ガクアジサイ(額紫陽花) ~子どもの願い、大人の願い~
- 2015/07/07(Tue) -
ねじれ額紫陽花151

誰かが言った。
雨には紫陽花が似合う。
誰かが言った。
紫陽花には雨が似合う。

青いねじれの紫陽花が雨の中にある。
雨の中に青いねじれの紫陽花がある。

七夕飾りに幼い文字で綴られた夢ある純な言葉。
大人にも、いやいくつになっても深い思いを込めた短冊は必要だ。
とくに昨今の世情に於いては。

牽牛と織女は無事に逢えただろうか。
天河の波よ穏やかであれ。

  七夕の一粒の雨ふりにけり (山口青邨)

ねじれ額紫陽花152
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ヘリオプシス(Heliopsis ・菊芋擬・姫向日葵) ~目に見える夏の色、夏の形~
- 2015/07/06(Mon) -
ヘリオプシス151

「ジャガイモ掘ってきてえ」
「どのくらい?」
「一株~」
食事前にはそんな声がかかる。
今年の男爵の出来は良い。
その大きさ、そして数も。
他の夏野菜の実りも順調だ。
「キュウリも2本~」
私植えて育てて採る人、あなた味よく作る人。
そんな役割分担。

明日の早朝、男爵すべて掘ることにする。

今盛りとなっている黄色い花はヘリオプシス。
和名で菊芋擬(キクイモモドキ)や姫向日葵とある。
小さな花蜘蛛が遊んでいた。
身のまわりは夏色、夏の形。

   くさぐさの色目や夏のおもむきに   (上川井梨葉)

ヘリオプシス152

ヘリオプシス153

ヘリオプシス154
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ウメ(梅・豊後) ~梅干し作り~
- 2015/07/06(Mon) -
梅151

2㌔の梅を漬けた。
私の梅干し作りは3年目である。

採るのは色が少し色づき始めた豊後梅。
びくを腰に付けて脚立に登る。
今年の実りはいつもの年に比して少なく、およそ4割ほどの収量だった。
その理由はよく分からない。

傷や形を確かめ梅干しに適したものを選別する。
水洗いし、蔕を竹串で取り除く。
粗塩とその半分のきび糖を入れて混ぜ合わせ、それに梅を入れ全体に行き渡るようにまぶす。
まずはそこまで。
一週間後、梅酢が上がってくるのを待って、次の作業はそれから。
知った風だが、すべてレシピを見ながらである。

去年、おととしとうまく漬けることができた。
自分でいうのもなんだが、見た目も味も申し分なかった。

今年もいい梅干しができるように、この後の天日干しの作業も丁寧にしていこう。

  梅の実を盥にあける音のよし  (野村喜舟)

梅152

梅153
(一昨年初めて作った梅干し)
梅干し
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ツキミソウ(月見草) ~咲く姿を~
- 2015/07/05(Sun) -
ツキミソウ151

「ツキミソウは出てきたかい?」
「いえ、その気配がないです」
「今うちじゃたくさん出ているんだに」
「場所が悪かったんですかね」
「そうかな、じゃあ、また持って行くもの」
そんな電話でのやりとり。
先日、叔父が訪ねてきてくださったのはそういうことだった。

叔父の庭では毎年たくさん咲く。
昨年の今頃、月見草の花と一緒に種を持ってきてくださったのだった。
私はそれを陽当たりいいところ、日陰、半日陰と3カ所に分けて蒔いておいた。
しかし、育ちに丁度の今、庭にその姿はない。

そして今回、爪楊枝の器に入れた実生の苗とそして小袋にたくさんの種。
「あまり肥えていないようなところや、さばつちがいいんだに」

お茶を飲みながら若い頃から趣味としてきた蝶採集の話などをお聞きする。

「おやおやいい時間だ。植える場所を見るかな」
一緒に庭に出て、良さそうなところを示してくださる。
「そこらにやってみて。しばらくして出ないようだったら言ってくれればいいもの」
「軽くさっと土をかぶせるだけでいいんだに」

叔父が帰られた後、私は印を付け場所に種を蒔いた。
苗はモミジの下に植えた。
花となる日が訪れることを楽しみにしつつ。

ツキミソウは初め白く、日を跨ぐとピンク色になって萎んでいく。
素朴で可憐な儚い一夜花だ。

  月見草ひらかんと身をよぢらせて  (青柳志解樹)

ツキミソウ152

ツキミソウ153

ツキミソウ154
(去年届いた時の月見草)
ツキミソウ123
((時間とともに薄紅色に)
ツキミソウ124
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ガクアジサイ(額紫陽花) ~額を剪る~
- 2015/07/04(Sat) -
八重額紫陽花151

 「ほお、珍しいなこの八重」
 「これ、3本ほど貰っていっていいかな」
青い八重の額紫陽花を見て仰る。
 「どうされます?、植えるようでしたら、根を付けて掘りますけど」
 「いや、そうじゃないんな。玄関にでも活けようかと思って」
 「わかりました。ちょっと待っててください」
私は部屋から、剪定鋏取り、緑色の小さなガラス花瓶に水を入れて戻る。
 「この真っ直ぐに伸びたのがいいな」
叔父が自分で見繕ったのを私は3本剪る。
花瓶の口にラップを巻いて車の中で水が跳ねないように。

工事の関係で家の前の道路は迂回の車で交通量が多くなっている。
私は道に出て、庭から出るのを誘導する。
 「お気を付けて」

時々訪ねてきてくださる。
80の半ば過ぎての一人生活。
すべてを自分でこなし、靴も磨かれ身なりもぱりっとしている。
そして工作、句作と常に潤いある生き方をされている。
そんな叔父の昔の話を聞くのが私は好きである。

   会のたび花剪る今日は額を剪る (高浜虚子)

八重額紫陽花152

八重額紫陽花153
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ツクシカラマツソウ(筑紫唐松草) ~手花火のごとく~
- 2015/07/04(Sat) -
ツクシカラマツソウ152

小さな小さなほんの小さな花が咲いている。
ほかの草花に紛れてひっそりと。
白の中にほんのりと薄紫色。
糸のように細く、その先を絞る。
それが放射状に伸びる。
そう、まるで線香花火のように。

最後に手に花火を持ったのはいつの頃だったか。

一株のツクシカラマツソウ。
私に見られるためだけに今年もそこに咲く。

  手向くるに似たりひとりの手花火は  (馬場移公子)

ツクシカラマツソウ153

ツクシカラマツソウ151
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ガクアジサイ(額紫陽花) ~優しい色ね~
- 2015/07/03(Fri) -
ピンクの紫陽花152

義姉が訪ねてきた。
福岡のお菓子を頂いた。
単身赴任で勤めている息子さんからのお土産。
そしてまた近々転勤になりそうだとの話。
今度は大阪か名古屋だという。
家族をおいての広域の転勤…。

庭の紫陽花を一緒に眺めつつ、いろいろと花談義。
「この紫陽花、優しい色ね」と手に触れて言ったのはピンクの額紫陽花。
「そうですね」と相づちを打つ。
虻も留まる。

寡婦となって3年が経つ。
歌人としてのその活動は衰えることはない。
そんな義姉から私たちはいろいろな生活の智慧を学ぶ。

    優しい色ねと義姉が言う額紫陽花  (あや)

ピンクの紫陽花151

ピンクの紫陽花153

ピンクの紫陽花154
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