シロハナミズキ(白花花水木)  ~ひらひらひら~
- 2015/04/30(Thu) -
白花ハナミズキ151

白い花
ひらひらひら

風となかよく
ひらひらひら

空の青に
ひらひらひら

白い花水木
ひらひらひら

四月の終わり
ひらひらひら

思い出をおいて
ひらひらひら

   むかし清瀬にあまたの悲恋花水木 (七田谷まりうす)
 
白花ハナミズキ152

白花ハナミズキ153

白花ハナミズキ154
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ヤエヤマブキ(八重山吹)   ~重いでしょう~
- 2015/04/30(Thu) -
ヤエヤマブキ151

そして八重の山吹

連なる花で枝も撓む
ふわふわり
ふわ~っとふんわり
重いんでしょうね

一輪見ればたくさんの花びら
何枚あるのかしら
たっぷりたっぷり

   あるじよりかな女が見たし濃山吹  (原石鼎)

ヤエヤマブキ152

ヤエヤマブキ153

八重山吹156

ヤエヤマブキ154
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ルバーブ(rhubarbe・食用大黄) ~どんな花が咲くの?~
- 2015/04/30(Thu) -
ルバーブ151

ルバーブを5株植えたのは丁度1年前のことだった。
それがしっかり根付き、今では大きな株となった。
それぞれに蕾を付けたのだが、家人は「早く切って葉や茎に栄養がいくように」と言う。
私はどんな花が咲くのか見たかったので、2株の蕾だけを残しておいた。
花茎はぐんぐん伸びた。
1㍍程になったそれには象牙色の小さな花がたくさん咲いた。
なるほどこういう花かと、確かめることができ納得した。
記憶にとどめる事ができたので、切ることにした。

一昨年、私はいただいたルバームの茎でジャムを作った。
自分で言うのもなんだが、初めてにしてはうまくできた。
それで今度は自分の育てたルバーブで作ろうと。

   青空に幟はためく四月尽  (あや)

ルバーブ152

ルバーブ153
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プルーン(Prune) ~果樹の花も盛る
- 2015/04/29(Wed) -
プルーン151

小さな白い花が枝いっぱい。
プルーンも花盛り。
5枚の花びらに中から黄色い蘂がチョンチョンと。

青空に溶け込むその白が爽やかな季節感を与えてくれる。
それらが濃紫の実に姿を変えるのは夏の盛りの頃となる。

   空の青に白き李の花ざかり   (あや)

プルーン152

プルーン153

プルーン154

プルーン155
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キクザキヤマブキ(菊咲き山吹) ~菊のような花びらと~
- 2015/04/28(Tue) -
菊咲きヤマブキ151

さわさわの風に
ゆらゆらの山吹
ゆれる
ゆれる

しなやかに
上に跳ね
ゆるやかに
下に沈む

細く切れ込んだ花びら
それは菊に似てその名をもらう
菊咲き山吹と

   枝かはすところ山吹花かさね   (皆吉爽雨)

菊咲きヤマブキ152

菊咲きヤマブキ153
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ハナミズキ(花水木) ~夏のような日~
- 2015/04/28(Tue) -
アメリカハナミズキ151

花水木…字の綴りが素敵。
ハナミズキ…音の響きが素敵。

空の青が赤い花をより鮮やかに浮かび上がらせる。

ハミングが聞こえてきそう。

ハナミズキは歌う花。

   くれなゐの影淡くゆれ花水木  (小島花枝)

アメリカハナミズキ152

アメリカハナミズキ153

アメリカハナミズキ154
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ツバキ(椿) ~終わる頃~
- 2015/04/28(Tue) -
ツバキ151

赤い椿。
白い椿。
赤に白の斑入りの椿。
白に赤の斑入りの椿。

鵯が食べ、目白が吸う。

そして椿はそろそろ終わる。
木のまわりには落ちて縮れ、茶色くなったその後の花たち。

 花弁(はなびら)の肉やはらかに落椿 (飯田蛇笏)

ツバキ152

ツバキ153

ツバキ154

ツバキ155

ツバキ156
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ミヤマカイドウ(深山海棠) ~草の緑に木の緑に花の色~
- 2015/04/27(Mon) -
ミヤマカイドウ151

蕾は薄紅色
花は白
深山海棠だよ
林檎に似ているね
親戚なんだ

見渡せば
いろいろな緑がふえて
色々な花がふえて
いい季節だね

おやおや、よく見るとカメムシ君も遊びにきているじゃないか

    君の瞳に緑の彩り四月の野   (あや)

ミヤマカイドウ152

ミヤマカイドウ153

ミヤマカイドウ154
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ハナズオウ(白花花蘇枋) ~不承不承に~
- 2015/04/27(Mon) -
白花花蘇枋151

