レンゲショウマ(蓮華升麻) ~飾り傘のよう~
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- 2014/08/25(Mon) -
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![]() 蓮華升麻に二つの蕾がありました。 その一つが開きました。 下向きの花です。 顔全体を見るには目を地面近くにして見上げるようにします。 飾り傘のような淡紫の花です。 品のいい美しい花です。 「鉢かつぎ姫」を思い出しました。 夏末に蓮華升麻の花二輪 (あや) ![]() |
シモツケ(繡線菊) ~また、ありがとう~
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- 2014/08/22(Fri) -
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![]() 6月下旬。 梅雨最中にシモツケはあった。 しばらく咲いた小さな花は7月とともに終わり、葉姿になっていた。 8月下旬。 夏最中にまた再びシモツケは花を開いた。 なぜか今度の花は色つやがよく、花姿も整いまとまる。 シモツケは清楚なる。 シモツケは静かなる。 シモツケは時を翔る。 しもつけの花びら綴ることばかり (後藤夜半) ![]() ![]() ![]() |
アスター(ASTER・蝦夷菊) ~星の花~
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- 2014/08/21(Thu) -
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![]() 赤いアスターが並んでいます。 ASTERはラテン語で星を意味するとあります。 その花姿からの連想なんでしょうね。 和名は蝦夷菊だとか。 北海道と何か縁があるのでしょうか。 花言葉を見れば、「思い出、追憶、信ずる恋」など。 子どもたちの2学期が始まりました。 信州の夏は短いのです。 エゾ菊は紫にして赤にして (高野素十) ![]() ![]() |
サルスベリ(百日紅) ~花かんざしに~
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- 2014/08/20(Wed) -
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ハツユキソウ(初雪草) ~涼しげな白い葉~
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- 2014/08/19(Tue) -
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カエル(トノサマガエル) ~澄んだ目~
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- 2014/08/17(Sun) -
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![]() 睡蓮の鉢。 浮かぶ緑の葉。 覗く褐色の体。 トノサマガエル。 雌。 顔の上半分を水から出す。 澄んだ丸い目。 彼女を乗せた葉は沈んでいる。 その体を支えきれない。 重いんだ。 ゲロゲロゲロ…を。 いや、これは雄の専売特許。 彼女は歌わず。 じっとして動かない。 じっとして。 じっと。 私も。 恋歌よむ蛙と見えて痩せ給ふ (岡野知十) ![]() |
ニワフジ(庭藤) ~胡瓜の馬、茄子の牛~
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- 2014/08/14(Thu) -
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![]() だいぶ前から庭藤が咲いている。 房状になって元の方から先に向かって咲き進む。 藤と同じに見える。 だが蔓にはならない。 違う仲間だ。 株は低い。 根を広げ増えていく。 花は白とピンクを合わせ持つ。 江戸絞りに似る。 地味だが爽やか。 飾り気がなくいい。 収穫の野菜を供え父母を迎ふ (あや) ![]() |
ハイビスカス(Hibiscus ) ~子どもの頃の花の思い出~
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- 2014/08/13(Wed) -
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![]() 赤いハイビスカス。 連想するのは長い黒髪に一輪。 そして南の島。 子どもの頃はこの花のことを「ブッソウゲ(仏桑華)」と言っていた。 萼から花を外し、その芯を口に含んで甘い汁を吸う。 そんな遊びをした記憶もある。 お盆。 私の周りにも思い出になった顔が増えていく。 仏殿の前に一対仏桑花 (太田正三郎) ![]() |
フシグロセンノウ(節黒仙翁) ~楚々と佇(た)つ~
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- 2014/08/06(Wed) -
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![]() 柿の木陰に朱色の花。 それは節黒仙翁。 茎の節々が黒いので節黒の名。 5枚の花びらは風車のように端を重ねる。 楚々とした野の趣。 林辺で見かけることもある。 花言葉に「恋のときめき」とある。 この場合はきっと密やかな忍ぶ恋なのだろう。 八月の朱花楚々と佇(た)つ原爆忌 (あや) ![]() |
ナツエビネ(夏海老根) ~一服の涼を~
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- 2014/08/04(Mon) -
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![]() 李の下に淡い色の花がありました。 夏海老根です。 花茎の下の方に4つほど咲いています。 上の方には蕾も3つ。 段々にです。 こんな花を見ると、心も少し涼しくなります。 ありがとう。 緑蔭やふつと目覚めし白昼夢 (秋葉雅) ![]() ![]() |
ギボウシ(擬宝珠) ~心とうまく付き合いつつ~
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- 2014/08/02(Sat) -
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![]() 目の中に汗が入り込む。 ハアーッ。 フウーッ。 …………。 懈さ。 乾き。 停滞。 焦らず。 急がず。 慌てず。 失わず。 迷わず。 怠らず。 無理せず。 無駄せず。 むらなく。 心と体を合わせて事を為す。 擬宝珠の花も今を咲く。 睡き子のかたむきかゝる花擬宝珠 (石田いづみ) ![]() |