オオテンニンギク(大天人菊・ガイラルディア) ~再会の約束~
- 2023/10/02(Mon) -
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ガーデンに咲く花の種類がだいぶ少なくなった。
そんな中、今目立つのは大天人菊の黄色とオレンジ。
長く放縦に伸びる花茎の先に数え切れないほど。
野放図ではあるが、静かな秋に彩りを添え興趣を与えてくれてありがたいと思う。
多くの蝶の吸蜜や蜻蛉の休む場にもなって、目を楽しませてくれてもいる。

東京に住む高校の同期生と電話で話をした。
用あって私は近々六本木に行くのでその日程を知らせた。
そしたら「その周辺の店で夕食を一緒に摂ろう」と。
カンツォーネ歌手の彼は八月に奥様を伴い我が家を訪ねてくれた。
帰る時、「東京へ来る時は必ず連絡してくれ。そしてまた会おう」と言った。
その再会の約束が実際となる。

家人が「鬼皮を剥いて」と言っている。
この作業は好きだ。

   ボウル一杯の栗を剥く外には鵙の声小さな幸せを感じつつ黙々と (上武旋転子)

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ヤエザキアスター(宿根アスター) ~友人から電話~
- 2023/09/27(Wed) -
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友人から電話があった。
11月に伊那市の桜の名所にある美術館で中国の画家と二人展をする。
その時の作品搬入と展示への協力依頼だった。
彼とは学生時代からの長い付き合い。
もちろん即答でOKした。
ほとばしる制作意欲と精力的な発表活動。
彼は今にとどまることなく、常に動いている。

桜の木で「キチキチキチ」と百舌の声。
マリーゴールドの中に青い宿根アスター。
私はパジャマを長袖の秋物に替えた。

   百舌の声を聞くと話しかけたくなる「お~いきょうはなにがとれたんだ~い」 (上武旋転子)

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クジャクアスター(白孔雀) ~お礼のメール~
- 2023/09/26(Tue) -
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先の土曜日には四人の来客があった。
翌日そのうちの一人からお礼のメールが届いた。
 昨日はありがとうございました。
 素敵なお庭、アートガーデンと室内展示作品とアトリエの見学、そしてお茶会で充実した休日となりました。
 あらためてもう一人の友人と一緒に10月にお伺いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
「いいですよ」と返した。
我が家のいろいろを見て興味を持った事がいくつかあったらしい。
別の親しい友人にも紹介したいのかもしれない。
日程が決まり次第連絡をくれることになった。
先日が初対面の彼女については自己紹介してくれたので名前と職業は知ったが、それ以外の詳しいことはよくわからない。
日々を静かに暮らしている私にとって、違う世代の人と新しい関係性ができるのは情報への広がりにも繋がりいいことである。

家人は今日から4泊5日の旅に出かける。
クジャクアスターが白い小花をいっぱいつけている。

   枯れ向日葵の周りを二羽の蝶睦まじく楽し蜻蛉一匹のとまってうれし秋の一人時間  (居山聞涛)

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ブルーセージ(Blue Sage・アズレア) ~お彼岸の中日~
- 2023/09/23(Sat) -
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お彼岸の中日ですね。
そして我が家では女性四人の来客がある日です。
60代が二人、初めてお会いする40代が二人。
うまくかみ合った話ができるでしょうか。

ブル-セージも咲き出しました。
空色の爽やかなかわいい花です。

私はこれからポポーと無花果を採りに離れた畑に行ってきます。
お客さんにお出しします。

   秋の花見ればあれこれ想像膨らみ我が胸も軽やかに澄む (居山聞涛)

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ヤマブキ(山吹) ~「野菜を持ちに来て」~
- 2023/09/22(Fri) -
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義姉から「野菜を持ちに来て」と電話がありました。
庭の草取りをしてしっかり汗を搔き、シャワーを浴びて着替えをしたところでした。
すぐに伺いました。
「お茶を用意してあるから上がっていって」と。
岐阜から散り寄せたという葛餅と、冷えたメロンと、茄子の浅漬けと、スライスした干し林檎がテーブルの上にありました。
お茶はコクモツチャだそうです。
いろいろが溶け込んだという感じがします。
きっと健康にいいんでしょうね。