白花の花蘇枋です。
枝から直に咲いています。
やわらかな厚みのある花です。
可愛い蝶形です。

離れたところでやはり同じ花が咲いています。
40㎝程の小さな木です。
初めてのことです。
これは鳥が運んでくれた種から育ったのでしょう。
知らないところでそんなことがしばしば見られます。
増やしてくれてありがとう。

花の中にテントウムシが潜り込んでいました。
虫たちも春を謳歌しています。

  紫荊(はなずおう)不承々々に咲き出でぬ  (山田みづえ)

白花花蘇枋152

白花花蘇枋153

白花花蘇枋154
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リンゴ(姫林檎) ~りんごのはなもさいたよ~
- 2015/04/27(Mon) -
姫リンゴ51

りんごのはなもさいたよ
ひめりんごのはなだよ
しろいはなだよ
5べんのはなだよ
むしにくわれているね
ちいさなみになるんだよ

いいてんき
あつくなるんだってよ
はんそでにしようかなあ

  白雲や林檎の花に日のぬくみ  (大野林火)

姫リンゴ50
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ハナズオウ(花蘇枋) ~淋しい花数~
- 2015/04/26(Sun) -
花蘇枋151

花蘇枋です。
濃いピンク色です。
これを蘇芳色というのでしょう。
年々花数が少なくなっている気がします。
なにか足りないのかもしれません。
愛情?

  老いてなほ濃ゆきを好み花蘇枋   (後藤夜半)

花蘇枋152

花蘇枋153
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キンカン(金柑) ~白い白い花が咲いたよ~
- 2015/04/26(Sun) -
カラタチ151

長細い白い5弁の花。
雄蕊の芯は淡紫。
甘い香りを放つ。
鋭く尖った固い棘。
青いそれは先を薄茶にする。
葉はアゲハの幼虫の大好物。

私は数年前にキンカンを植えたのだった。

   蝶の虫金柑の匂ひ好きかしら (あや)

カラタチ152

カラタチ153

カラタチ154
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ハナカイドウ(花海棠) ~うたた寝の美女~
- 2015/04/26(Sun) -
ハナカイドウ151

県外ナンバーの車が多く目に付く。
ライダー達も颯爽と音をなびかせる。
ウオーカーたちが梨の花を見ながら歩いている。
心地よい陽気が人を外に誘う。

ピンクの優しい花は花海棠。
みんな下向きに咲く。
今年はなぜか寂しい。
彼女らにも何らかの都合があるのだ。

そうそう、この花は美人の代名詞だとか。
うたた寝する美女…、楊貴妃?

   うたたねの美女なる顔の花海棠  (あや)


ハナカイドウ152

ハナカイドウ153
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ウコンザクラ(鬱金桜) ~桜色は黄色~
- 2015/04/25(Sat) -
ウコンザクラ151

八重のウコンザクラ。
花びらは淡い黄色。
みんな散った頃に咲く。

桜色ではない黄桜。
こんな変わった桜も情趣ある。

昔、色っぽいカッパが川で酒を飲んでいるCMがあった。
描いたのは先日亡くなられた漫画家の小島功氏だった。
見ながらそんなことを思いだしていた。

   身の奥の鈴鳴りいづるさくらかな  (黒田杏子)

ウコンザクラ152

ウコンザクラ153

ウコンザクラ154

ウコンザクラ155
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ヤマブキ(山吹) ~面影草とかがみ草~
- 2015/04/25(Sat) -
ヤマブキ151

山吹がぐるり。

ひとつがやまぶきいろ
たくさんあつまってのやまぶきいろ

山吹の異名に面影草がることを知った。
もうひとつはかがみ草とも。

たとえばそれは若者と山奥の娘が出会う「面影草」という古い物語。
たとえばそれは一輪の花が流れ、川下でそれを拾った若武者がその家を探し求める「かがみ草」という舞台だったり。
偶然がその後の不思議な運命となっていくような。
そんな想像にいざなう趣。

   山吹の一重の花の重なりぬ (高野素十)

ヤマブキ152

ヤマブキ153
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キジバト(雉鳩)   ~いつのまに~
- 2015/04/25(Sat) -
雉鳩の雛1

少し前のこと。
窓の外、樅の木で見つけたのは、去年と同じ巣で仲良しする番のキジバトだった。
夫婦で睦まじく協働作業中、今年は何羽の雛が誕生するか…。

気持ちが、近づく新しい企画に入り込み、すっかり彼らのことを忘れていた。

昨日、裏のドアを開けると多くの糞が落ちていた。
見あげるとそこには可愛い2羽の雛。
すでに体は大きくなっている。
くるりとした目。
胸や首回りにはまだ産毛が残っている。
いつ、孵ったのだろう。
1週間から10日ほど経つか。
去年は5月の愛鳥週間中が1回目だったから、少し早い。

