雪と石南花 ~五月の雪~
- 2015/05/22(Fri) -
五月の雪山1

一昨日は隣の市では気温が31℃まで上がったという。
私はギャラリーの中に居たが、たしかに暑い日だった。
そして昨日、いつものように早朝の畑仕事をしようと外に出ると、空気は冷んやりとしていた。
金時草、モロヘイヤ、ツルムラサキなど、植え付けの苗を用意してふと近くの山を見ると白い。
雪だ。
雪が降ったのだ。
ほお、5月下旬に雪か。
季節外れの珍しい光景にしばらく眺めていた。

目と手の相手を土に戻し、作業を始める。

訳あって全体に今年は作業が遅れた。
残るはあと一区画、これも早めに済ませよう。

道具を片付けて、戻る庭に大輪の石南花が一輪。
他のはずっと前に咲き終わっているのでこれはかなり遅い開花だ。

   石楠花や朝の大気は高嶺より   (渡辺水巴)

五月の雪山2

五月の雪山3

石南花5222

石南花5221
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セッコク(石斛) ~それぞれの居場所~
- 2015/05/21(Thu) -
セッコク151

そうでした。
そこにあるのを忘れていました。

カスミザクラの幹が分かれるところです。
樹皮が取れ、少し洞もできているところです。

セッコクが花を咲かせていました。
薄紫が二輪です。

目立たないところに目立たない花です。
でもそこが一番のお似合いです。

それぞれにそれぞれの居場所です。

  石斛や桜の洞のはざまかな  (あや)

セッコク152

セッコク153
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シラン(紫蘭) ~絆は時間を戻し~
- 2015/05/20(Wed) -
シラン151

先日、同級会があった。
急に決まったセッティングだったのにもかかわらず半数弱が集まった。
中には30年ぶりの顔も複数あった。

次々に席に着く友人に声が飛び交う。
「やあ、お久しぶり」
「何年ぶりだっけ」
その顔はすぐに、中学生の時と心に戻る。
「あった、あった」
「そう、そう」
「あの時さあ」
思い出に彩り豊かな話の花が咲く。
そして、細かいあのことそのことの出来事が映像となって蘇る。

互いの日常。
家庭や職業の営み。
社会的立場での苦労や喜び。
趣味への情熱。
親子の関係、介護のこと…。
話は弾む。

約2時間半、中締めとなり、ノンアルコールの私はここででお暇する。

翌日、話を聞くとその後二次会で深夜2時近くまで盛り上がったとのことだった。
共有した青春の時はかけがえの無い宝。
こうして互いが歳を重ねても、しっかりと絆を保ってくれることに心から感謝する。

庭の片隅には静かな紫蘭。

    吾知るや雑草園に紫蘭あり (高浜虚子)

シラン152

シラン153
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ジャーマンアイリス(German iris) ~ドイツ ヴァイツゼッカー大統領の演説~
- 2015/05/19(Tue) -
ジャーマンアイリス5192

ジャーマンアイリスは花びらがたっぷりとしている。
いろどりも多彩で、日本のアヤメ科の花々とはその趣がまるで違う。
まさに洋風で大陸的な大きさと豪快さがある。
庭では丁度その華やぐ時となっている。

そんなジャーマンアイリスに、なぜかドイツのヴァイツゼッカー元大統領の演説を思い出していた。
10数年前に手に入れた、岩波のブックレットにあった。
今、この時期。
もう一度読み直してみよう。

   アイリスを見ゆる一眼にて愛す  (日野草城)

ジャーマンアイリス5191
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ヒヨドリの卵  ~あっ、増えている~
- 2015/05/19(Tue) -
ヒヨドリの卵2

椿の枝に鵯の巣を見つけたには3日程前のこと。
中には卵が二つあった。

昨日、ドアのガラス越しに巣の中に居た親鳥と目が合った。
洗濯物を取り入れようと、静かにドアを開けたが親鳥は巣から飛び立った。
卵を温めていたのだろうかと、そっと中を覗くと何と卵が4つに増えていた。
もしかしたら先ほどは産卵中だったのかも。
ヒヨドリは日を置いて2度も卵を産むものなのか。
それにしても、巣のある場所がどうもいけない。
毎日開け閉めするドアのすぐそばにある。
これじゃ、おちおち落ち着いて抱卵もできないのではないかと、気の毒に思う。

抱卵、孵化、そして雛の巣立ちまで、できるだけ静かな環境作りに協力しよう。

  ビニールの混じりし鳥の巣に卵四つ  (あや)

ヒヨドリの巣2
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サクランボ(桜ん坊・桜桃)  ~早くしないと~
- 2015/05/18(Mon) -
サクランボ154

サクランボです。
実がなくなっているところもあります。
きっとヒヨドリさんが食べたんですね。
今日できるだけ取ることにしましょう。
「ヒヨドリのために作っているんじゃないんだから」と。
いつも怒られていますので。

小粒ですが。
一つ摘まんでみます。
まあ、家で食べる分には十分でしょう。

   幸せのぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ  (嶋田麻紀)

サクランボ153

サクランボ152

サクランボ155
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カキツバタ(杜若・燕子花)  ~いにしえの歌人の心で~
- 2015/05/17(Sun) -
カキツバタ151

杜若が一輪の花を開いたのは3日前でした。

   か  風さわやかに皐月の庭
   き  木々をこぼれる光あり
   つ  紡ぐ揺らぎに
   は  花一輪
   た  誰がために咲くや杜若
                       (あや)

二年前には私も平安の歌人に倣って、こんな言葉遊びを。

昨日の朝、庭に出ると、それは雨の中でしっとりと濡れて静かに佇んでいました。
閉じていたいくつかの蕾も、その結びを開き、趣のあるさまを見せています。

そして昨日は約30年ぶりの再会がありました。
「多くの人があって今の私がある」、そんな思いがしみじみと心に広がります。
さまざまな出会いに、すべての人に感謝です。

   燕子花高きところを風が吹き   (児玉輝代)

カキツバタ152

カキツバタ153

カキツバタ154
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