キク(赤菊) ~星見草、霜見草…~
- 2017/11/21(Tue) -
赤い菊2171

花について、その名の由来や花言葉、そしてまつわることなどについて調べるのが好きだった。
日本の風景に馴染んでいる花が意外と外国原産だったりする。
逆に外国に持ち込まれ、そこで品種改良されて発展し、日本にもたらされたものがあったりして面白い。
“菊”について書を紐解いたのは8年前のちょうど今頃、次のように書き残してあった。

キクという音の響きには古くからの人々の生活との繋がりを感じさせる。
唱歌などでも広く歌われ、子どもたちにもなじみ深く親しまれてきた。
あるいは小説や絵の題材としてもよく取り上げられ、そうしたジャンルでも身近な存在である。
ところで菊はもともと日本固有の花と思っていたが、どうやら中国が原産のようだ。
たとえばある事典には、「万葉の時代には菊の言葉がなく、古今に入ってから見られるようになった」と記されている。
また“キク”は音読みで菊には訓読みがなく、本来の「匊」(キク)の音符に艸を加えた会意兼形声文字とあり驚いたり。
「多くの花をひとまとめにして、まるくにぎった形をした花」と『 漢字源』にはある。
「米」の字が書かれる「匊」は手の中に米をまるめてにぎったさまを表しているという。
その菊の異称に星見草、霜見草の名も見つける。
静かな夜にそんなことを調べてみたりするのも楽しい。

李の木の下、ひょろひょろ茎の上に赤い菊が咲いている。
何年も前から、晩秋になるとその姿を見せてくれ、いろいろを思い起こさせてくれる。

私にとってそれはずっと母の名の花である。

  わがいのち菊にむかひてしづかなる  (水原秋桜子)

赤い菊2172

赤い菊2173
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マンサク(満作の黄葉) ~喪中葉書が届く頃~
- 2017/11/16(Thu) -
マンサク黄葉171

喪中葉書が届いた。
見覚えのある筆字で宛名が書かれたあった。
裏を返せばやはり30年ほど前の上司からだった。
しかし、首を傾げた。
差出人が奥様との連名だったからだ。
挨拶文に目を通した。
亡くなられたのはご長男だった。
私より若かった。
余白に青いペンで「膵臓癌でした」と添えてあった。

庭の満作が葉を黄色く染めている。
ところどころには虫喰い穴がある。
春に向けて花芽が小さな顔を出している。

  黄落や或る悲しみの受話器置く (平畑静塔)
 
マンサク黄葉172

マンサク黄葉173

マンサク黄葉174

喪中葉書171
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イソギク(磯菊) ~秋冷の花と虫~
- 2017/11/15(Wed) -
磯菊2171

磯菊に虫たちが遊ぶ。
彼らは無心にしたいことをする。

今が一番。
前後裁断。
今に集中。

こんな小さな花でも口吻が挿す蜜は甘いのだろうか。

  身にしむやほろりとさめし庭の風  (室生犀星)
 
磯菊2172

磯菊2174

磯菊2173 - コピー
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サザンカ(朝倉山茶花) ~蕾から花へ 色も移り~
- 2017/11/11(Sat) -
朝倉170

庭の東には白い山茶花。
朝倉という名。
蕾は桃色。
開くにつれ、白い色が現れる。
ふんわりの八重の姿になると全体は白無垢。
それでも外側の花びらにはわずかに淡い桃色を残す。
ほんのり少女の色をわすれないかのように。
奥ゆかしい。
   
  山茶花に咲き後れたる白さあり  (宮田正和)

朝倉171

朝倉172

朝倉173

朝倉174
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ヤツデ(八つ手) ~おだやかに冬立つ~
- 2017/11/07(Tue) -
ヤツデの花171

八つ手に白い花。
小さな花びらは反り返って5枚。
蕊はぐんと外に突き出して5本。
その中では虻が遊ぶ

光沢のある青々とした大きな天狗の団扇。
一緒に花瓶に挿す。

今日は立冬。
暦は厳しい季節への備えと心積もりを促す。

   さかんなる八ツ手の花のうすみどり (星野立子)

ヤツデの花172

ヤツデの花173

ヤツデの花174

ヤツデの花175
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キク(赤菊) ~霜の季節~
- 2017/11/02(Thu) -
赤菊172

霜が降りました。
また季節は進んで次の景色を映します。
そんな移ろいがうれしくなります。

朝陽が、覆った白を少しずつ溶かしていきます。
赤い菊に乗っていたのも小さな水滴に変わりました。

霜月は満ち来る前の十三夜のようです。

 来るるもの来しと初霜垣間見る (石 昌子)

