アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉) ~心にも夕立を~
- 2015/07/31(Fri) -
アメリカ芙蓉151

アメリカ芙蓉は濃いピンクの花。
掌よりも大きなふわりとした花。
うだる暑さをものともしない花。
強い、強い、元気。

♪水やり、夕立、セミの声~。
私にも夕立がほしい。

七月が終わる。
どうする?

  おもかげのうするゝ芙蓉ひらきけり (安住敦)

アメリカ芙蓉152

アメリカ芙蓉153
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カーネーション(carnation・和蘭撫子) ~美しいしぐさ~
- 2015/07/30(Thu) -
カーネーション151

カーネーション?
そう。
今時?
そう。
真夏に?
そう。
変というか、かわいそう。
そうかな。
だってこんな灼けるような猛暑よ。
はなもいろいろさ。
普通は春というか、5月のイメージだけどなあ。
いいじゃないか、あつさがすきなきまぐれなやつがいたって。
カーネーションの花言葉知っている?「激しい愛、 女性の愛、熱愛、美しいしぐさ」だって。
おっ、いいね。

  炎ゆる日のカーネーションを屈み見る  (あや)

カーネーション152

カーネーション153

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ムクゲ(木槿) ~はたらく~
- 2015/07/29(Wed) -
白木槿151

働くとはね、端(はた)を楽にさせることなんだよ。
字を見てごらん、にんべんに動くと書くだろう。
そばの人、周りの人が気持ちよく動きやすいようにすることなんだよ。

職に就いたばかりの若い頃、同僚の先輩がそう話してくれた。
自分が何事もなく、円滑に働けるのは周りの「はたらく」があるのだと。
ちょっとのこと、小さな事でも思ったら、考えたら、気づいたら動きなさいと。
それ以来、その言葉を大事にしてきた。

広げて考えれば、これはなにも職場だけのことではない。
家庭にあってもそう、家族間でも互いが「はたらく」ことなのである。
それぞれがやって当たり前と思うことなく。

真夏の空に白い木槿が映える。
この暑い空の下でも働く人、はたらくひと。
なぜか、昔のそんなことが思い出された日。

  白木槿まいにち咲いてまいにち淋し  (山口青邨)  

白木槿152

白木槿153

白木槿154
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ユリ(百合・カサブランカ・Casa Blanca) ~ああ、いい香り~
- 2015/07/28(Tue) -
カサブランカ153

欅の幹の脇、ハギ江戸絞りの枝をかき分けるように大きな白い百合が顔を出す。
カサブランカだ。
強い芳香を放っている。
ああ、いい。
鼻にすーっと吸い込む。

だいたいにしてその場所は気の毒。
歩く姿をたとえられるその立ち姿も百合の魅力。
しかし残念だが、真っ直ぐに伸びた茎や葉はほとんど見えない。
百合の美を十分に引き出せずだ。
ごめん。
毎年この場所で、文句も言わないのだから…。
聞いてみよう。
「どう、引っ越す?」

   風吹けば白百合草を躍り出づ   ( 山口青邨)

カサブランカ151

カサブランカ150
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グラジオラス(Gladiolus・唐菖蒲) ~暑くても花は愚痴言わずに~
- 2015/07/28(Tue) -
グラジオラス2151

人には辛い連日のこの猛暑。
フウ、フウ、フウー。
塩分補給。
ボトルの携帯。
欠かせぬ帽子。
外出にハンカチ、作業に手ぬぐい。
フウ、フウ、フウー。

最高気温が何度。
熱中症で何人。
毎日のことでその数字にも麻痺してしまう。

思考も深まらず滞る。
手の動きも効率悪く、巧緻ままならない。

少し遅れて開いたグラジオラスたち。
淡いレモンとピンクの合わせ。
薄い黄緑色。
優しいピンクに白の斑入り。

暑いといえども愚痴言わずに花は咲く。

   グラジオラス咲く向き揃えてみな東  (あや)

グラジオラス2152

グラジオラス2153
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ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) ~花のある生活~
- 2015/07/27(Mon) -
ルリタマアザミ151

休日の朝、電話が鳴る。
「そちらに、ルリタマアザミはあったかな」
「ノアザミなら土手にありますが」
「それじゃないんな、丸いルリタマアザミな」
「いやあ、はじめて聞ききます」
「そうかな、じゃあ持って行くもの。2時頃はおるかな」
「はい」
電話を掛けてきた優しい声の主はいつもの叔父。

午後の灼けるようなさなか、数輪の花を持ってきてくださった。
初めて見るその花は、まさに瑠璃色の玉をした薊だった。

「今、うちじゃあ、たくさん咲いているんだに」と。
「よかったら、見に来てくんな。午後なら、いつでもいいでな」
「近いうちに二人でおじゃします」

早速ガラスの花瓶に挿す。
「種ができたら、また届けるでな。たぶん、つくと思うで」
「いつもすみません」

「このあいだいただいていった八重の紫陽花、あれをお隣さんにもあげたら、珍しいって喜んでな」
「で、また少しもらえるかな」
「わかりました。では4、5本剪ってきますね」

80半ばの一人暮らし。
穏やかな顔。
庭の草花を愛で、四季折々を歌に、句に詠む。
家中に花を活ける。
そして季節の紙細工。
張りのある生活。
そんな叔父の豊かさ…。

   第一花王冠のごと薊咲く  (能村登四郎)

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ルリタマアザミ153

ルリタマアザミ154
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ハギ(萩・江戸絞り)  ~風のなすままに~
- 2015/07/26(Sun) -
エドシボリ151

萩、江戸絞り。
白地に淡い紅色。
細筆で描いたような数本の線。
それはなるほど絞り染めの模様。

ふう~、猛暑日。
風に揺れる萩を見ると少しは涼しい。

  この萩のやさしさやいつも立ちどまる (高浜虚子)

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