イチゴ(苺) ~手抜き不耕起栽培~
- 2016/05/30(Mon) -
イチゴ160

苺を収穫する。
大きさも形も不揃い。
でも甘さは十分。

畑はすべて鍬で耕している。
畝ももちろん鍬を用いて立てる。
ずっとずっとそうしてきた。

ところが、中に一箇所だけ何年もまったく耕さない場所がある。
それが苺。
基本的にはずっと植えっぱなし。
ほとんど手を掛けない。
時々する適当なばらまきの肥料やりと土よけの籾殻まきと手で抜く草取りだけ。
苗を新らしく植えなくも、毎年新しいランナーが出て自然に増えていく。
窮屈そうだが、自然に古いのは淘汰されているようだ。
つまりほとんど何もせずの楽々いちご園である。
でもこうして毎年何度も収穫できるからありがたい。
いわゆる不耕起栽培を実践しているのではない。
ただなんとなくこうして今日に至っているというだけのことである。

秋には一面の質素な紅葉、冬には姿を消し風雪に耐え、春には愛らしい白花の競演、夏に喜びの実を付けるを繰り返す。
見かけと違って、意外な程苺は強い。

私は農薬は一切使わない。
だから畑仕事の途中、ちょっと一休みと、一つ二つ三つ苺を採ってはその場で口にしたりもする。
安全だからというわけでもないだろうが、鳥もよく啄みに来ている。
半分囓られた苺を見ては嬉しくもなったりする。
どれだけ可能かは知らないが、この場所だけは今後も耕さず、苺の本来持っている力に任せて育てようと思っている。

  青春のすぎにしこゝろ苺喰ふ (水原秋櫻子)

イチゴ162

イチゴ161
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シャクヤク(芍薬) ~足の痛み~
- 2016/05/30(Mon) -
芍薬(紅)163

急に足に痛みが出た。
病院へ行った。
座薬と飲み薬をいただいた。
効いた。
だいぶ楽になった。

体も心も歳とともに衰えていくこと。
反射も感性も鈍くなっていくことも。

動かしていこう。
働かせていこう。
ぼちぼちと。
できることをできる範囲で怠りなく。

  芍薬に身の一箇所を意識せり   (鳴戸奈菜)

芍薬(紅)161

芍薬(紅)162
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ジャーマンアイリス(German iris・ドイツ文目) ~虹のごとくの彩り~
- 2016/05/29(Sun) -
ジャ-マンアイリス160

多彩な色のジャーマンアイリス。
目移りする程、楽しませてくれる。

同じアヤメ科であってもやはり和物とはどこか一味違う。

スパッ、スパッと切ってそのたっぷりを花瓶に挿す。
香りも広がり、部屋が華やぐ。

   アイリスを見ゆる一眼にて愛す (日野草城)

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ジャーマンアイリス168

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ジャーマンアイリス166

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ジャーマンアイリス163

ジャーマンアイリス162

ジャーマンアイリス161
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キショウブ(黄菖蒲)  ~同期会~
- 2016/05/28(Sat) -
キショウブ163

割烹で同期会があった。
幹事だった。
毎年行っているが、5月は初めてだ。
同じ職業に就いた同じ歳の仲間が集う。

案内の往復葉書には「今の心境、状況」を、創作熟語あるいは一文字で表す宿題が出されていた。
返信葉書に記されたその語がまとめられ、一覧表となって配布される。
誕生日の順番にその内容に触れつつ近況報告をする。
介護、趣味、ペット、健康、仕事、旅、家族、孫のことなどなど。
  念願だった47都道府県すべての旅を終えた、百名山の70峰を踏破した…。
  石焼き釜を作った、白内障を手術して奥さんの皺がはっきり見えるようになった…。
質問が飛び交い、話題が深まり盛り上がる。

次々に運ばれる料理はどれもが美味しい。
予定のコースが終わった後、「店主からのサービスです」と、全員に殻付きの大きな生牡蠣が振る舞われる。

こうして2時間半、来年の3人の幹事を決め、締めとなる。
不思議な縁で結ばれた25名(女性8名)の仲間達。
アルコール抜きの私だが、その気が置けない雰囲気は好きである。
1年後の再会を約束してそれぞれ帰路に就く。

家に灯りがともっている。
4日間の都会の旅を終えた家人も帰っていた。

   あやめ咲く野のかたむきに八ヶ岳   (木村蕪城)

キショウブ161

キショウブ164

キショウブ166

キショウブ162
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ヤマボウシ(山法師) ~花はどれ?~
- 2016/05/27(Fri) -
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ひらひらと。
白い花がひらひらと。
山法師の花がひらひらと。

でも、ほんとの花はその中の丸い小さなかたまり。

ひらひら。
白い蝶のように。
ひらひら。

山法師の白い花がひらひら。

    風音を過客と聞けり山法師   (鈴木鷹夫)

ヤマボウシ164

ヤマボウシ162

ヤマボウシ161
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シャクヤク(芍薬・氷点) ~朝陽を受けて~
- 2016/05/26(Thu) -
氷点164

朝、庭に出ると芍薬に朝陽が射していた。
たっぷりと重なる白い花びらは少しばかり陽の色に染まっている。
蕾は紅色で縁取られ、開くにつれその色を隠していく。
優雅でいて繊細でもある。

午後からは雨の予報という。
多くの花びらは打たれて散るのかも知れない。

   そろひ咲く白芍薬よ朝の庭  (阿部ひろし)

氷点163

氷点162

氷点161
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セッコク(石斛) ~土の上で咲いた~
- 2016/05/26(Thu) -
セッコク162

このセッコクを手に入れたのは確か数年前のことだった。
植える場所は霞桜の又にした。
それからずっとそこで咲いてくれていた。

この花が咲くのを見て、私は去年次のように記していた。

  そうでした。
  そこにあるのを忘れていました。
  カスミザクラの幹が分かれるところです。
  樹皮が取れ、少し洞もできているところです。
  セッコクが花を咲かせていました。
  薄いピンクが二輪です。
  目立たないところに目立たない花。
  でもそこが一番のお似合い。
  それぞれにそれぞれの居場所。

   石斛や桜の洞のはざまかな (あや)

今年三月、大きくなりすぎた霞桜を伐り倒した。
到底、自分の手に負えるものではないので森林組合に委ねた。
二日がかりで切り株の姿になった。

そう、伐る前に霞桜から移動させ、福寿草のそばに植えたのである。
それがこうして土の上で咲いた。

少し元気がないように見えるのは、本来の居場所でないからなのだろう。
もともと着生蘭であるこの花にとって、一番生き生きできる環境はやはり木の上。

庭を見渡した。
渋柿にかっこうの又がある。
咲き終わったら、そこへ移してあげよう。

セッコク161
2015/5/21 霞桜の上で咲く石斛
セッコク152

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