最近作ったという2点の貼り絵作品を見せてくださいました。
ダリを思わせるような少し幻想的な構成の表現になっています。
先日いただいた義姉の著になるエッセイ集についてもいろいろと話しました。
そこに書かれている「芸大受験のための夏期講座」についての詳細も。
「もし受かっていたらどうなっていたのでしょうかね」などど。
その時現役で合格した同級生は今では著名な日本画家になっているのですから。

話はあちこちに飛びます。
感性がどこか似ているのでしょう、話題が変わってもすぐに互いが乗っていけます。
義姉と話をするのは安らぎます。
多方面にわたって私の知らない世界を持っていますので学びも多くあります。
純粋で誠実な方です。
知的で包容力があります。

家に帰って袋を開くと、ピーマンとオクラと、ナスと、ミニトマトとキュウリが入っていました。
一人暮らしの義姉です。
作ってもとても食べきれないのです。
野菜が高騰しているとも聞きます。
感謝です。

ちらほらと庭の山吹に花があります。
四月、五月に盛りと咲いていました。
いわゆる返り咲きです。
ちょっと寂しげにも見えます。
枯れ姿の向日葵にはカワラヒワがやって来て種を食べていました。
庭も秋の様に変わりつつあります。

   曼珠沙華咲いて山吹の返り咲いて義姉との楽しいひとときあって秋彼岸 (居山聞涛)

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フイリヤブラン(斑入り藪蘭) ~秋には秋の花~
- 2023/09/13(Wed) -
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「23日にお伺いしたいんですが、ご都合はいかがでしょうか?」
以前に友人を連れて訪ねたいと言っていた知人の女性から電話があった。
友人と二人だけだと思っていたら、別の二人も誘って四人だという。
それぞれ勤めているので休日のその日に都合を合わせたらしい。
特に予定は入っていないので了解した。
後でよく考えたら、お彼岸だった。
お墓参りは前の日にしよう。

しばらく前からフイリヤブランに藤紫の花穂が立っている。
ほとんどは蕾だが、昨日その中に二つ開いているのに気がついた。
1㎝にみたない小さな花だ。
いつも9月のこの頃に咲く。
花はそれぞれ自分の季(とき)をちゃんとを知っている。

   秋には秋の花咲く当たり前のことだけどその当たり前が嬉しい小さな感傷 (上武旋転子)

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ブルーサルビア(Salvia farinacea) ~「一緒に行かない?」 
- 2023/09/09(Sat) -
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小諸の友から電話があったのは5日前のこと。
「オレの知人がさあ、そちらの近くでグループ展をすることになったんだよ。急だけどさあ、一緒に行かない?」
詳しく聞けば、南信州の高原にある小さな美術館での彫刻展らしい。
スキー場の側にあり、名前だけは聞いて知っているが、行ったことはない。
「いいよ。何時に来る?」
「家を7時前に出てそちらに9時半頃。それでオレの車に乗って一台で行こう」
「分かった。ここから一時間以上かかるなあ。お昼はどこかで美味しい蕎麦でも食べよう」
「いいねえ。じゃあよろしく」
彼とは大学時代からの長い付き合い。
常に高みをを追い求めた生き方をしている尊敬できる友人である。

黄色いマリーゴールドの中に、ブルーサルビアが咲いている。
伸び出る茎にいくつもの小さな青い花。
その一つ一つがかわいい表情を見せる。
これは七夕の頃から次々との長い花。

さて、今日が友との日。
朝食前までに草取りをすませ、着替えて待つことにする。

   すず風に身を置く一人時間見上げれば行き合ひの空にはうろこ雲 (上武旋転子)

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ミズーリマツヨイグサ(ミズーリ待宵草) ~エッセイ集~
- 2023/09/06(Wed) -
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昨日、約束の時刻に義姉のお宅へお邪魔した。
部屋に入るとテーブルの上には冷えた麦茶と水羊羹、そして梨、収穫のミニトマトと漬物が並ぶ。
「九月に入っても厳しい残暑が続くねえ。さあさあ、どうぞ」と促される。
それらを口に通しながら話を聞く。
義姉は地域で歌会の指導や新聞の選評も行っている歌人である。
だが、私の知る昔の義姉は水彩画や油絵も描き、公募展にも出品していた。
高校の頃は美術班に属していて芸大を目指していたこともあったと聞く。
(ちなみに当時同じ班にいた友人は芸大に入り、その後美大教授などを歴任した著名な日本画家である)
それで部屋や廊下などには描いた作品が掲げられている。

