アマチャ(甘茶) ~移り変わる様~
- 2023/06/10(Sat) -
甘茶051

今は紫陽花の季節。

そして甘茶も咲く。
これも素朴な野の趣。
まだ咲き出してから少し経ったばかり。
そのだんだんに咲き進む移り変わりの様も味わい深い。
見ていると「謙虚であれ」と教えられている気がする。

家人が「換気扇フィルターを替えてね」と言った。

   天気予報を見てはその日のやること出来ることを考えている六月 (居山聞涛)

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ヒペリカム(Hypericum) ~玄関ポーチの左隅に~
- 2023/06/10(Sat) -
ヒペリカム051

昨日穂波さんがニンニクと大きなタマネギを持ってきてくださった。
そして「あら、蜂が巣を作っているね」と言った。
「えっ、どこ?」
「ほら、左の隅」
玄関ポーチを見上げると綺麗な蜂の巣にアシナガバチの女王バチが静かに動いていた。
まだハタラキバチの姿はない。
「ここはまずいなあ。明日の朝早くに取る」
私は毎年、蜂に2~3回は刺されている。

ヒペリカムは黄色い花。
中には太い雌蕊を囲んでたくさんの長い蕊。
すでに多くは散って赤い実になった。

   ジューンベリーの実を採ったこの時期花嫁姿の人も多いのかと想いつつ (上武旋転子)

ヒペリカム052

ヒペリカム053

ヒペリカム054

タマネギとニンニク

足長蜂
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ヤマアジサイ(山紫陽花) ~ここも梅雨入り~
- 2023/06/09(Fri) -
山紫陽花051

今、各地で紫陽花祭りが開催されているという。
庭でも少しずつ咲き出した。

先陣を切るのは山紫陽花。
いかにも野の花らしい素朴な佇まい。
周りを囲むやさしい装飾花と、中にあるたくさんの真花との対比の妙。
真花の丸い蕾が開き、中から蕊が一気に勢いよく飛び出す様もいい。

さて、ここも梅雨入り。
紫陽花は雨に似合う。
ちひろの絵のように。
   
   いにしえ人の歌の心に寄せ掌にあぢさゐと書いて思ひ出を包む (奈美あや)

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ドクダミ(十薬)~嫌いという人が多いようだが~
- 2023/06/09(Fri) -
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山茶花と李の下でドクダミが咲いている。
辺りを灯すかのような純白のかわいい花だ。
正しくいえば白いのは苞。
花はその上に立つたくさんの小さな黄色い部分で花びらはない。
漢字では十薬と充てられ、薬効が多く有ることからの名づけらしい。
葉も花も匂いが強い。
それを嫌いという人が多いようだが、私はそうは思わない。
繁殖力が強く地下茎を伸ばして広がり、知らないうちにほかの花の中に顔を出したりする。
見つけたらすぐ抜くようにして、そのエリアに留めている。
抜いた手にもその匂いが付く。

昨日採ったのは大実の茱萸。
木には固く鋭い棘があって、左の掌に深く刺さり、けっこう血が出た。
絆創膏を貼ってから食べた。

   寄り添うような深い匂いどくだみは一輪挿した指を離れず (郷羽三夜子)

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アスチルベ(Astilbe・泡盛草) ~遠目では分からない~
- 2023/06/08(Thu) -
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ふんわりとした円錐の形でアスチルベの花穂が立つ。
遠目では分からないがそれはごく小さな花の集まったもの。
そこには数え切れないほど多くの花が咲いているということになる。
そんな独特の咲き方には何かの利点があるのだろうか。
花言葉には「恋の訪れ」「自由」「繊細」などとある。
分かるような気もする。

   やさしき泡盛草咲くを見て我は我なりと言い聞かせる六月 (居山聞涛)

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ユスラウメ(梅桃の実) ~収穫しました~
- 2023/06/08(Thu) -
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4月初め、梅桃は白い花でした。
6月になり梅桃は艶のある赤い実になりました。
晴れた昨日、収穫しました。
たくさん採れました。
摘んだ籠を家人に渡しました。
洗って色の濃いのを30個ほど選んで小皿に乗せました。
残りのは全部ジャムにするそうです。
生で食べました。
見た目は桜桃(サクランボ)に似ていますが、糖度はそう高くはありません。
少しの酸味も入り、どちらかというとあっさり感のある素朴な味です。
六月にはいろいろな小さな木の実が採れます。

   心にも梅雨対策が必要黴びさせないように時々は干して (上武旋転子)

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ミズーリマツヨイグサ(ミズーリ待宵草・Missouri Evening primrose)~夕方に開く~
- 2023/06/07(Wed) -
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ミズーリ待宵草は夕方に開き翌夕には萎む一日花。
マツヨイグサよりかなり大きく掌くらいになる。
また花茎は上に高く伸びず、低く横に広がる。
黄色い花びらは萎み始めるとオレンジ色になり、最後は赤く閉じる。
毎日次々に花が咲き、次々に萎んでいく。
一匹の小さなアリンコが大きな花びらの上で遊んでいる。

昨日は来客があり、一緒にアートガーデン内を歩いた。
彼女は「この花は?」と尋ねた。
「アメリカが原産のミズーリマツヨイグサと言う花です」と教えてさしあげた。
そのあと家の中に入って1時間半くらいの語らい。
「今日はありがとうございました。いろいろとお話ができ、お伺いして良かったです。今度は我が家にもお出かけください」
歩いて10分ほどのところに家を新築したのだと聞いている。
そういえばご主人とは30年ほど前に2度お会いして話したことがあるが顔が思い出せない。
下の名前も知っているのだけれど。

