ヤマボウシ(山法師) ~やわらかに反る~
- 2017/05/29(Mon) -
ヤマボウシ170

ヤマボウシの白い花が数日前から咲く。

4枚の花びら(実は総苞)はうねるようにしてその先を少しとがらせる。
中央の丸いかたまりが本来の花らしい。

風にひらひらり。
その揺れるさまが涼やかさを感じさせる。

その上を燕が颯爽と抜けていく。

   風音を過客と聞けり山法師  (鈴木鷹夫)

ヤマボウシ171

ヤマボウシ172

ヤマボウシ173
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オオタツナミソウ (大立浪草) ~今年も届く通知~
- 2017/05/29(Mon) -
オオタツナミソウ171

往復葉書で「○○会のお知らせ」が届いた。
同じ年度に同じ職に就いた仲間の同期会である。
日はその年の幹事任せで、5月だったり秋冬の時も。
今年は7月7日だという。
年に一回の再会ということで、七夕を意識したのかもしれない。
それぞれの変容や近況を楽しみにしつつ、出席の旨返信した。

三人ずつの回り番で幹事をしていて、私は昨年終えた。
順番を数えると次はだいぶ先になるが、はたしてその頃には…。

青紫の花はオオタツナミソウ。
人が踊るような形が面白い。

  岩ヶ根の立浪草に雨あらく  (林紫楊桐)
 
オオタツナミソウ172

オオタツナミソウ173
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マユミ(檀・真弓) ~小さくても花は花~
- 2017/05/29(Mon) -
檀の花171

真弓の木に淡い黄緑色の花。
花というにはその4弁の花びらはあまりにも小さい。
緑葉に紛れ、そこに花がある事さえ見逃しそうである。

香りや色や形や大きさに華のある花。
対し、こうしてひっそり目立たずの地味な花。
“みんなちがってみんないい”
それぞれに意味ある存在。

そういえば昔、「真弓」という名の女生徒がいた。
何十年も過ぎて、今でも顔を覚えている。

   花まゆみ女人の私語の語尾弾み  (大石悦子)

檀の花172

檀の花173
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キショウブ (黄菖蒲) ~和の趣だが~
- 2017/05/28(Sun) -
黄菖蒲672

黄菖蒲も咲く。
一日花で、次々に替わって咲く。
緑の葉とのコントラストが美しい。
絵のモチーフにもなりそうな和の趣を思わせるが、実は外来種。
ひじょうに繁殖力が強い。
できるだけ増えないように、新たな株は抜くようにしている。
他への影響から、致し方ない。

なにごともそれぞれが立ち行く形こそ大事。

  風の声と光の中の黄菖蒲かな (あや)


黄菖蒲666

黄菖蒲648
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ナシ(梨) ~花付けから一月が過ぎ~
- 2017/05/28(Sun) -
梨の摘果171

梨の花付け(受粉作業)をしたのは4月下旬。
それから約一月が過ぎ、木には葉も茂り、白い可憐な花は姿を小さな丸い実に変えた。
摘果をする。
かたまる数個の中から、形や大きさを見極めて一つを選び、他を摘みとる。
栄養をそれに集中させることで、膨らみ、大きさを増し、良質の果実となる。

幸水、豊水、二十世紀の3本の細い苗木を植えたのは18年ほど前だったか。
今では素人栽培ではあるが、それなりの収穫を得られるようになった。
“蒔かぬ種は生えぬ”ではないが、木も植えればいずれ実りを結ぶものである。

この先は虫や病気との闘いであるが、私は消毒をしない。
農薬を使わず、土の力、木の生命力、自然の力にまかせている。
時々見ては可能な限り手で処理する。
こうして楽しみながら、秋の実りを待つ。

夏も近づく。

   夏めくや庭土昼の日をはじき  (星野立子) 

梨の花20170426

梨の摘果172

梨の摘果173
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ナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ)  ~この樹は?~
- 2017/05/27(Sat) -
ナンジャモンジャノキ170

白い花で覆われるのはナンジャモンジャノキ。
今年もまた目を楽しませてくれる。
目を近づければ、花は4枚の深く切れ込んだ細くてやわらかな花びら。
一つひとつは地味だが清爽感がある。
ヒトツバタゴが本来の名だが、ナンジャモンジャノキの方が一般的には通っている。

道行く人からその名を尋ねられ、「ナンジャモンジャノキ」ですと言ったときのその「?」の反応…。
まさにナンジャモンジャの顔。

ところで、「生まれは甲州鶯宿峠に立っているなんじゃもんじゃの股からですよ」と詠ったのは歌人山崎方代だった。
3坪ほどの小屋に住み、一生独身で定職も持たなかった彼の生き方は“こんなもんじゃ”。

  郭公の鳴くをし聞けばしなのなる (山口青邨)

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ナンジャモンジャノキ172

ナンジャモンジャノキ173

山崎方代171
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ヤエカラマツソウ(八重唐松草) ~チョットコ~イ~
- 2017/05/27(Sat) -
八重唐松草171

早朝から大きな声がら聞こえてくる。
「チョットコーイ、チョットコーイ」と。
その主は小綬鶏。
ついつい「ハイハイ、ワカッタワカッタ」と応えたくにもなる。
五月下旬、いろいろな鳥のさえずりが耳に届く。
リズム、高さ、長さも様々に。

そんな声が響く下で顔を出すのは小さな八重唐松草。

  小綬鶏鳴き万嶽に朝の日あふれ   (村山古郷)
 
八重唐松草172
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