義姉はこれまでに二冊の歌集を出している。
いただいたそれらは私の書架にも並ぶ。
優しくて知的でかつ冷静な義姉だが、その歌集の中には激しい感情的な歌がいくつもあるのには驚く。

いろいろに話が進み、少したってから、一冊の真新しい本をテーブルの上に置いた。
先だってエッセイ集を出したのだと言ってプレゼントされた。
最初のページに謹呈の短冊が挟まれていた。
パラパラ捲ると収められた49の文章にはそれぞれに数首の歌が添えられている。
「家に帰ってからゆっくり読みますね」と閉じる。
娘さんの手による装幀は紅白の椿と山並みと空に浮かぶ折り鶴が描かれる。
(家に帰って本を開いて分かったことだが、それらのモチーフはすべてエッセイのタイトル名や文章の主題にあった)
話は彫刻や能面などへと広がり、心深まるいい時間になる。
時は一時間半ほど過ぎる頃、おいとまする。

戻って先日から製作していた公募展への搬入用木箱作りの続きをし、ほぼ完成する。
早めの風呂に入った後、早速いただいた本を読んでいたら、チャイムが鳴る。
立っていたのは帽子に野良着姿の義姉。
「さっきはありがとう。いつもと同じ野菜だけど食べて」
「今、本読んでいました」
「恥ずかしい。また感想を聞かせて」
袋の中にはたくさんの胡瓜と茄子とトマトとピーマンと金時草。

一昨日の朝のガーデンにはミズリーマツヨイグサが一輪。
六月初旬と間をおいて八月初旬にも咲いて、三度目の開花。
それは一日花。

   庭隅の鷹の羽芒に穂の二つ三つ伸びて静かに秋を告げている (居山聞涛)

義姉のエッセイ集

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ペパーミント(Peppermint) ~九月~
- 2023/09/01(Fri) -
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ペパーミントは土手にある。
それは生命力が強く、かなりの勢いで繁殖する。
それでガーデン内には植えてない。
今、その花の時。
穂状になって咲く。
中に小さな花蜘蛛がいた。

起きて西の空を見たら、大きな月が浮かんでいた。
きっと万葉の人々もそのスーパームーンを見ていたのだろう。

 心なき秋の月夜の物思ふと寐の寝らえぬに照りつつもとな
 かくだにも妹を待ちなむさ夜更けて出で来し月のかたぶくまでに
 ぬばたまの夜渡る月のさやけくはよく見てましを君が姿を
 ひさかたの天照る月は見つれども我が思ふ妹に逢はぬころかも
 ぬばたまの夜渡る月にあらませば家なる妹に逢ひて来ましを
 恋ひ恋ひて逢ひたるものを月しあれば夜は隠るらむしましはあり待て

そして今日から九月。

   一人の夕暮れにツクツクボウシの声聞こえ来ぬ八月末の少し寂しくて (居山聞涛)

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キバナコスモス(黄花秋桜) ~ぐんぐんあるいてゆこう~
- 2023/08/30(Wed) -
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昨日、家人が「髪切って」と言った。
今度は5泊6日の旅だと。
その前にはいつも頼まれる。
カットの道具が一式ある。
鏡も立ててさながらミニ美容室。
まだ白髪が目立たなかった頃からだから、その手さばきはだいぶ年季が入っている。
いい仕上がり。
今日このあと、7時過ぎの高速バスに乗るのに送っていく。
若い頃から旅行好きだった。

少しだけだが、アートガーデンにキバナコスモスが咲いている。
それはこぼれ種からの花。
毎年そのように。

少し怠けている。
経験したことのない暑さだといって心と身体を甘やかしている。
いけない、いけない。
いつもの書写の時間に鉛筆を執ったのは真民さんの「路」。
「果てしない路を ぐんぐんあるいてゆこう」
いっぽいっぽ、自分の歩を進めよう。

