かる。
庭に広がるこの甘い香り。
鼻を広げてなお吸い込みたくなる。
梅雨時にある楽しみの一つ。

 ♪くちなしの白い花 お前のような~

口無し。
無口。
言葉少なく。
静かで控え目で、それでいて芯が強くて誠実に事を為す。

    梔子の花見えて香に遠き距離    (八木澤高原)

クチナシ152

クチナシ153

クチナシ154

クチナシ155
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ノコギリクワガタ(鋸鍬形虫) ~林檎と鍬形と~
- 2015/06/19(Fri) -
クワガタ796

木々の剪定をする。
太枝は鋸で伐り落とす。
花梨や李など。
ついでに柿や梨の混み合った枝も。
小一時間の作業。

と、林檎の枝に小さな影。
目を近づける。
ノコギリクワガタだった。
脚と鍬形でしっかり枝を挟んでいる。
のそりと動く。
私の気配を感じたのか、鍬形を大きく開く。

しばらく眺める。
子どもが心を奪われるのが分かる。

そうか、彼らも動き始めたのか。

そばの林檎の実はまだピンポン球の大きさだが、それに少しの赤が加わっていた。

  林檎枝鍬形虫少年の眼   (あや)

クワガタ802

クワガタ805

リンゴ804
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カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) ~花の名付け~
- 2015/06/18(Thu) -
柏葉紫陽花151

花の名付けの由来にはいろいろな視点があって面白い。

たとえばその形であったり、その大きさだったり、その色模様であったり。
たとえば放つ香りや薬効だったり。
たとえば根や葉や蔓の特徴からだったりと。

柏葉紫陽花もそう。
白い穂状のたっぷりとした魅力的な花だ。
だが名前にはその葉の形を冠にする。
それだけ花姿そのものより葉の形が他のとは際だって違うということなのだろう。

柏葉紫陽花、文字として視覚的に美しい。
それでも私など、勝手に房紫陽花とか藤紫陽花とかの名もいいのではと思ったりする。

   紫陽花や大きな夢はばらばらに   (加藤楸邨)

柏葉紫陽花152

柏葉紫陽花153
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ニワフジ(庭藤) ~色の相性~
- 2015/06/18(Thu) -
庭藤151

庭藤が咲く。
小さな穂状の花だ。
色はピンクと白のツートン。
いい組み合わせ。

ところで花はどうやって互いの色を選ぶのだろう。

ものには相性というのがある。
人と人の場合も同じ。
合う色、合わない色。

少しだが、久しぶりに雨が降った。

  六月やものを思へば雨降つて   (栗山秀代)

庭藤152

庭藤153
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チョウセンキハギ(朝鮮木萩) ~風のなすままに~
- 2015/06/17(Wed) -
チョウセンキハギ151

紅紫の花が木にいっぱい。
これは朝鮮木萩。
萩特有の蝶形花。
5月の末頃から咲く。
通常の草本性の萩と違って、落葉低木の萩である。
湾曲しながら花を枝に乗せるそんな風情はないが、これはこれで素朴で味わいがある。

   萩の風何か急かるる何ならむ  (水原秋櫻子)
 
チョウセンキハギ152

チョウセンキハギ153

チョウセンキハギ154
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アジサイ(紫陽花・ユングフラウ ピコティ・Jungfrau Picoty) ~赤い縁取りの小さな紫陽花~
- 2015/06/17(Wed) -
ピコティ151

白い花びらをうっすらの赤が縁取る紫陽花。
これにはユングフラウ ピコティとの名がある。
ユングフラウ、若い女性あるいは処女…。
小ぶりでその愛らしい花姿が清純のイメージに導く。
紫陽花にある表情、見ていて飽きない。

   紫陽花や恥じらい抱く乙女の顔  (あや)

ピコティ152

ピコティ153
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ハナショウブ(花菖蒲・Japanese iris) ~着物と帯の花姿~
- 2015/06/16(Tue) -
ハナショウブ151

先日から花菖蒲が咲いている。
青紫に少しの白。
白に少しの赤紫。
そのだらりとした花びら。
着物に帯といった感がある。

眺めていて広重の『堀切の花菖蒲』」を思い出した。
描いてみようか。

    はなびらの垂れて静かや花菖蒲  (高浜虚子)

ハナショウブ152

ハナショウブ153
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ビワ(枇杷) ~今年は先に取る~
- 2015/06/16(Tue) -
ビワ151

枇杷の実がなっている。

考えた。
早いかもしれないが。
取ろう。

口にする前に鳥に先取りされるのが、常だった。
「なんとかしたらあ…」との声も常。
手の届くところだけ。
あとは彼らの分とする。

ピーピ、ピ-ピと鵯の声がする。
近くで見ているらしい。
「ノコシテクレヨ」とでも。

早速一つ食べてみた。
まだ十分な甘さではなかった。
種が二つあった。
しばらく置くことにしよう。

   枇杷の実を空からとつてくれしひと  (石田郷子)

ビワ152

ビワ154
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キョウガノコ(京鹿子) ~緑蔭に見る和み~
- 2015/06/15(Mon) -
キョウガノコ151

早朝に町一斉の河川清掃があった。
梅雨時、川の防災のために行う毎年の作業である。
皆で川へ降りて、流木などを運び出したり、背を伸ばした葦などを刈り払う。
1時間余り、びっしりと汗を掻く。

風呂に入り、着替えてから朝食。
そして地区恒例の懇親会。
今年の当番は私。
会場確保、出席者の掌握、送迎のバス手配、会計などなど。
飲み物注文、生ビール!冷酒!水割り!オレンジジュース!、ジンジャーエール!瓶ビール!追加!…。
私はウーロン茶。
お土産の五平餅は?
ふ~っ、気を遣う。
午後2時終了。
やれやれ。

