アオジ(青鵐) ~あっちいってこっちきて~
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- 2015/03/30(Mon) -
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![]() 庭に降りてきたのはアオジ。 ちょこちょこと前へ横へ。 少し歩いては立ち止まり、歩いては立ち止まる。 木賊のそばまで来て歩を止めた。 何かみつけたのか。 得るものはあったのか。 このところいろんな鳥がやってくる。 桜の季節はまた鳥たちの心にも体にもいい季節なのだ。 一歩一進右へ左への春青鵐 (あや) ![]() ![]() |
サクラ(実桜・さくらんぼの花) ~庭花見を~
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- 2015/03/28(Sat) -
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![]() 桜前線が北上中と、テレビでは各地の開花と満開情報が日付で示される。 高遠城址や松本城はつぼみ。 我が家での魁は少し白みがかった桜。 といってもこれはサクランボ(実桜)の花。 例年に比べ早い開花だ。 2本の木にびっしりである。 今年の実りは期待できそうだ。 物くはぬ顔しらじらと花見かな (高田寒水) ![]() ![]() ![]() ![]() |
サンシュユ(山茱萸) ~張りゆくとき~
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- 2015/03/27(Fri) -
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![]() 木にいっぱい春の色。 木にいっぱい黄金色。 木にいっぱい幸せ色。 山茱萸の花は小さい。 山茱萸の花は線香花火。 「発(は)る」。 「張(は)る」。 生まれる爽色。 「新鮮」という美しさ。 枯色に山朱萸の黄の新しや (高木晴子) ![]() ![]() ![]() |
ジンチョウゲ(沈丁花) ~春の香りです~
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- 2015/03/24(Tue) -
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![]() 香。 沈丁花。 口を閉じて鼻にスーッと吸い入れる。 体に広がりゆく春の実感。 その昔、母に一枝を持って行ったとき、その香りを喜んでくれたことを思い出す。 おかあさん、ジンチョウゲがまた咲きましたよ。 その芳しい香りが好きだと言っていましたね。 どうですか、雲の上まで届きますか? 沈丁の香をのせて風素直なる (嶋田一歩) ![]() ![]() |
カゴシマコウバイ(鹿児島紅梅) ~向きはあちこちに~
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- 2015/03/22(Sun) -
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![]() 九州では桜の開花宣言があった。 春だもの 春の風だもの 春の光だもの 春の水だもの 春の香りだもの 春の景色だもの 春だもの あちこちで春が店開きしている。 家では鹿児島紅梅。 深い紅の八重の梅。 近づけば向きあちこちや梅の花 (三橋敏雄) ![]() ![]() |
ユキワリソウ(八重雪割草) ~うらうらと~
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- 2015/03/21(Sat) -
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![]() かたまって咲くのは八重の雪割草。 花弁が幾重にも積み重なる。 色は内側は白く、外へ向かってピンクのグラデーション。 形も少しずつ大きさを増していく。 息を止めて見る。 胸を優しいかすかな風が通り抜けるよう。 今年も咲いた 去年も、その前も、前も前も。 きっとこれからもずっと。 うらうらに雪割草を屈み見る (あや) ![]() ![]() |
コウバイ(紅梅) ~軽やかな装いに~
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- 2015/03/20(Fri) -
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![]() 暖かないい春日和です。 紅梅もお日さまに「そろそろですよ」と促されます。 蕾は半開きに。 半開きは全開に。 姿を香りの付いた華やぎの装いに。 私も車の冬用タイヤを履き替えました。 濃くなりつつある日の力をいただきながら、身のまわりも軽やかになりましょう。 このころや梅咲くほとの日の力 (松岡士喬) ![]() ![]() ![]() ![]() |
ネコヤナギ(猫柳) ~ふんわり~
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- 2015/03/15(Sun) -
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野に咲く花 ~彼の日のこと今日の思い~
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- 2015/03/11(Wed) -
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![]() 今日の言葉を探すのだけれど。 文字に表そうと、綴ろうとするのだけれど。 あの事実、今の現実、続くこれから。 過ぎる時間は誰に早いのか、誰に遅いのか。 今日の思いを束ねようとするのだけれど。 いくつもの言葉が顔を出すのだけれど。 静かに胸の内で繋ぐ。 三月十一日は昨日のこと明日のこと (あや) ![]() ![]() |
ユキワリソウ(雪割草) ~雪割草が咲いたのね~
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- 2015/03/08(Sun) -
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![]() 雪割草が咲いた。 花は薄いピンク。 雪割草が咲いた。 花は小さい。 雪割草が咲いた。 たくさんの蕊。 雪割草が咲いた。 何処かでも咲いているのだろう。 雪割草が咲いた。 雪はすっかり消えた。 みんな夢雪割草が咲いたのね (三橋鷹女) ![]() ![]() |