   ふとみすゞの詩を読みたくなって書架を開くも見当たらず虫の音のしきりに届く暗い朝 (居山聞涛)

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キバナコスモス053

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路
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アスター(Aster) ~愛甘水とネクタリン~
- 2023/08/28(Mon) -
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一昨日、涼しげな服に身を粧った義姉が寄ってくれた。
そして「友達からナシをたくさんもらったので」と袋を。
中には赤梨が4つ入っていた。
「幸水ですか?」
「アイカンスイと言うんだって」
これから歌会があるからと、上がらずに車に乗った。
初めて耳にするその「アイカンスイ」とはどういう字を書くのだろうとネットで調べた。
それは“愛甘水”だった。
やや大きめなのでそれを半割にして二人でいただく。
水分の多い甘い梨だった。

そして昨日は穂波さんが。
ご主人の清人さんも助手席に。
「ネクタリンを持ってきたの。あまり日持ちしないから早く食べてね」
「ありがとう。これから二人でどこかお出かけ?」
「そうじゃなくて、知りあいのところにも届けようと思って。じゃあね」
これも早速いただく。
モモやスモモとは違って甘みより酸味の方が勝っていた。
いろいろの実りが届くうれしい此の頃である。

庭では青と白のアスターが少し咲きだした。
赤いのもこれから出てくるだろうか。
  
   アオサギが羽音立てて下の川から飛び立つ何かが抜けていくような夏の終わりの静かな情感  (上武旋転子)

愛甘水

ネクタリン

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ブラックベリー(blackberry) ~友情は~
- 2023/08/25(Fri) -
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ブラックベリーは花と実りを長く楽しめる木苺(キイチゴ)。
つる性で、そばに並び立つラズベリーの上を数メートルの長さで横に伸びている。

その薄いピンク色の花が咲きだしたのは6月に入ったあたり。
そして7月の末頃からはラズベリーの2倍ほどの艶やかな実も採れ始めた。
未熟の色は茶赤だが、熟すと黒くなる。
それがまだ今も収穫できる。
もっとも私の知らないうちにヒヨドリもたくさん食べているよう。
そばに行くとさっと飛び立つ姿が時々あるのだから。
しかもちゃんと赤いのは残して黒だけをと、賢い。

高校時代の友人から電話があった。
せんだってご主人を亡くされた。
訃報に接し、私からのお届けに対するお礼だった。
その昔、語り合い高め合い切磋琢磨する男女二人ずつの四人の仲間がいた。
それは一期校二期校という分類呼称のあった古い時代のことである。
そしてそれぞれは志望する大学に入ることができた。
彼女はそのうちの一人。
長き歳月を経ても今なおその友情は続いている。

   秋明菊のつぼみ膨らみこの花の咲く日を待ちてそっと手を触れる八月下の頃  (上武旋転子)

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アサガオ(朝顔) ~朋遠方より来たる~
- 2023/08/18(Fri) -
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小中高と同じを過ごした旧友が訪ねてきた。
今は東京郊外に住んでいる。
私とは初対面になる奥様を伴い、高速に乗って10時30分に到着した。
2019年の高校の同期会で意気投合し、個人的に会う機会を作ろうと約束した。
それからおよそ4年の歳月が過ぎて昨日実現した。
ハチノコを炒めたものを家人が出した。
はたして箸をつけるかどうかと思ったが、初めてだという奥様は「香ばしくておいしい」と残さずにすべてを口に運んだ。
都会の人にとっては物珍しさもあってよかったのかもしれない。
少年時代、青春の頃。
私の忘れていたことや知らない出来事などもたくさん出てくる。
思い出話は尽きない。
今度は彼のお宅を訪問することを約して区切りを付ける。
当地で出荷の始まった「幸水」を一箱お土産として、14時20分に帰った。
10月に六本木に行く予定がある。
その折に会おうかと考えている。

   盆が過ぎ一つ二つと秋が見えて聞こえて朝の庭少し涼し (上武旋転子)