赤菊173

赤菊174

赤菊171
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イソギク(磯菊) ~山里に咲く海辺の花~
- 2017/10/31(Tue) -
イソギク171

磯菊は小さな黄色い花。
やや厚めの葉は縁辺を白く囲む。

本来は海岸近くに自生するという。
それがここ山国の片田舎に根を下ろして10数年。

あなたの故郷は温暖な潮風の町。
思えばひとり家族と離れてはるか遠くの地。
黙々と異土でその生を育む。

ええ、はい、そうですねと呟く私。

   秋日和郷愁誘う磯の花 (あや)

イソギク172

イソギク173

イソギク174

イソギク175

イソギク176
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ツキミソウ(月見草) ~雨の中で~
- 2017/10/29(Sun) -
月見草3171

月見草の蕾が外の包みを解き始め、中から花びらの白い色が覗いていた。

朝6時、弱い雨の中で開いた。

雨は強さを増した。

昼過ぎにはすでにだらりとした姿に変わっていた。
それには滴とともに跳ね上げられた土が乗っていた。

見せるわずかな花の時。
月見草のその時只今の一生。
雨と相まっていっそうの哀れを感じさせる。

水をたっぷり含んで薄いピンクに変わった花は濡れた地面に顔をつけていた。

  よりそへばほころびそめぬ月見草 (池内友治郞)
 
月見草3172

月見草3173

月見草3174

月見草3175

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バラ(蔓薔薇) ~頭上の花~
- 2017/10/28(Sat) -
蔓薔薇2171

蔓薔薇が咲いている。
植えたてからかなりの年月が経つ。
他の木に絡むようにして3~4Mほどまで伸びている。
この高さでは到底手を入れることは無理。
ましてや一輪、二輪切って活けたいなどは叶わない。
空を背景にした姿を仰いで眺める。

また台風が近づいているという。
雨、雨、雨の予報。
ここ最近の週末はどうも移ろいゆく秋をしみじみと楽しむことができていない。
もったいないような淋しいような気分。

  天国に近い薔薇です 空中修道院   (伊丹三樹彦)

蔓薔薇2172

蔓薔薇2174

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キク(黄菊) ~花があり花にある~
- 2017/10/26(Thu) -
黄菊171

黄菊も開く。

そこに何年もある。
まわりに染まり、だんだん野性味を帯びて。

部屋に花がある穏やか。

てきとうに切って、好きなように挿す。
できるだけ欠かさずに。

好きな言葉、“花有情”。

    黄菊とは蕊に籠れる黄なりけり (久米三汀)

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黄菊173

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ベンケイソウ(弁慶草) ~強者の名を~
- 2017/10/23(Mon) -
ベンケイソウ172

濡れて弁慶草。
しとしとと。

滴を湛え。
強者の名の小さな秋の花。

佇めば、私も雨の物語。

   雨つよし弁慶草も土に伏し  (杉田久女)

ベンケイソウ171

ベンケイソウ173
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ホトトギス(杜鵑草・油点草・時鳥草) ~雨はきらいではないけれど~
- 2017/10/22(Sun) -
杜鵑草171

雨はきらいではない。
いや、どちらかというと雨の情景は好きである。

しかしこれだけ続くと、そろそろすかっとした気持ちのいい青空が欲しくなる。

曇りガラスを通して見るみるように、花たちもその彩りのトーンを抑えれる。
コントラストも狭まれて輪郭が弱くなる。
これはこれで一つの味わいなのだが。

杜鵑草が咲く。
花びらは不思議模様を纏う。
妖しげな美しさとでも言おうか。
蕊にはいくつもの透明の小さな玉。
女性の飾りを思わせる。
花言葉は「秘めた思い」「永遠にあなたのもの」。

台風も接近している。
まだ、澄んだ秋日和は先になりそうだ。

   ほととぎす咲かせかたぶく齢(よわひ)かな  (岩城のり子)

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杜鵑草174

杜鵑草175
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キブネギク(貴船菊・秋明菊) ~冷たい雨~ 
- 2017/10/20(Fri) -
八重秋明菊171

冷たい雨。
美しい秋だというのに。
感傷の秋だというのに。

心をも体をも震えさせるほど。
一体全体、どうなっているのだろう。

傘を差し、雨に濡れる貴船菊の傍で腰を屈めた。

手が冷たい。
脚が冷えた。
暖房を入れた。
がまんできそうもなかった。

  おもざしの思ひ出だせず貴船菊 (飯名陽子)
 
八重秋明菊172

八重秋明菊173
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ノギク(野菊) ~野菊の頃~
- 2017/10/18(Wed) -
野菊171