気分転換でもしよう。

ふんわりと濃い桃色の花が咲く。
たくさんの小花が集まって一つのかたまりになっている。
その名も和の趣、京鹿子。
そういえばしばらく京都へ行っていない。
雨の中の寺社風景も素敵なのだろう。

さて。

  京鹿子信濃の緑蔭風の中 (あや)

キョウガノコ153

キョウガノコ152

キョウガノコ154
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クリ(栗・丹沢と筑波) ~漂う匂い~
- 2015/06/15(Mon) -
クリ151

辺りに青臭い匂いが広がる。
けっして好ましいとはいえない匂いである。
栗の木全体を黄白色の花が覆う。
そこから発せられるあの特有の強い匂いだ。
紐のようにだらりとしているのは雄花。
雌花は付け根付近に小さく一つ。
このあと、ほどなくして雄花は落ちて茶色く変色し地面を覆う。
うまく受粉が整った雌花は秋頃までに成長を続け栗の実となる。

家にあるのは大実の丹沢と筑波の2種類。
栗集めには心が子どもに返る。

  花栗に寄りしばかりに香にまみる  (橋本多佳子)

クリ152

クリ153

クリ雄花151

クリ雌花152
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アジサイ・アナベル(紫陽花・Annabelle) ~緑から白へ~
- 2015/06/14(Sun) -
アナベル56

外国のお嬢さんの名を持つ紫陽花、アナベル。
その色の変化は他のとは少し違う。
蕾の頃は緑に近い。
花が開くにつてその色は薄まっていく。
そして最後は白に。
一般的には花色は濃くなっていくのが普通だがその逆を辿る。

妙味ある色のアンチエイジング。

  紫陽花にことばのあやの如きもの  (岬雪夫)

アナベル53

アナベル55

アナベル57
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ヤマアジサイ(山紫陽花) ~野の趣に佇む~
- 2015/06/13(Sat) -
ヤマアジサイ151

山紫陽花も咲く。
「山」の名があるようにこの花には素朴で野の趣がある。
青いたくさんの真の花。
小さな5弁の中に10本の雄蕊と1本の雌蕊が見える。
加えて囲む装飾花の上の可愛い中心花も開きだした。

控え目で主張はしないが、心穏やかにしてくれる花である。

   かなしみはかたまり易し濃紫陽花  (岡田日郎)

ヤマアジサイ152

ヤマアジサイ153

ヤマアジサイ154

ヤマアジサイ155

ヤマアジサイ156
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バラ(薔薇・モナリザ) ~「薔薇の散策」~
- 2015/06/13(Sat) -
モナリザ152

詩人大手拓次に36篇からなる「薔薇の散策」という詩がある。
たとえば次のような。

19 眼(め)にみえぬ ゆふぐれのなみだをためて ひとつひとつにつづりあはせた 紅玉色の薔薇の花。
20 現(うつつ)なるにほいのなかに 現ならぬ思ひをやどす 一輪しづまりかへる薔薇の花。
21 眼と眼のなかに 空色の時をはこぶ ゆれてゐる紅(あか)と黄金(こがね)の薔薇の花。

彼はこの詩を書いたおよそ10ヶ月後、結核のため死去。
昭和9年4月、46歳。
他にも「明日を待つ薔薇」、「昨日の薔薇」など、薔薇を題とした詩がいくつもある。
よほど薔薇が好きだったのだろう。

一重の薔薇が咲いている。
モナリザという。
紅(あか)と黄金(こがね)の薔薇の花。
私も薔薇が好きだ。
うまく育てられないが。

  その薔薇の名も古りにけり吾も古り  (石田勝彦)

モナリザ151
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ホオジロ(頬白) ~お上手~
- 2015/06/12(Fri) -
ホオジロ151

響きの良い明るい鳥の声がする。
ピッチチ チィーチュル ピィーピリリー。
少し間があってまた。
庭へ出て見る。

いたいた。
オスの頬白が一羽。
桜の枝に。
そして地面に降りてきてさらに一声。
あたりをキョロキョロしながら。
比較的近くまで寄っても逃げない。

アラ、キイテクダサッテイタンデスカ。
デハアラタメテ。
ピチチチ チユーチュルリ ピィーピルリ。
ドウデショウ。
ヨカッタラハクシュシテクダサイ。

聞きなしには。
イッピツ ケイジョウ ツカマツリソウロウ。
私にはこんな風にも。
ヨウケン タシカニ  ウケタマワリマシタ。
いろいろな言葉に聞こえて楽しい。

その軽快でリズミカルな歌に、数分の間私は一人付き合った。
ホオジロの心地良い独演会の朝だった。
  
  頰白の声の楽しき六月朝  (あや)

ホオジロ152

ホオジロ153

ホオジロ154

ホオジロ155
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バラ(薔薇・アンネのバラ・Souvenir d'Anne Frank) ~平和を思う窓枠の中の少女~
- 2015/06/11(Thu) -
アンネのバラ154

薔薇も季節です。
その彩りが心を和ませてくれます。

今年もこの色に会えました。
あの少女の色です。
忌まわしい戦争の犠牲になった彼女の色です。
窓枠から自由な外の世界を夢見ていた彼女です。
平和の世を希求し続けた多感な少女です。
そんな彼女の思いの詰まったバラです。
アンネのバラです。

そして今、世界は日本は。

  薔薇が咲く平和のバラが静かに咲く  (あや)

アンネのバラ152

アンネノバラ153

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