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ナシ(豊水) ~梨花序詩~
- 2023/08/16(Wed) -
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豊水を採ってお盆のお供えにした。

もとは新水と二十世紀とを加え三本があった。
その二本を伐り、この豊水だけが残った。

今年は四月中旬に花が咲いた。
これまでで最も早い開花におどろいたのを覚えている。
その清らかな白い5弁の花が好き。
甘くてジューシーな実はもちろん。

ところで坂村真民さんに梨の花と実を詠んだ「梨花序詩」という短い詩がある。
たまたま一昨日に書き写したところだった。

 花咲けば
 共に眺めん

 実熟せば
 共に食はん

 悲喜頒ち
 共に生きん

「相手を思いやる心で」と自分に言い聞かせる。

   油蝉いつか鳴きやみて遠くの薄青い山並みはなぜか寂しく秋の気配 (上武旋転子)

梨花序詩

豊水1

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梨の花053
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マリーゴールド(marigold) ~河原の草刈り~
- 2023/08/11(Fri) -
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家の南側は川になっている。
葦が生え、ミゾソバが広がり、ところどころからは葛やアレチウリが這い上がってくる。
それで川に降りて草払い機などを用いて刈る。
いつも梅雨前と秋雨に入る前の二回する。

長さにして数十㍍。
昨日それを一人で。
ひたすらに2時間半ほど。
汗が目に入る。
何度も顔を拭う。
肌着は絞れるほどに濡れ。

シャワーを浴びて着替える。
冷えた炭酸割りの柘榴酢を飲む。
アートガーデンに出る。
マリーゴールドが広がっている。
これは毎年こぼれ種からの花たち。
よく見ると色や形、花びらの数などが微妙に違う。
色について言えば、主たるオレンジのほかに黄色や茶や、それらが混ざって斑になるものなども。
調べると、マリーゴールドとは「聖母マリアの黄金の花」の意で、花言葉は「信頼、変わらぬ愛、濃厚な愛情」だとある。

   思い出す葉月の過去ありてふと口に出る独り言は風に乗って消えてゆく (上武旋転子)

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ルドベキア・タカオ(Rudbeckia triloba ‘Takao’) ~お墓の掃除をして~
- 2023/08/04(Fri) -
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いつも野菜をいただく義姉に柘榴酢を届けに行った。
猛暑続きの中でも畑作業をしてそれを野良着のまま持ってきてくださる。
少しでも体の栄養補給になればと。

チャイムを鳴らすと、軽やかな黒い上下の服を着て出てこられた。
「柘榴酢です。美容と健康にいいらしいですよ」
「ありがとう。上がって話していって」
「では、少しだけ」
冷えたトウモロコシと麦茶を出してくださった。
先ほどまでお墓の掃除をして、汗をかいたのでシャワーを浴びて着替えたところだったとのこと。
「お盆前にきれいにしておこうと思って」と。
頭が下がる。

一回りも違う歌人の義姉とは、気が合うというか心やすく話ができる。
そして一人の人間として女性として尊敬している。
帰りには白カボチャを一つ持たせてくれた。

庭に黄色いルドベキアタカオの花。
こぼれ種で増えてそこかしこに。

   庭に夏色の花盛りて「暑いですね」「ほんとに」「気をつけましょうね」「お互いにね」 (居山聞涛)

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ギボウシ(ミニホスタ・Mini Hosta) ~作品搬出の日~
- 2023/08/01(Tue) -
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ミニホスタが並びます。
低いところで小さな葉を広げています。
立ち上がった細い花茎に薄紫の小さな花が咲いています。
それにクマバチがやってきました。
猛暑続くこんな折に外を飛び回ってだいじょうぶですかね。

今日はグループ展の最終日です。
また長野まで行って作品を搬出してきます。
高速を走って伊那谷と善光寺近くまでの往復およそ5時間になります。
若い頃は長距離の運転も好きだったんですが、この歳になると疲れを感じます。
たぶん夕食時間までには帰ることができるでしょう。
予報では午後から久しぶりに雨のようです。
慎重にハンドルを握ることにします。

   連日聞く危険な暑さの言葉庭には涼む青大将もいてよいよ八月入り (居山聞涛)

