サンゴ油桐
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- 2007/03/15(Thu) -
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![]() 手足を伸ばしたようなオレンジがかった集合花とトックリヤシのような幹とのアンバランスの妙に味がる。 まとまって咲く花はその名の通り南の海に見られるサンゴを思わせ、他の花とは違った雰囲気を持つ。一時、葉を一切落とし枯れてしまったかと思ったが、2月頃から葉が成長し手のひら大になったところで花を付けてくれた。もちろん部屋の中でのことである。 |
ボケ
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- 2007/03/12(Mon) -
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![]() 「黒潮」とい名のボケだ。元々鉢植えにしてあったのを地植えに移したものだ。真っ赤な花弁の中に黄色い花心が引き立つ。昨年は黄色くて香りの良いピンポン球の大きさの実を数個付けた。なるがままにしておいたが、あとで砂糖煮や果実酒にも使われるということを知った。今年は作ってみよう。 |
ネムノキ
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- 2007/03/12(Mon) -
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![]() 室内に取り込んであるネムノキである。赤い糸をいくつも重ねて伸ばしたような花が2輪咲いている。 本来夏の花なのでこの時期に咲くのは珍しい。これは鉢植えだが、7~八メートルにもなる木が庭にはあり、その時が来ると木が赤く染まる。その種がこぼれ運ばれて勝手にそこらでいくつも育っているが、成長が早いので伐らざるをえない。 |
アオジ
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- 2007/03/11(Sun) -
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![]() 昨日は珍しい鳥の訪問があった。アオジだ。遠目に見てはじめ、姿、形、大きさから雀かなと思ったが、よく見ると腹が黄色く縦に黒斑が見られたので、これは違う鳥だと気づきすぐにカメラを取り出してシャッターを切った。ここに写っているのは雄であるが、通常つがいで縄張りを張る仲の良い鳥ので、そのうち雌も訪れてくれるのでないかと心待ちにしている。 |
オウバイ
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- 2007/03/09(Fri) -
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![]() オウバイ オウバイが咲いた。元々は鉢植えだったのを土に降ろしたものでまだ小さい。一つひとつの花は可憐だが、もうしばらくすると下垂した枝が黄色一色に染まる。「迎春花」との別称もあるというが、明るくなった春の光の中にある姿はなるほどその名に相応しい。 |
菜の花
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- 2007/03/06(Tue) -
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![]() 菜の花 房総半島の菜の花畑が映し出されていた。青い海を背景にした黄色い絨毯とのそのコントラストが美しい。日常と切り離されたようなゆったりとした時間が流れているのを感じた。風の声が聞こえてくるいい景色だ。 ふと思い立って、庭の川縁の土手に降りてみた。するとそこにやはり菜の花があった。もうすぐモンシロチョウもやってくるのだろう。 |
メジロ 椿に睦まじく
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- 2007/03/04(Sun) -
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![]() メジロ まず椿の木に仲良く留まり、周りの様子をうかがいながら少しずつ枝から枝へと移動し、そしてリンゴへと移る。その間ふたり(ふ鳥)の距離が離れることなく、その楽しそうに会話するほかほかムードを見ていると、焼けるほど睦まじく愛らしい。 |
あたらか
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- 2007/03/03(Sat) -
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あたらか
「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」 広く膾炙された啄木を代表する歌の一つである。 先日、NHKのテレビであるシンガーソングライターが取り上げられていた。同郷のアーチストだという。その中で彼の歌う歌の、言葉の一つ一つが単語として耳に入ってこない。歌の意味として聞き取れず、音として流れていく。それはまさしくふるさとの言葉なのだが。何曲か、聞くうちに少しずつ、幼い頃過ごした砂浜や岬の映像とともにいくつかの言葉を確かに使っていた記憶がよみがえってきた。でも最後まで全体の歌詞の意味を理解できないまま、番組は終わった。しかしそのあと頭の中ではなく、血潮の中に「ふるさとの訛なつかし」が巡り回っていた。翌日母に電話した。「あたらかってどういう意味だったっけ」「大切、大事ということよ」との答え。そうだ、そうだった。遠く離れた故郷へ思いを馳せながら、あらためて自分の出自が青い海と青い空の下にあることへそにしまい込んだ。 |