コムラサキ(小紫の実) ~小鳥が啄んだのか~
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- 2023/09/16(Sat) -
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![]() 小紫が実をつける。 小さく丸い。 ツヤツヤとしてあざやかな紫の。 枝に沿ってたくさん。 小鳥が啄んだのか、傷んでいるのもある。 私は食べたことがない。 どんな味なんだろう。 木は実り色づき肌は風を感じ心は思索を促し季節はそっとそこにいる (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() |
カキ(柿の花) ~甘い秋の実りへの営み~
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- 2023/05/28(Sun) -
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![]() しばらく前から柿の木に花がある。 小さなクリーム色でやや厚みがある。 花びらを落としたのは膨らんで実の形を呈している。 蔕はすでに実に乗る大きさに。 もう今から始まっている甘い秋の実りへの営み。 数羽の燕が横の川の上を軽やかに行きつ戻りつしているいいなあいいなあと思う (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
サクランボ(桜桃) ~朝早くからヒヨドリも~
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- 2023/05/16(Tue) -
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![]() 木にいっぱいの赤い実。 今年もサクランボが生る。 それをめがけて朝早くからヒヨドリもやってくる。 彼らは色が分かるのか、赤い方から食べていく。 ピーピーとうれしそうな声を出しながら。 今日少し収穫しよう。 ヒヨドリが桜桃を食べている「まあ、いいか」と私は眺めている (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
コゴミ(屈・草蘇鉄) ~茹でてけずりぶしをのせて~
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- 2023/04/10(Mon) -
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![]() コゴミも採りました。 頭をクルクル巻いたのがいくつも立っています。 やわらかいので手で摘み取ります。 野の匂いが手に残ります。 まずは一籠分。 けずりぶしを乗せていただきました。 間を空けてまだ何度かは採れそうです。 指先で折るクルクルのコゴミは野の匂い茹でて口にうれし旬の味 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
フキノトウ(蕗の薹) ~大人になって~
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- 2023/03/17(Fri) -
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![]() 庭のそこかしこにフキノトウ。 石楠花の下に。 紫陽花の下に。 雪柳の下に。 ブルーベリーのそばに。 オオイヌノフグリの中からも。 そして草取りしたアートガーデンの中にぽつんと一つ。 まだまだあちこちに出てきそうだ。 その形と香りと苦味が春の旬大人になって好きになった蕗の薹 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
アートガーデン(『石は木々に宿る』) ~二月も終わる~
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- 2023/02/28(Tue) -
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![]() 一本の木に数個の小さな彫刻。 白い大理石と黄銅で出来た作品。 『石は木々に宿る』。 青い空に白い月。 偶然にして素敵なコラボ。 さていつになく寒かった二月も終わる。 出来たこととしなかったこと……。 ジョウビタキがいる百合根を2個を植えた二月末 (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
雪嶺(南アルプス) ~見える~
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- 2023/02/23(Thu) -
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![]() 南アルプスが見える。 アトリエや寝室などから東を望めば。 左に塩見岳。 連なって烏帽子岳や小河内岳などが。 朝陽はその嶺々を越えて昇る。 毎日変わらずの景色なのだが、いつ見ても大きな力を感じる。 雪嶺が穏やかに諭す「落ち着け」「いっぽいっぽ」と二月 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() |
ソメイヨシノ(冬の染井吉野) ~鳥の巣と小さな彫刻~
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- 2023/02/08(Wed) -
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![]() 二月の染井吉野。 枝の上に鳥の巣一つ。 大きさと形からして鵯のか。 太い枝の切り口には小さな彫刻。 花の頃の人呼ぶ華やぎの様とはまた違った風情。 冬木の静かな営み。 今は寒さを体に取り込み、その春を待つ。 私は思索の小径を歩く。 バレンタインの歌が流れる春隣の桜の下 (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() ![]() |
時の象(かたち) ~朽ちた切株と苔と茸~
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- 2023/01/25(Wed) -
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![]() 7年前の夏に栃を伐った。 その切り株は朽ちて苔に覆われている。 それにたくさんの茸が生えていた。 形からしてサルノコシカケの一種だろうか。 それら三つが合わさる時の情景。 今日も夕食に茶碗蒸しが出た。 時の象(かたち)となって栃の切株と苔と茸がある (上武旋転子) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ドウダンツツジ(満天星躑躅の冬芽) ~旧友との思い出~
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- 2023/01/24(Tue) -
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![]() たくさんの冬芽が揃い出て。 満天星躑躅も春待ちの様。 その時が来るまでと、今は固く閉じてはいるが。 それには秘めた熱量と意志を見る。 中に蟷螂の卵鞘が一つあって。 立春まであと10日。 満天星躑躅は旧友との思い出の花である五月の (居山聞涛) ![]() ![]() ![]() |