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ミソハギ(禊萩) ~少しの疲れはあるけれど~
- 2023/07/28(Fri) -
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久々の高速に乗った長距離の運転。
相変わらず古い曲をかけながら。
仲間に会え、それぞれの作品を観て。
往復の5時間と展示。
少しの疲れはあるけれど。
さらなる励みに。

禊萩も咲く。
林立するように群れて淡紫色の花。
花をつぶさに見ると花びらには皺。
雄蕊の色は珍しいエメラルドグリーン。
奥には黄色い雌蕊。

夏には夏の花。

   夏の夕首にタオル顔に汗で義姉はスイカが採れたと届けてくれる (上武旋転子)

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義姉さんの野菜
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カサブランカ(百合・Casa Blanca) ~搬入の日~
- 2023/07/27(Thu) -
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アートガーデンではカサブランカも咲く。
先日訪ねてきたNさんを案内した時、その白い大きな百合の前で彼女は足を止め「ヤマユリですか」と訊いた。
「いえ、カサブランカです」と教えた。
それに鼻を付けて吸い込み、「強い香りですね」と言った。
そして「百合もいいなあ。庭にも植えようかしら」と。

今日はグループ展の搬入で県立美術館へ。
中央道、長野道、上信越道と高速をつないで長野市までおよそ2時間半。
7時半頃出れば飾り付けには十分間に合う。
久しぶりの遠出。
帰りには御射鹿池に脚を伸ばし、茅野の蕎麦屋で昼食を摂り、辰野美術館にも立ち寄ろう。
真夏の車中にかける曲は何がいいか。

   蟬時雨降りしきる中知人は立ち止まって百合に鼻を寄せ香を深く吸う (上武旋転子)

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オレガノ(oregano) ~突然で申し訳ありませんが~
- 2023/07/24(Mon) -
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昨日は草取りをした後、シャワーを浴び、着替えてアトリエで作業をしていた。
すると10:25、知人のNさんからショートメールが入った。
 突然で申し訳ありませんが、今日夕方4時ごろお伺いしてもいいでしょうか。
 ご都合をお知らせください。
たしかに突然ではあるが、特に予定もなかったので「わかりました。お待ちしています」と返した。

予定より10分ほど早く大根2本を持ってやってきた。
我が家から車で2分ほどのところに家を新築した彼女は6月初旬に一度訪ねてきた。
庭造りも始め、今いろいろと植栽を進めているとのこと。
それでもう一度アートガーデンや庭の木々を見たいのと、できればオレガノを分けてほしいということだった。
中にハーブだけを集めたエリアも作りたいらしい。
オレガノは今ちょうど咲いている。
それを3株掘りあげてポットに入れてお渡しした。

せっかくなので家にあがっていただき、少し話をした。
と、「友人がどうしても会いたいと言っているので、近いうちに一緒に伺っていいですか?」。
詳しく聞けば、私が昔仕事の上で関わったことのある方だった。
「もちろんいいですよ。私はいつでも大丈夫です」
「では早速彼女に電話して、二人の都合のいい日を見つけて連絡します」
若い頃の彼女の顔は思い浮かぶが、もう還暦を超えた歳になるのではないか。

出不精の私に最近なぜだかよく訪ね人がある。

   梅雨明けて二日になりぬ蝉なく庭を訪ね来し人と歩く快きおそき午後 (居山聞涛) 

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ヘリオプシス・アサヒ(Heliopsis Asahi) ~家人と野球~
- 2023/07/23(Sun) -
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家人のことである。

野球のルールはほとんど知らない。
打率とか防御率とかの導き方はもちろん。
ましてや勝ち投手の権利についてなど。
それなのに、最近はMLBの中継があるとほぼ見ている。
ただ一人のお目当ては、私と一緒にWBCを見て以来すっかりファンになった大谷選手。
ホームランを打つと「オオタニサ~ン、ヤッタア」と手を叩いて喜んでいる。
申告敬遠をされると「ア~ア」とがっかりしている。
投げていてピンチになると心配で見ていられなくなりトイレに行ったりする。
あの大きな岩山のあるホーム球場のアナハイムがどこにあるのかすら分かっていないのに。
すっかりそのスタンドで観戦しているつもりになって。

