メジロ(目白・Japanese white‐eye) ~雪の中で見つけたもの~
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- 2015/01/23(Fri) -
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![]() 雪かあ。 それでも働かなきゃあなあ。 これは? 熟柿の残りだな。 まだ食べられそうだ。 ど~れ。 んん、いける。 ついでにもう一口。 ああ、おいしかった。 覚えておいて明日も来ようっと。 そうだ、みんなにも教えて一緒に。 寒禽や熟柿見つける雪の中 (あや) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
デンドロビウム(Dendrobium・マドンナ) ~冬の夜長にあなたこなた思う~
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- 2015/01/16(Fri) -
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![]() 紫のデンドロビウムが咲いた。 マドンナという名がついている。 もう何年めの冬になるのだろう。 彼女はいつも艶があって美しい。 そういえば去年は夏にも咲いたのだった。 今年も二度咲きがあるのだろうか。 夜のしじま、蘭を見る穏やかな一人の時。 蘭の花あなたこなたを問いかける (あや) ![]() ![]() |
スノードロップ(snowdrop) ~見ようと思えば見える~
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- 2015/01/13(Tue) -
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![]() 作業の手を休め、外に出る。 西日が庭を照らす。 なにかないか。 なにかあるか。 なにかなにか。 すると小さな白が目に入る。 スノードロップだ。 一つ開きかけている。 落ち葉の間からはいくつか芽も覗く。 意思を持って見る。 何かが見える。 部屋に戻り、小さな台に赤漆を塗った。 或日あり在日ありつつ春を待つ (後藤夜半) ![]() |
ミツマタ(冬の三椏) ~ここにこうしてまっている~
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- 2015/01/06(Tue) -
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![]() 三椏の冬枝にいくつもの蕾。 小さな蜂の巣がいくつもぶら下がっているようにも。 ビロードのような毛に包まれている冬蕾。 このままじっと時を待つ。 耐える日があって花の日が来る。 枝をさしのべている冬木 (種田山頭火) ![]() ![]() |
ヤマガラ(山雀・varied tit) ~小鳥から年始の挨拶~
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- 2015/01/05(Mon) -
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![]() 桜に小鳥が留まった。 雀ほどの大きさだ。 ツツピー、ツツピーとゆっくり啼く。 胸は淡赤褐色。 頭頂と喉が黒く、顔から頬に抜けて白い。 その特徴から山雀であることが分かる。 枝を嘴で突く。 咥えたのは樹皮の下にいる何かしらの幼虫だろうか。 彼も仕事始? 私も促される。 寒禽の初啼き届く仕事始め (あや) ![]() ![]() |
正月四日 ~自然を師とせよ~
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- 2015/01/04(Sun) -
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![]() 新年ようやくの晴れ。 遠くに見える中央アルプスもくっきりだ。 大きな窪みは南駒のカール。 風が雪を掃いて作るやわらかな美しい形。 山はいつもどっしり。 「苦しかったら山を見ろ!」 「自然を師と思え!」 そんな若い頃聞いた言葉を思い出す。 初晴れや白き雪嶺を仰ぎ見る (あや) ![]() ![]() ![]() ![]() |
正月三日 ~雪の詩情~
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- 2015/01/03(Sat) -
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![]() 元日から断続的に雪。 風も強く。 こんな年の始めは珍しい。 今朝もまた数㎝積もっている。 早めの雪かきを。 白い畑に取り忘れられたタカノツメが二株。 雪が創る景色の小さな詩情。 金子みすゞなら、タカノツメと雪の気持ちになって会話するのだろう。 虚しさに似て倖や三ケ日 (柴田白葉女) ![]() |
新年 ~目覚めれば心も新た~
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- 2015/01/01(Thu) -
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![]() いつものように、朝目覚める。 いつものように、朝のルーティンをこなす。 年改まり、数時間。 一人のしじま。 この節目に何を為すかと問う。 それを為せと答える。 新たな自分を加える。 見える形にして。 静かに。 年改まり人改まり行くのみぞ (高浜虚子) |
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