週間天気予報を見ると曇や雨のマークが多い。
ここもそろそろ梅雨入りか。

   ビワの実がいくつも白鼻心に食べられているまだ熟していないのにせっかちだ (居山聞涛)

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サラサウツギ(更紗空木)~布染め花~
- 2023/06/06(Tue) -
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更紗空木も見頃。
高いところで八重の花が枝に満ちて。
蕾は桃色。
それが開くと白が加わり、さらに進んで白が主に。
その花の名は紅白混じりの様が更紗の染め模様に似ているということには因むのか。
花びらが細かく離れて少しずつ風に舞い散る。

「今さらですが、宮沢賢治の書を読んで精神の洗濯をしてみたいと思いました」と旧友からメールが届いた。

   真民さんは己のことを穢れている愚かであると言う私も更紗の花にこの歳までの生き方を尋ねてみる (上武旋転子)

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ヤグルマギク(矢車菊) ~雀がピョンピョン~
- 2023/06/06(Tue) -
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青い矢車菊はこぼれ種からの花。
一見八重のように見えるが、実はたくさんの小花が集まったもの。
それが放射状に外を向いて咲く。
中の小花は花びらより蕊が目立つ。
去年は白とピンクもあったので、これらも出てくるのを期待しよう。

近くに雀が降りてきて地面を突きながらピョンピョン歩いていた。
相変わらずかわいい動きをする。

   多重人格のごとその時々人ごとにさまざまな顔と心で上手く演じている私 (居山聞涛)

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ゲラニウム ブルックサイド(Geranium Brookside) ~毎年咲く青紫の花~
- 2023/06/05(Mon) -
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ゲラニウム ブルックサイドはフウロソウ科の花。
次々に咲いてやさしさを日々届けてくれる。
花びらは青紫で丸味を帯びた形になる。
その奥の芯の部分だけは白くなる。
雌蕊はヒトデのような形をしている。
このやわらかな花は宿根草なので毎年咲く。

   いいなと花を見ている私その花が微笑んで私を見ている六月 (上武旋転子)

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オモト(万年青の花) ~トウモロコシのようにも見える~
- 2023/06/05(Mon) -
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オモトは庭に10株を超えてある。
なぜそれだけあるかははっきりしたことは覚えていない。
正月用の縁起物として買った赤い実の鉢植えを地に下ろしたような気もする。
それが少しずつ増えていったのだと思う。

今それらに花がある。
花といっても普通の花とはちょっと違う。
どちらかというとそのクリーム色や棒状の形はトウモロコシのようにも見える。

もともとは西日本から沖縄にかけての山地に自生している植物だとか。
そう考えれば、氷点下10度以下にもなるここ信州で長年生育しているということはすごいことに違いない。
真冬でもその青々とした葉を落とさないのだから。
それに繋がるのかもしれないが、それにしても「万年青」をオモトとはなかなか読めない。

寒くなった頃の赤い実も期待しよう。

   庭できょうも励まされ慰められている花の生命(いのち)と神秘に (居山聞涛)

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万年青の花053

万年青の花054
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ヒナゲシ(雛罌粟・虞美人草・ポピー) ~そして8ヶ月経ち~
- 2023/06/04(Sun) -
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去年の10月1日に私はヒナゲシの種を蒔いた。
そして8ヶ月が経ち、今賑やな様に。
長く伸びた茎。
その上にいろいろな色の薄いやわらかな花。
それは僅かな風にも首を振る。
だいぶ散ってきた。
その花びらを落とした形もかわいい。

七月の作品展の制作をしていた。
ダメだ。
やめた。
次への学びとしよう。
ゼロにしてやり直す。

    夢見る少女になります麦稈帽子を乗せてポピーの花の中で遠い過去 (奈美あや)

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バイカウツギ(梅花空木) ~柔和な白い花~
- 2023/06/03(Sat) -
梅花空木051

道で偶然に旧知の女性と出会った。
12年ぶりくらいだろうか。
立ち止まって少し話をする。
2年前に定年退職し、さらに同じ職場で週2日の勤務をしているという。
そして我が家から比較的近いところに最近新しく家を建てたとも。
「今度お宅にお伺いしたいと思います。家に帰って予定を確かめてから連絡しますがいいですか?」
「都合のいい日にいつでもどうぞ」
そして15分ほど後に訪問日時を伝えてくれた。

梅花空木も咲く。
純白の柔和な花だ。
やさしいというか、見ていると心がほぐれる感じになる。

   懐かしき知人と偶然の出会い話し方変わらず爽やかのままに道端で会話弾む (上武旋転子)

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コスモス(秋桜) ~6月3日は何の記念日~
- 2023/06/03(Sat) -
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先週からコスモスが咲いている。
見つけた時は「えっ、まだ五月なのに……」と驚くやらうれしいやら。
そして月は改まり、その数は少しずつふえつつある。
蕾もたくさん見える。
「秋桜」書けば情緒もあるが、今は夏に入ったばかりの6月。
もしかしてそれは早咲きの品種かもしれない。
それにしてもちょっと早すぎないか。

45分ほど車を走らせ、かわいい名の文具店まで出かけて新しい鉛筆削りを買った。
これまでのに比べてとても使いやすい。

   その数字の並びを見ていてなぜだか私だけの特別な記念日にしたくなった6月3日 (居山聞涛)

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