野菊も咲く頃となりました。

それぞれに名前があって、「野菊」と一括りしてはいけませんが。
でもいろいろな意味において「野菊」のほうが、情緒的な深さがある気がします。

「野菊が好きだって…」
「野菊のような人だ…」

飾らず、純朴で。

  しがらみに少し浪たつ野菊かな (篠田悌二郎)  

野菊172

野菊173

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アキチョウジ(白花秋丁字) ~秋雨は~
- 2017/10/17(Tue) -
白花アキチョウジ171

雨が降り続き、麗かな秋はどこかへ姿を隠している。
気温も急激に下がり、暦が一気に進んだように肌寒い。

傘を差して庭へ。

濡れる白いアキチョウジ。
細い茎に小さな花が並んでぶら下がる。 
粒の中に映る周りの雨景色。
花言葉には「秘めやかな思い」。

  秋雨は無声映画のやうに降る  (仁平勝)

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ミゾソバ(溝蕎麦) ~すべて刈り取る~
- 2017/10/15(Sun) -
ミゾソバ171

艶々とした磁器のような透明感のある小さな花。
一面の溝蕎麦。
その中で蜂や蝶たちが無心に遊んでいる。
のどか。
いい光景。

腰を下ろして見ていたい気にもなる…が。
私は草払い機のエンジン音を響かせてそのすべてを刈り取った。

  みぞそばの信濃の水の香なりけり (草間時彦)

ミゾソバ172

ミゾソバ173

ミゾソバ174
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シュウメイギク(秋明菊) ~秋風の中のひとひらの時間~
- 2017/10/12(Thu) -
秋明菊171

長い茎のその上にふんわりとやさしい白い花。
秋風に誘われてその顔をひらひらりと右に左に。
あどけない丸顔の蕾もゆらゆらゆらり上に下に。

「秋の明るい菊」を「秋の心」で見る秋風時間。

   秋色を観ろや歌えや人想えや (あや)

秋明菊173

秋明菊174

秋明菊175

秋明菊172

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ハマギク(浜菊) ~海辺がふるさと~
- 2017/10/09(Mon) -
浜菊171

朝の空気が気持ちいい。
雉鳩が庭に下りてきて尻を振りながら歩いている。
柿の葉が地面にカサカサと音を立てて落ちる。

朝陽が浜菊に差す。
「私の故郷は海辺」だとその名は示す。
そして「私は今、秋の信州で咲く」と。
思えば遠くへ。

  浜菊の咲くや遅々たる浦の秋  (小杉余子)

浜菊174

浜菊172

浜菊173
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キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草) ~上臈という名のおくゆかしさ~
- 2017/10/07(Sat) -
キイジョウロウホトトギス170

キイジョウロウホトトギスが咲きだす。
花茎はいくつもの黄色い花を乗せて撓む。
それは地面に着くまでになったりも。
覗く中には小さな透明のつぶつぶ。
“上臈”を名に持つこの花に逢えるのは秋が深まり行くこの時期。

  なんとなく人恋しくて杜鵑草  (寺田すず江)

キイジョウロウホトトギス171

キイジョウロウホトトギス172

キイジョウロウホトトギス173

キイジョウロウホトトギス174
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マリーゴールド(marigold) ~しのびよる秋~
- 2017/10/04(Wed) -
マリーゴールド1711

マリーゴールドが咲いてからもう長い。
独特の強い香りがする。
セセリチョウが遊んでいる。
片付けるのはもう少し後にしよう。

着る服もアースカラーというか、ナチュラル系のが多くなった。

   秋しのびよる金箔をおくごとく  (千代田葛彦)

マリーゴールド1712

マリーゴールド1713

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ツキミソウ(月見草) ~またその姿を~
- 2017/10/02(Mon) -
月見草2171

月見草は夏にいくつか咲いた。
それは夕刻だったり、あるいは明るくなる前の朝に少しずつゆっくりと開いた。
その花の時はとても短く、哀れと儚ささえ感じさせる。

季節は進み、その存在をすっかり忘れてしまっていた。
その姿が昨日一輪あった。
ひんやりとした秋の早朝なのに、と思いつつも嬉しくなった。

しばらくの後、作業の手を休めてお茶を手に再び見ると閉じ始めていた。
そして、午後になると白い花は色をピンクに染めて萎んでいた。

蕾がまだ一つある。
これもきっと今日か明日のうちだろう。
朝か夕のいずれになるか…。

    開くとき蕋の淋しき月見草  (高浜虚子)

月見草2172

月見草2173

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キンモクセイ(金木犀) ~香りが見える~
- 2017/09/30(Sat) -
金木犀171

秋の金木犀がそこにあることは目を閉じても分かる。

朱色の小さな花たちが一斉に放つ芳香。
それを詩人は「香りが降ってくる」と譬えた。

季節の深まりを伝える癒やしの贈り物。

部屋にも一枝。

   見えさうな金木犀の香なりけり  (津川絵理子)