鳥たちにも愛の季節である。

  キジバトや同じ古巣に雛二つ  (あや)

雉鳩の雛2
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ニワザクラ(庭桜) ~どこかへ行きたくなるような~
- 2015/04/24(Fri) -
ニワザクラ151

庭隅に白い八重の花。
花桃のようでもあり。
八重桜のようでもあり。
これは庭桜。

良い天気が続く。
気温がだいぶ上がる。
陽射しも強くなる。

どこかへ出かけたくなる。
帽子を被って。

  陽は増して花が花を呼ぶ春の日かな (あや)

ニワザクラ152

ニワザクラ153
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ムラサキハナナ(紫花菜) ~花菜の上を風がなぜていく~
- 2015/04/24(Fri) -
ムラサキハナナ151

畑の一角。
染まる紫色。
それは紫花菜。
毎年こぼれ種で。
ふえてふえてふえて。

揺れるは少女のスカート。

  花菜あり見れば少年のこころかな  (あや)

ムラサキハナナ152

ムラサキハナナ153

ムラサキハナナ154
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スノーフレーク(鈴蘭水仙) ~霜注意報が流れる~
- 2015/04/23(Thu) -
スノーフレーク231

白い小さな花がぶらりん。
形は鈴のよう。
スノーフレーク。
和名で鈴蘭水仙と。
白の中に緑がちょんちょん。
いいアクセント。

役場の広報が霜に注意と呼びかけている。
四月下旬、私はまだ足が冷える。

  山は歌い野は微笑む四月かな (あや)

スノーフレーク232

スノーフレーク233
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イベリス(宿根イベリス) ~日照不足らしい~
- 2015/04/23(Thu) -
宿根イベリス231

日照不足で野菜の生育に遅れが出たり、病気が発生しているという。
キュウリやナス、白菜、キャベツ、レタスなどの値段が高騰しているらしい。
そういえば、4月に入ってから曇りや雨の日が多かった気がする。
あるいは寒の戻りというか、雪が降ったり、2月を思わせるような寒い日もあった。
この時期は天候が不安定で、着るのも脱いだり重ねたりを繰り返す。

円盤状の白い花は宿根イベリス。
花言葉には「初恋の思い出」や「甘い誘惑」など。
私の初恋は…、あの子は今何処でどうしているのだろう。

  太宰府のお守り届く春日和  (あや)

宿根イベリス232

宿根イベリス233

宿根イベリス234
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カスミザクラ(霞桜) ~千手観音と私は言うー~
- 2015/04/22(Wed) -
カスミザクラ4221

霞桜は今満開。
樹を白く覆い尽くす。
花は小さな一重。
茶緑色の葉も少し出始めた。
下から見上げても、離れて見てもよし。
我が家のシンボルツリー。
ベッドから。
ティーテーブルから。
好きな時に。

その広がる様子を千手観音と。
見守っていただく。

  一瞬の生命いとほし桜咲く   (碓氷すすみ)

カスミザクラ4222

カスミザクラ4223

カスミザクラ4224

カスミザクラ4225

カスミザクラ4226
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キズイセン(黄水仙・香り水仙・糸葉水仙) ~吸い込む~
- 2015/04/22(Wed) -
キズイセン4221

    水仙のにほひ 大手拓次

  古い香炉の底にたまつてゐる
  いろいろの人の、てづからにくゆるした香りのくづれの
  しんねりと死にさそふ、やはらかいおそろしいそのにほひ……

  めらめらと眼の前に
  形をまねる黄水仙のかどはかし。

  蛇遣ひの女の
  ながい火のやうな舌にも心やすらかに眠るやうな……
  水仙のにほひは遊んでいる。

いい香り。
何の香りに似ているかって?
そうだなあ、ジャスミンかなあ。
強くて、胸の奥まで入り込むんだ。
その香りを主張したいのか、みんなに遅れて今頃咲くんだよ。
ほら、鼻を近づけて「ふ~っ」と吸い込んでごらん。

   くらくらと己惑わす黄水仙   (あや)

キズイセン4222
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カタクリ(片栗・かたかご)  ~しずかに~
- 2015/04/21(Tue) -
カタクリ211

薄紫の花。
カタクリは下を向く。
花びらはくるり。
蕊は顔を出す。
蕾は細く長く。

静かに見る。

   かたくりのくるりとそりてなりしずか   (あや)

カタクリ212

カタクリ213
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ヒイラギナンテン(柊南天)  ~ひっそりと~
- 2015/04/21(Tue) -
ヒイラギナンテン211

