作品「哲」 〜大島紬〜
- 2008/05/18(Sun) -
哲


所属している団体の公募展の会期が終わる。
新年度が始まって、色々と仕事に追われる中ではあったが、今年は2点出品することにした。

作りたい構想はたくさんあり、テーマが一旦決まると仕事は早い。
この「哲」は檜の木彫作品である。
短期間の制作だったので少し雑なところがある。
もっと時間をじっくりかけて、丁寧な仕事をしなくてはと反省する。
私の場合、丸い材に直接チョークで大まかなデッサンをして、一気にチエンソウで落としていく。
八割ほどをこのように機械で切ったり削り出したりし、後はアトリエに入れて細部に取りかかる。
そして最後に何本かのノミを使って仕上げる。
ほとんどが立ちっぱなしで体力のいる作業だが、疲れよりはむしろ無心になれる制作の心地よさに満たされる。

このあと、夏の公募展から秋の小品展までに3点の制作を予定している。
日常の仕事は忙しいが、これだけは自分に課せた最低のノルマとして毎年考えている。

五月いま噴くはおとこを励ます木 (谷口亜岐夫)
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老人の首 〜小品展より〜
- 2007/11/27(Tue) -
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グループの小品展は9日間の会期で11月18日に終了した。日展をはじめ各種公募団体に出品している、地元作家72人の展覧会である。私は主催者であったので、会場確保から出品者への連絡、看板表示、搬入案内、目録作成まで一人でこなし、気遣いの連続だった。それも392人の参観者を得て無事終了した。その役は来年まで続くことになりそうだ。仕事を持っている身としては負担でもあるが、しかし誰かがやらなくてはならない。この会のためにもう一踏ん張りすることにしよう。

 これはその小品展に出品した「老人の首」である。久しぶりの石膏直彫りによる制作で、細部は別としてほとんどの造型を出刃包丁1本でする。年を重ねた老人のその年輪と人生を語る内なる声をうまく表現したかった。このところ、木彫ばかりの表現が続いたので、また違う追求の仕方ができて楽しい時間となった。 

3月までにもう一点仕上げれば、今年度の私の制作は終了する。
そして年度が替わって5月にはまた62回目を迎える公募展が待っている。
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緑陰問答(蝉)
- 2007/10/15(Mon) -


公募展の会期が終了し、作品を搬出してきた。
 
私の制作のほとんどの場合、構想を立てると、デッサンなしに一気に直彫りしていく。チエーンソウでほぼ8割方粗彫りを済ませ、後はアトリエの中に入れて、鑿で仕上げる。ただ、彫り進めるうちに、途中構想が変わることがある。というより、このところ、大体においてそうなる。今回は、初めの構想では作品の前には”本“が開かれていた。しかし、人物と体の部分が進み、全体のイメージが掴めはじめたところで、”本“は胸に留まる“蝉“に換わった。

額から汗を流す私の周りでしきりに鳴く蝉、そしてラジオからはアメリカの17年蝉の話題が届く。夕刻には蜩が哀調帯びた声を響かせる。
何年もの間、土の中でじっと命を育み、そして必死の思いで脱皮してこの世の光を目にして声を出した時、彼に残されたその時間は後1週間。庭では今朝生まれたばかりの蝉の穴がいくつもある。空蝉が木々に残る。もののあわれや人生観をふと考える。こうして”本“は“蝉“に換わった。 材質は欅と檜、台座は杉。

 秋の小品展への出品が近づく。コンセプトはできている。しかし、また仕上がった時には描いたプランと違うものになっているのかもしれない。

今しがた 此世に出でし 蝉の鳴く (小林一茶)
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そして壊した
- 2007/03/05(Mon) -


壊すことに


玄関においていたのだが、見ているうちにあまり納得いかなくなってきた。そして壊した。
良くない作品は残せない。
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展覧会に出品
- 2007/02/16(Fri) -
展覧会に出品

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