金木犀172

金木犀173

金木犀174
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バジル(basil) ~その香りが好きだと言う~
- 2017/09/24(Sun) -
バジルの花171

家人が香りが好きだというので、ずっとバジルを植えている。
時々葉を取っては鼻につけて目を閉じ、「ん~ん」とひとりうっとりしたりする。
そんな様子がおかしくもある。
料理の香り付けにもだいぶ活躍してくれたが、そろそろ花も終わり。
三本の株を抜いて片付けた。
きっとまた来年も。
 
  秋の昼妻の小留守をまもりけり  (日野草城)  

バジルの花172
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キク(菊・セザンヌ) ~菊の記憶~
- 2017/09/23(Sat) -
セザンヌ171

ところどころで菊も咲き始めています。

たくさんの鉢植えにして…、そんな菊が好きだった父を思い出します。
花器に活けて楽しんで…、そんな着物姿の母を思い出します。
子どもの頃の記憶です。

何やら虫が遊んでいます。
カメムシでしょうか。

郷愁を呼び起こす菊日和です。

  いたづらに菊咲きつらん故郷は   (夏目漱石)

セザンヌ172

セザンヌ173
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アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉) ~体調を整える~
- 2017/09/22(Fri) -
アメリカ芙蓉2171

朝が早い私は5時半にはおよそ庭か畑にいる。
このところ、その頃の気温がだいぶ低くなったのを肌に感じる。
必然、作業着も厚手の長袖に替えた。
暑さ寒さも彼岸までというが、まさに。
仕事の後の汗もほとんどかかなくなった。
昨日はくしゃみや鼻水が出ていた。
外に出る時刻も少し遅らせるか。

県内の最低気温の表示も10℃以下の地点が増えてきた。
これかさらにということになるのだろう。
日較差にも体調をうまくコントロールしなければ。

返り咲きというか、アメリカ芙蓉がまた咲き出した。

  身にしむやほろりとさめし庭の風 (室生犀星)  

アメリカ芙蓉2172

アメリカ芙蓉2173

アメリカ芙蓉2174
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クジャクアスター(白孔雀) ~女心と秋の空~
- 2017/09/21(Thu) -
白クジャクアスター173

昨夜、雨が急に降った。
予報にはなかった。
ふと思いだした言葉は“女心と秋の空”。
そのたとえに、なるほどと。
昔の人は言葉に洒落や遊びや思いを間接的に包んでうまく楽しく表現した。
夕食がすむ頃には止んだ。

白孔雀が咲いている。
他の花も添えてお墓に持っていこう。

   秋彼岸汗ばむ晴のよかりけり  (牧野寥々) 

白クジャクアルタ-172

白クジャクアスター171
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ブルーセージ(Blue Sage・アズレア) ~さわやか色~
- 2017/09/16(Sat) -
ブルーセージ171

さわやかな青の花はブルーセージ。
どれもに愛らしい表情がある。
スカートを広げた楽しげな女の子のようだったり、何か考え事をしている子どものようだったり。
その花穂が細い茎の上で揺れる。

栗の実も大きくなってきた。

季(とき)を感じてのひととき。

   初秋の口笛吹いて女の子 (石田郷子)

ブルーセージ172

ブルーセージ173

ブルーセージ174

ブルーセージ175
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シソ(紫蘇の花) ~秋の空~
- 2017/09/14(Thu) -
シソの花171

空を見上げる。

「お~い」
「心は元気かあ~」

紫蘇に花が咲いている。

その花がこぼれている。

   秋空や高きは深き水の色  (松根東洋城)

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シソの花173

シソの花174
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リコリス・スプレンゲリー(Lycoris sprengeri) ~稲刈り~
- 2017/09/12(Tue) -
スプレンゲリー171

稲刈りする姿が見られるようになった。
家族揃って稲架(はざ)掛けする様など、風情がある。
その杭に赤とんぼなど留まればなおさらだ。

広がりつつの秋景色。
耳に流れる感傷の歌。

桜の下にはリコリス。
絵筆で着彩したかのようなピンクから青紫への色調変化が美しい。

   田のひかり稲架にあつまりかけ終へぬ (松崎鉄之介)

スプレンゲリー172

スプレンゲリー173
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フウチソウ(風知草) ~さわさわと~
- 2017/09/10(Sun) -
風知草2171

心地よい風が庭を抜ける。
穂を伸ばしてきた風知草がさわさわとやさしく揺れる。
小さな虫がそれにつかまっている。

花水木が葉を落としはじめた。

  風知草にのりたる風をたのしめり  (三谷いちろ)

風知草2172

風知草2170
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