ふきのとう ~雪の中から顔を見せて~
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- 2008/01/27(Sun) -
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![]() 先日の雪が至る所に残る。 雪の表面は昨日の強い冷え込みで凍る。 一面の雪の上を歩く。 ザクッ、ザクッと靴が音を立てて沈む。 植物はその下で呼吸をする。 雪の中からフキノトウが顔を覗かせる。 ぎゅっとして表情は固い。 苞が開くのはまだ先のようだ。 蕗の薹みどり何枚着てゐるか (山田弘子) |
野菊 ~色は変われど、その姿もまた味わい深くて~
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- 2008/01/23(Wed) -
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![]() ノコンギク、ヨメナ、ユウガギク…。 風に揺れる愛らしい小さな花々。 清楚で素朴な味わい。 その「野菊」の季節は秋の月とともに過ぎた。 今、時は冬。 薄紫色の花びらは白い綿毛に。 色、形は変われどもこれもまた野菊。 その姿もなお味わい深く美し。 夢みて老いて色塗れば野菊である (永田耕衣) |
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