昨日は5失点ながら久々に勝利投手となり8勝目をあげた。
うれしくて堪らない様子で一人で盛り上がっていた。
野球の細かいことは知らなくとも“オオタニサ~ン”が活躍することに喜びを得ている家人である。
歳とってから新たな楽しみが出来たことはいいことと、テレビを見て一喜一憂している家人の姿を微笑ましく見ている。

私は昨日もアートガーデンの草取りでしっかり汗を搔いた。
今日ですべてが終わる予定。
その縁ではヘリオプシス・アサヒも咲く。

   梅雨明けという蝉の声を聞きながらこれからさらに暑くなるのかと空を見上げている  (上武旋転子)

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クロコスミア(Crocosmia・ 姫檜扇水仙) ~同期の会~
- 2023/07/20(Thu) -
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同期の会の案内葉書が届いた。

 長雨の候、ますますご健勝のことと拝察申し上げます。
 さてコロナで永らく中断を余儀なくされていました「○○の会」を下記のように計画しました。
 前回が、令和元年の8月でしたので、実に4年ぶりの開催となります。
 この間の各自の様子を語り合い、明日への活力を養う時間にしたいと思います。
 ご都合をつけて、ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。

毎夏に行われていた近隣郡市に住む仲間の会で、これまでずっと参加してきた。
三日ほど考えた。
欠席することにし、その旨返信した。
もうそういうのもやめて軽くしていこうと。

部屋からは座したままでガーデンテーブルの横にクロコスミアが見える。
燃えるような濃橙色が二列になって交互に咲いている。

   梅雨明けも間近になりぬ木漏れ陽の庭に火のごとき檜扇水仙の花 (居山聞涛)

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ゴデチヤ(Godetia) ~段ボール箱にメークイン~
- 2023/07/18(Tue) -
義姉さんのジャガイモ

「ジャガイモを掘ってきたの」と首にタオルを掛け、ツバ広の帽子に野良着姿の義姉さん。
抱えてきた段ボール箱には4㎏ほどのメークイン。
この尋常でない暑さの中で働いてきたというのか。
顔には汗が流れた後。
恐れ入る。

昨日私はゴデチャの咲く辺りを30分ほど草取りをしただけであった。

   付箋の付く頁を開いたら「歳を取るということは創造して生きてゆくということ」とあった (上武旋転子)

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ナンテン(南天の花) ~「不熟」~
- 2023/07/17(Mon) -
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草取りをする。
ラジオでは「危険な暑さ」に注意を呼びかける。
水分を補給する。
また取る。
汗がしたたり落ちる。
作業が遅い。
止めた方がいい。
予定の5分の1ほどだが。
「自分は大丈夫」という変な自信は戒めて。
安全第一と言い聞かせて。

南天の花が房状になって咲いている。
白い六弁花に6本の黄色い雄蕊と1本の丸い膨らみを持つ雌蕊。
小さいけれど色と形がバランスよく調和している。

私がナンテンを植えたのには理由がある。
難を転じるという意味ではない。
早世の日本画家とその作品との出会いからである。
30代の頃のことだった。
今それは実生からじょじょに増えて庭の東西南北に10本ほどになった。

   不熟と形容されし夭折の画家の情熱と苦悩を思いつつ南天の花を見ている  (居山聞涛)

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ヤエザキキキョウ(八重咲き桔梗) ~初蝉~
- 2023/07/15(Sat) -
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白い八重のキキョウも咲く。
花びらは軸を回転させた形で重ならないように二段になっている。
蕾は昔懐かしい紙風船のように膨らむ。
咲きかけ中の一つは、目があって鼻があって口もあってそれに髪も加わり、おさなごにも見える。
白い雌しべは先が5つに割れ小さなヒトデのようでかわいい。

向日葵と秋桜の下の草取りをした。
すると染井吉野から今年初めて蝉の声。
それもいきなり複数の合唱で。
ラジオから流れる女性パーソナリティーが選んだ曲は「夏休み」。

五泊六日の旅から家人が帰ってきた。
新幹線の中に雨傘を忘れたという。

    「落ちてきたら今度はもっと高く高く」と桔梗の蕾を見て口遊む (上武旋転子)