葉に棘。
固く鋭い。

花は小さな鐘状。
色は黄色。
香りはなく。

柊南天。
私はなぜこの木を植えたのだろう。

鳥は近寄らない。

ジャガイモを植えた日。

  馬鈴薯を植う汝が生れし日の如く   (石田波郷)

ヒイラギナンテン212

ヒイラギナンテン213

ヒイラギナンテン214
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レリーフ(relief) ~正面は…~
- 2015/04/20(Mon) -
レリーフ20

スケッチブックを開く。
少し斜めに視線を向ける女。

正面の顔…。
難しそうだ。
できるか。
案ずるより動く。
結果ダメであったとしても、それはそれできっと得るものが。
彫ってみよう。

レリ-フ3作目。
前2作は横顔。
正面は初めて。

厚さ2センチの石膏板。
まずスケッチに忠実に線彫り。
髪の毛から。
そして服、次に顔。
口、目、鼻とパーツを。
丸み、膨らみ、高さを。
刀の力加減を微妙に調整し。
刀の向きを操り。
刀の先に目と神経を集中。
少しずつ彫り下げ、少しずつ残し。

額に入れてみる。
気になるところがいくつもある。
考える。
少しの迷い。
ふう~っ。
ここまで。

今度は塑造や木彫でのレリーフにもチャレンジしてみよう。

  桜便り松前にもと春暖かな   (あや)

レリーフ21

レリーフ22

レリーフ23

レリーフ24

レリーフ25
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ハナニラ (花韮・Spring star flower) ~花の中の光と影~
- 2015/04/20(Mon) -
ハナニラ200

花韮。
花びらは6角形。
色はソフトグラデーション。
英名でもSpring star flowerと。
うんうんうん。
地上の星たち。

樅の木の枝で雉鳩が子育ての準備。

花に春の光と春の影。
花に春の風と鳥の声。

  うれしさは春の光を手に掬ひ (野見山朱鳥)

ハナニラ201

ハナニラ202

ハナニラ203

ハナニラ471
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ムスカリ(Muscari) ~花葡萄~
- 2015/04/19(Sun) -
ムスカリ154

庭の土手。
広がる紫青色。
ムスカリ、ムスカリ、ムスカリ。
野の花となったムスカリたち。
膨らむ花は1、2、3、4、5…。
まるで房になった逆さ葡萄。
口の周りは白く縁取られ。
いい。

その上の桜で鴬が鳴いている。
ホーは伸びやかに。
ホケキョも歯切れ良く。
今度は上手だ。

長閑な春。

  ホーの後ホケキョ待つ間の至福かな   (斎藤喜信)

ムスカリ151

ムスカリ153

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ナシ(梨の花・幸水) ~可憐です~
- 2015/04/19(Sun) -
コウスイ150

これは幸水
やはり早めの開花

白い花
梨の花
白い花
可憐な花

咲いた花を眺めながら
今年はどのくらい実るのだろうかと

少し経ったら花付け
♪梨の花咲き~♪と歌いながら

  梨咲きぬ言葉の届く高さにて (岡本 眸)

コウスイ151

コウスイ152

コウスイ153
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キバナカタクリ(黄花片栗) ~色が増えていく~
- 2015/04/18(Sat) -
黄花片栗181

燕が飛んでいた。
おお、もうそんな時なのだ。

キバナカタクリも咲いた。
花びらをくるりとそり返す。
下向きに物静かに。
ささやかな風にもゆらゆら。
その様ははにかむ少女。
蕾の形もまた。

庭に様々な色が加わる。

   片栗の一つの花の花盛り  (高野素十)

黄花片栗183

黄花片栗182

黄花片栗184
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コゴミ(屈・クサソテツ) ~野の恵み 草の匂い~
- 2015/04/18(Sat) -
コゴミ182

今年は家の山菜もいろいろが早い。

コゴミも食べ頃になった。
地面から立ち上がってくるくるっと巻く姿がかわいい。
油断するとすぐに大きくなってその渦を開いてしまう。

おひたしにする。
少しのぬめりと、独特の草の匂い。
そしてしゃきしゃき感。
まさに野の味。
美味い。

   野に出でよ日々に若葉の四月かな  (あや)

コゴミ183

コゴミ184

コゴミ185

コゴミ181
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タツタソウ(竜田草) ~慎ましやかな色~
- 2015/04/17(Fri) -
竜田草171

ほら、竜田草だよ。
タツタソウ?
うん、あの空に飛ぶ竜と田んぼの田で竜田と書くんだ。
ふ~ん。
素敵な藤色だろう。
なんとともやさしいいろね。
慎ましやかで繊細な乙女のようだ。
ほんと。
蕾がいくつもあるからこれから次々に咲いてくれると思うよ。
いいなあ。
花言葉は「遠慮」。
ひかえめにってことね。

  慮る想いを綴るか竜田草  (あや)

竜田草172
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