ゼラニウム(星咲きゼラニウムスターテル) ~「VW]という生き方~
- 2012/10/14(Sun) -
スターテル

昨年1月、『未来を模索する君たちへ~IPS細胞、山中伸弥教授のメッセージ~』という番組があった。
その中で、自らの体験を元に、若者たちに語りかける教授の言葉が印象に残った。
「山あり、谷にあり、失敗することは恥ずかしいことではない」。
「失敗をおそれていたら前には進めない。失敗し、工夫し、立ち上がる」。
「工夫しながら、チャレンジを繰り返す。やる気があって一生懸命にやればなんとかなる。」
そして最後に「ビジョンとワーク、いい時も悪い時も頑張る」と。

ご自身、二度の挫折とノイローゼ・うつ病状態にあったことを正直に話す。
そんなとき、研究者としての限界を感じていた教授を支えたのが、「VW]の言葉だったという。
若い頃に恩師ロバート教授が教えてくれた言葉だ。
VはvisionのV、WはworkのW、つまりVision & Hard workを意味する。
夢と未来像を描くこと、あるいは洞察力を持ち、勤勉、すなわち一生懸命努力することが大切だという教えである。

昨日の新聞に掲載されていた教授の言葉に、再び心を動かされる。
「ジャンプするためには、かがまなあかん」
つらさや苦しみから逃げ出さず、、逆境をバネにするのだと。
そしてこうも伝える。
「9回くらいは失敗しないと、一回の幸運はつかめない。若い世代には今の間にいっぱい失敗してほしい」と。

これらはけっして若者たちだけが持つべき言葉ではない。
人は失敗を何度も繰り返して、少しずつ失敗しない方法を得ていく。
人生はいくつになっても「学習」の連続なのだ。
年を重ねても「工夫しながら、チャレンジを繰り返し、やる気があって一生懸命にやればなんとかなる。」
そんな「VW]の精神を忘れずに生きたいものだと思う。

   はるかなる人語のあとの秋の風   (相馬遷子)

スターテル 
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