
河合隼雄の昔の本を読んでいた。
寝るほんの少しの時間に開く。
中にある言葉のいくつかを受け容れる。
-ゆらぐ時は、変わる時-
-クリエイティブ・イルネス(創造の病)-
-忘れる時と、意識する時-
-自分の中から合図が来る-
-人生に絶対正しいという答えはない-
-自分の中の「もうひとりの私」に気づく-
-問い続けるうちに訪れる、一瞬の「時」-
-好きなことを、突きつめていくと-
-「私」のまわりには、いつも「あなた」がいる-
-日照りも嵐もあって人生-
-まず、自分の孤独を自分自身が引き受けること-
-徹底して逃げる(捨てる)のが必要な時も-
-外からみた形よりも、内側を大切にする-
-人間たちは、あたまで考えすぎる-
-「出来るようにしか出来ない」…当たり前が大事なこと-
-八方ふさがりになった時、聞こえる声-
-魂のレベルは、常識的なモラルを超える場合が多い-
-つまづきイコール発展-
-失敗しつつ学ぶ生き方-
-にもかかわらず「やる」と決意する-
-人生、時にはタイムをとる-
…………………
昔の本を繰り返して読むことが多くなった。
朝3時、ペルセウス座流星群を見ようと外に出た。
しばらく見上げていたが一つも見えなかった。
部屋に戻りパソコンで文を起こしていたら、ウマオイが来て本棚の横に留まった。
どこから入ってきたのだろう。
私が外に出た時に一緒に入ってきたのだろうか。
そのうちパソコンの上縁に留まった。
そして私が打つキーの近くへ降りてきた。
そういえばしばらく前に立秋だった。
虫たちも少しずつ自分の季節の準備を始めたようだ。
今日は少し守備のタイムを取ろう。
わが胸の骨息づくやきりぎりす ( 石田波郷)

