所属している団体の公募展の会期が終わる。
新年度が始まって、色々と仕事に追われる中ではあったが、今年は2点出品することにした。
作りたい構想はたくさんあり、テーマが一旦決まると仕事は早い。
この「哲」は檜の木彫作品である。
短期間の制作だったので少し雑なところがある。
もっと時間をじっくりかけて、丁寧な仕事をしなくてはと反省する。
私の場合、丸い材に直接チョークで大まかなデッサンをして、一気にチエンソウで落としていく。
八割ほどをこのように機械で切ったり削り出したりし、後はアトリエに入れて細部に取りかかる。
そして最後に何本かのノミを使って仕上げる。
ほとんどが立ちっぱなしで体力のいる作業だが、疲れよりはむしろ無心になれる制作の心地よさに満たされる。
このあと、夏の公募展から秋の小品展までに3点の制作を予定している。
日常の仕事は忙しいが、これだけは自分に課せた最低のノルマとして毎年考えている。
五月いま噴くはおとこを励ます木 (谷口亜岐夫)