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ヘリオプシス(Heliopsis) ~初めての店~
- 2023/07/12(Wed) -
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昨日は近くにできた小さな店で髪を切った。
中に入ると椅子は一つだけ。
店内装飾や置かれた小物などにも手作り感が漂う。
オーナーは中年の女性。
仕事はとても丁寧で、手さばきにも技を感じた。
もちろん仕上がりには満足。
これからはここにしようと思った。

黄色い花のヘリオプシスがガーデンの縁に並ぶ。
Heliopsisはギリシャ語で「太陽の花」を意味するのだとか。
和名に「姫ヒマワリ」とあるのもなるほど頷ける。

   夏色に染まる庭辺の草取れば電線に郭公の来て歌う (居山聞涛)

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ブルーサルビア(Salvia farinacea) ~そうだ、今日は七夕だ~
- 2023/07/07(Fri) -
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穂波さんがジャガイモとナスとズッキーニを持ってきてくれた。
畑でいろいろ作っているのだが、なにせご主人と二人暮らし。
食べ切れないからといつもこうして折々の作物を。
ありがたい。

アートガーデンの一角にブルーサルビアが咲いている。
小さな花は生まれたばかりのヒナのように見えたりもする。

そうだ、今日は七夕だ。
静かに静かに夜空を眺めてみるか。

   もう欲もなく野心もなくただ静かに生きたい七月七日午前4時 (居山聞涛)

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ガクアジサイ(額紫陽花) ~何をやっているんだろう~
- 2023/07/05(Wed) -
青い額紫陽花050

昨日友人に小包を宅配便で送った。
家に戻ったら、中に入れるはずの封筒が残っていた。
急いで住所と宛名を書き、郵便局へ行って速達で出した。
何をやっているんだろう。

青い額紫陽花が中庭の小径で咲いている。
花の初めは芯が白から外へ青のグラデーションとなり、最後は青一色になる。
周りを取り巻く装飾花が欠けた不揃いのもよく見られる。

   若き日の若き心のまま今も友と語る幾年過ぎても変わらずに(上武旋転子)
 
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ユリ(百合) ~天日干し~
- 2023/07/03(Mon) -
梅の天日干し2

昨日は朝から晴れた。
気温もかなり上がった。
私は梅の天日干しをした。
大きい方の笊に13%の梅が3㎏。
小さい方の笊には10%の梅を2㎏。
庭に出してガーデンテーブルと角椅子の上に置いて。
途中、上下を返す。
今年もいい感じだ。
午後4時に室内に取り込む。
そんなことをあと数回すればいいはず。
梅干作りを始めてからもう10数年のキャリアとなる。

この時期、百合たちも動く。
2輪あった小さなオレンジの姫百合はすでに散った。
今は名前のしらない中輪の濃朱色のが咲いている。
近くにある小鬼百合や鬼百合などにも蕾がいくつも見られる。
カサブランカもだいぶ背が伸びた。
そういえば以前クロユリも植えたことがあったが、これは1年で絶えてしまった。
私は百合も好き。

   小さな百合に映画で見た戦禍の中の少女達の顔と姿を思い出していた6月23日 (実野滸人)

梅の天日干し1

梅の天日干し3

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朱色の百合053

朱色の百合052
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カラー(Calla) ~祥月命日~
- 2023/07/02(Sun) -
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義兄の祥月命日だった。
それで一人暮らしの義姉を訪ねた。
あらかじめ電話で行くこと伝え、都合のいい時間を聞いておいた。

車で数分で着く。
玄関に入る芝の中には2本の捩花が立っていた。
上がって先に焼香をした。
客間に移動するとテーブルの上には和菓子とシャインマスカットが置かれてあった。
お茶を淹れてくださった。
午後からある歌会の批評をパソコンでまとめ終えたところだったらしい。
20分ほどでおいとました。
シャインマスカット一房を持たせてくれた。

ピンクのカラーが三つ咲いた。
やわらかに巻く苞を覗くと中には棒状の黄色い花がある。

    「もう七月ですよ」と風が囁いていった頭にも心にも汗を搔かなくては (居山聞涛)

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